あらすじ
極東ハウジングの中堅社員・日高は、ある日、自分が罠にはまったと気づいた。公共放送協会の番組『あなたの意見わたしの意見』への出演依頼を受けたからだ。番組は、電波を通じての私刑を大衆の名のもとに行なう、人民裁判の場だった。その背後には、財政官界の強力な後押しで設立された「公共考査機構」の存在が--。世論捜査の恐ろしさとニューメディア時代の悪夢を描いた、鬼才・かんべむさし、予言の書。<トクマの特選!>第一回配本。
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Posted by ブクログ
近未来と言うに相応しいSiFiストーリー。
政府がある思惑のために、公共放送を通して壮大な実験番組を開始した。
近年、テレビ放送の価値が下がったとは言え、メディアが変わればいくらでもやりようがあるだけに、かなり怖い。
Posted by ブクログ
今、読んでも古さを感じさせないですね。
凄いです。
良いSFは時代を超越する。
ハイラインの「夏の扉」を思い出します。
内容は全然違うんですけどね。