あらすじ
役職定年・親の介護・子供の教育の仕上げ……
人生100年時代は、50代の決断で差がつく!
人材育成のエキスパートが大公開! 理想の人生を手に入れる55の秘訣
50代というのは、仕事においても家庭においても多難な時期だと言えます。
・子供の教育の総仕上げ
・親の介護、看病、見送り……
といったライフイベントが迫る一方、
・別会社へ転籍になる
・役職定年を迎える
・給与が3〜4割程度減らされる
・部下が上司になる……
といった厳しい現実にさらされます。
そして体力も落ち、経済的な不安も増し、人付き合いにも疲れてきます。
しかし、そうした悩みを抱えつつも、自分の中の希望や可能性を見つけ、新たな選択をしていけば、きっと道は開けます。
30年以上人材育成に取り組んできた著者が、自らの50代の経験も生かして、後半生をいかに豊かに自分らしく生きていくか、55の秘訣をアドバイスします。
50代は人生のマネジメント次第で、今まで育てた果実を手にできる一番愉快な黄金期です。そのために、思考・感情・言葉・行動を整えていきましょう!
※本書は2017年10月に海竜社から出版された『50代から実る人、枯れる人』の新装版です
【目次】
第1章 現実を知る
第2章 人間関係を整える
第3章 心を整える
第4章 からだを整える
第5章 仕事を整える
第6章 生活を整える
第7章 希望を整える
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このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
20230814
50代から実る人。
会社での強みが役立たないことを知る。
人生を幸せにするものに気づく。
家族との温度を高める。
明るく気軽に声を掛ける。
日頃から大事な人に感謝を伝える。
人の評価から自由になる。
損得を越えて行動する。
楽しい事、好きな事を選ぶ。
天から借りたボディスーツを大切にする。
目には見えない報酬を稼ぐ。
毎日事に幸せを感じる。
お金に困らないシステムを作る。
Posted by ブクログ
ターゲット層がごく絞られている本ですが、その分アラフィフへのエンパシー強め。
役職定年お疲れ様 → あー、パパ友のオンライン飲みでよく話題になってるねえ。親の介護 → オヤジのボケ、うちも始まりました。子供の教育の仕上げ → 子供が二人とも私立の高校いって財布が壊れました泣、等々、あーやっと俺の気持ちわかってくれる人が出たわあ、みたいな気持ちになります。
・・・
で、内容のノウハウですが、はっきり言うとどの年代でも必要なスキルの話が多く、内容も特に目新しいものはありません。どのページも実る人は〇〇、枯れるひとは××、と人生を簡単に二分法でまとめられると、うーむ、って黙ってしまいます。ただ、一つの業界で生き抜いた筆者の意見は、やはり響くものがありました。
一例を挙げますと、「人生を幸せにするものに気づく」にあるマーク・トウェインの引用の孫引き
「かくも短き人生に、争い、謝罪し、傷心して、責任を追及している時間などない。愛し合うための時間しかない。それがたとえ一瞬に過ぎなくても、良い人生は良い人間関係で築かれる」(P.36)
どうですか。美しいじゃないですか。
友人知人がちらほら鬼籍に入りだし、親の老いを見て、さらに自分の体でなかなかの不具合が見つかったりすると、どうしても死を意識します。そんな時にくだらない喧嘩とかしている時間はないんじゃね?ってまさにその通り。本当に大事な関係は誰となのか、そして多少の欠点は受容する心の広さを持とう、と思いました笑
あとは「発言をマネジメントする」(P.59)の箇所もなかなか。ベテランなりの矜持をもって自分の思いやノウハウを発信すべし、と勧めます。
これなんか私、海外のローカル社員として、日本の本社から派遣されてくる若い駐在の子なんか見ると、感じるところありです。一部の子はもうめちゃくちゃで、喋る気とかなくなることがあります。英語も業務も根回しや段取りも含めてそのレベルかと。別に部下でもないし増してや自分より良い給料もらってるんだから、勝手に傷ついて学んでよっていうのが最近の気持ち。でもこういうの読むと、まあ老婆心くらいはちょいと示しておいた方が良いのだろうな、と。
それ以外にも色々ありますが、全般的にはペースダウン、大事なものの選別、というのが通底する方向性かと思います。
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ということで、いわゆるハウツー系、自己啓発系でした。
タイトルほど浅薄な内容ではないですが、新奇さがある内容でもなかったかと思います。中高年の方が悩むポイントが書いてあるので、ドンピシャの年代の方、あるいは、人事関連の業務に就かれている方で若い方とかは参考になったりするかも、ってちょっと思いました。