【感想・ネタバレ】魔法の夜と偽りの求婚【分冊】 1巻のレビュー

キンバリー・ラング / 浅野まいこ

夢をみせてくれる街ラスベガス。休暇で訪れたエヴァは、そこで美しい瞳の素敵な男性ニックと知りあう。出会いに運命を感じたふたりは、情熱的な一夜を過ご す。しかし名家の生まれであるエヴァは、それ以上深入りすることなどできるはずもなく、何も言わずニックの前から姿を消す。それから２か月、体調の変化で自 分が妊娠していることを知ったエヴァは、お腹の子どもを守るため、ニックに期間限定の偽りの結婚を申し出る。彼への本当の想いを胸にそっと秘めて…。

[匿名 · ★★★★☆]

切ないところも

エヴァとニックの関係、そしてその行く末を読んでいくと、なんとなく切ない気分になってきます。互いの家族の身分差が影響して、生まれてくるはずの子供までが巻き込まれる問題というのがこれまた想像以上につらく、大変だと思いました。「魔法の」とある一方で、これがいつも楽しく賑やかなラスベガスで起きた出来事というのはまた登場人物たちの心の温度差を感じます。

＃切ない