【感想・ネタバレ】百一 hyakuichiのレビュー

あらすじ

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『この世界の片隅に』『夕凪の街 桜の国』などで根強いファンを持つ、こうの史代が週刊漫画ゴラクで連載していたオールカラー1コマ漫画をまとめた1冊。
「百人一首」の上の句5字と下の句7字を合わせた12字で主人公・フクコを中心とした日常をゆるやかに描く。
「百人一首」を解説した本ではなく、「百人一首」で使われた12文字を使って言葉遊びで新しい物語を描くという、異色の「百人一首」本。
総天然色の絵を味わいながら和歌の語感に親しみダジャレや語呂を楽しむという「感覚」に特化した1冊で、こうの史代ならではの世界観を楽しめる1冊です。

こうの史代/著
1968年広島市生まれ。1995年『街角花だより』でデビュー。おもな作品に『この世界の片隅に』(第13回文化庁メディア芸術祭優秀賞)、『夕凪の街 桜の国』(第9回手塚治虫文化賞)など多数ある。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

本来の和歌の意味とは関係なく、覚えるための上句5文字、下句7文字の12文字から連想されるイメージをイラストにした一冊。
こうの史代さんのイラストをたっぷり堪能できるので、こうのさんファンの方におすすめ!

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2023年06月03日

Posted by ブクログ

百人一首の上の句5字+下の句7字をイラスト化するという、即座には了解できなかったコンセプト。
「こひすてふ」でコーヒーを捨てている絵で気づく。
あーこりゃダジャレありで、元の和歌とは別なんだな、と。
コジツケも多く、そこをむしろ楽しんだ。

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2022年05月08日

Posted by ブクログ

100冊目!『百一 hyakuichi』(こうの史代 著、2022年1月、日本文芸社)
百人一首の上の句5文字と下の句7文字を組み合わせることで新たな物語を作り上げ、それをカラーイラストで紡いでゆくという、こうの史代らしいチャレンジ精神に溢れた漫画。
こうのの柔らかなタッチと、百人一首の美しい情緒の組み合わせは相性抜群。
百人一首の入門編には最適な一冊。

『「百人一首」は、色とりどりの飴玉の詰まった缶のようでした。』

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2021年12月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

百人一首。競技に夢中になると、上の句の5文字、下の句の7文字、そこにしか意識がいかなくなる。

その感覚にフォーカスして、その12文字だけで思い浮かぶイマジネーションを、ひとコマの絵にしたところがユニーク。

思いもよらない発想もあり笑える。
「あさじふの・・・あまりてなどか」は、朝市で、洗剤の「ジフ」のあまりものがセールされている!? そんな発想したことない(笑)

これで、なかなか覚えにくかった句が記憶に残り、札を獲るのが早くなればありがたい(笑)

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2021年12月24日

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