【感想・ネタバレ】公共考査機構〈新装版〉のレビュー

あらすじ

極東ハウジングの中堅社員・日高は、ある日、自分が罠にはまったと気づいた。公共放送協会の番組『あなたの意見わたしの意見』への出演依頼を受けたからだ。番組は、電波を通じての私刑を大衆の名のもとに行なう、人民裁判の場だった。その背後には、財政官界の強力な後押しで設立された「公共考査機構」の存在が--。世論捜査の恐ろしさとニューメディア時代の悪夢を描いた、鬼才・かんべむさし、予言の書。<トクマの特選!>第一回配本。

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Posted by ブクログ

近未来と言うに相応しいSiFiストーリー。
政府がある思惑のために、公共放送を通して壮大な実験番組を開始した。
近年、テレビ放送の価値が下がったとは言え、メディアが変わればいくらでもやりようがあるだけに、かなり怖い。

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2022年01月26日

Posted by ブクログ

今、読んでも古さを感じさせないですね。
凄いです。
良いSFは時代を超越する。
ハイラインの「夏の扉」を思い出します。
内容は全然違うんですけどね。

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2022年01月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

きちんと構成されて丁寧に記述された非常にかんべむさしらしい作品でした。設定は古いですが、メディアを通じた個人への私刑・リンチというテーマは現代的ですね。2つの結末(冒頭にありますが)を用意することで、変にヒロイックにもペシミスティックにもならず、誰でもどちらの選択をとる可能性があることを表現しているのかなと思いました。

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2022年01月01日

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