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Posted by ブクログ
「歳を取ったら、おばあちゃんみたいになりたい」と、我が娘が評する実母。
明るくて優しい自慢の母ではありますが・・・楽しいおしゃべりが、いつの頃からか同じ話のリピートに!
『第4章 母親をつき放しつつ喜ばす方法 /情報交換ではなく、情を交わす』に、『母との会話の目的はただ一つ。母を癒すこと。』とあります。
現在は繰り返しの話にイライラした時期は過ぎ去り、「はい、はい」と聞き流していました。(母よ、ごめんなさい。ちなみに、出来た娘(孫)はちゃんと聞いています)
でも、目的を『母を癒す』に変えると"優しい心"で聞ける♪と嬉しくなりました。目から鱗です。
黒川伊保子さんの著書は、『夫婦脳』(十年ほど前)からお世話になっています。
分かりやすく楽しい文章が好きです。
Posted by ブクログ
脳科学・人工知能研究者である黒川伊保子氏、かつての嫁として、我が子の母として、そして息子の嫁の姑として、「母親」という生き物の生態を見つめた著者が「母親との上手な付き合い方」を展開する新書。
教員という仕事をしていると、問題行動を起こす生徒の多くは母親との関係に問題を抱えている。母は子を愛するが故に、子は母の愛を理解しているが故に、皮肉にも苦しんでいる。母親の過干渉は「病」に近いと考えてきたが、本書を読んでその認識を改めた。
脳科学の知見から、というよりは著者の個人的な人生経験からの話が多かったが、その分実感を伴うもので世の母親は共感できることが少ないないのだろう。
父の愛は「さざ波」、母の愛は「津波」。その原因を身体の動かし方のタイプの違いや日本語の言語構造という斬新な観点から読み解き、さらにその解決方法を提案する。
もちろんそんな簡単に解決できるような問題ではないが、有効に働く家庭も一定数いるのだと思う。
親に苦しむ子どもたちにも読んでもらいたいが、それよりも世の母親に読んでほしい。自分を客観的に見る良い契機となるのではないだろうか。
Posted by ブクログ
心にだけ謝る。気に障ったこと、むっとさせたこと、心配させたことに謝る。母子の一体感があるから、母は機嫌よく迎える。>結構大変。参考になるよ、ありがとう。心配かけて、ごめんね。で行動を変える必要はない。廣戸聡一4スタンス理論。親と子でタイプが違うとき親の指導がうまくいかなくすることがある。>これは確かにそう。やればできるではなく、できることできないことを見極めてできることをやる。何言ってるの、365日24時間お母さんのことを考えているから、電話があれば何があったかとどきっとして心配になった。たわいもない話を聞かせる。愛を伝える。ネガティブマザーにはどうした、何かあったと聞いたうえで、ポジティブ話を突っ込む。