【感想・ネタバレ】詩とは何かのレビュー

あらすじ

現代における「詩」の本質とは? 世界最高峰の詩人の1人、吉増剛造が60年の詩業の果てに辿り着いた境地を縦横無尽に語り尽くす。
現代最高の詩人による究極の詩論、ついに登場! 世界大戦、原爆、そして3.11。数多の「傷」を閲した現代における詩の意味を問う。いわゆる詩人の範疇を超え、カフカ、ベケット、石牟礼道子などの「書いたもの(エクリチュール)」へ。さらには文学さえも越え、ジョナス・メカスの映画、ゴッホの絵画、そして音楽にまで。縦横無尽に芸術ジャンルを横断し、あらゆる芸術行為の中に「詩」の真髄を見出す。詩の根源、すなわち「芸術」の根源へと肉迫する稀有の作品。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

詩とはなににか。言語で語り得ぬものを言葉という符号によって表現しようとする試みであると理解した。語り得ぬものは何か。それは例えば舞踊や音楽や絵画で表現されるもの。これを敢えて「言葉」で表そうとして、まだ見ぬ言葉の代替的な使い方を新たに見出そうとしていく試みなのだ。その時詩人は、表現を受け取る相手を想定するのだろうか。深く潜れば潜るほど表現の発信者と受信者の境界は曖昧になる。なぜ、「言葉」だけにこのような多用的な一面があるのか。思考の最小単位たるファンダメンタルなものであるからか。いや、元々は数ある意思伝達手段の1つに過ぎない物であろう。書くことが生まれて、視覚と聴覚の2つの感覚に同時に訴えることができるツールであるからだろうか。いや、舞台やスポーツがある。恐らく、人間が言語を理解することが日常的な活動で手垢がこびりついているからこそ、そこから浮遊しようとする活動自体にある種の快感性・芸術が宿るのではないか。

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2022年08月21日

Posted by ブクログ

ぼんやりと言ってることはわかるけど、きちんと説こうという気持ちは薄いのかも。前に押し出す言葉と、置きにいく言葉が混じってて、面白いといえば面白いけども。

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2022年01月21日

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