感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
あさひは失敗しない
一種の毒親と娘の話。あさひの母もどうやら毒親育ちらしいけど。
あさひは毒親との関係を切るとは言え、それが祝福できる形でないのが辛い。
あさひは、この後どうなるのか、どう再出発出来るのか、いつか読んでみたいです。
Posted by ブクログ
読まなければ良かった。久々にそう感じた本でした。
自分が母親だからか、自身の母親に悩んだことがあるからか、とても疲れました。守ると支配は紙一重で、子育て中の身としては、恐ろしくなり、懊悩してしまいそう。
前半は主人公の感情描写が乏しくて、彼女の人柄が見えません。淡々と進んでいき、何を考えているのかよく分からない人といった印象。思考停止している感じ。
読み終えて、後半との対比でそのような描き方をしていたのだと思いました。自分で決断をしないまま母親に身を委ねて、誰かの真似をして生きてきた人だから、人としての輪郭が乏しかった。その事実に気づいてからの変化が激しかった。
子供にとって母親がもたらす影響は強烈で、言葉一つをとっても、毒にも薬にもなる。それがとても怖いと感じた作品でした。