感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
【上下合わせての感想です】
うーん。
への字というか逆さVというべきか…
前作に次ぐ、うーん。
4作くらいまでが良すぎたのかなあ。前作であれっと思った気持ちのままに、うーん。どうものめり込めなかった。
良いところ
・連続殺人が派手で飽きない
個人的に気に入らないところ
・翻訳者がコロコロ変わるのは仕方ないとしても翻訳メモリ残して欲しい。アーニャがアンヤになってるって違和感ありすぎ…
・殺人者目線のおかげで意図はわかったものの、今までの作品のように緊張感がない
・奥さんを亡くして自分のせいで恋人?愛人?を無くしたばかりでまた昔の恋人とより戻してるヨーナって、どうなの?おかげでまた…作品を通じて1番の殺人者はもしかしたらこの人では…
とはいえもう、次の本に手が伸びてる。文句は言いながらもヨーナシリーズ沼にハマりきってるのはもう、認めるしかない。
Posted by ブクログ
北欧ミステリーの1作。作者のラーシュ・ケプルは1人ではなく2人の作家、日本では珍しいパターン。本作は作者の6作目で、シリーズものになっている1作。全作は翻訳されておらず一部のみ。主人公のヨーナ警部が監獄に入っているところから始まる。1人目の被害者が外務大臣ということでテロが疑われ、ヨーナが服役している刑務所に首謀者がいるという設定。ヨーナが捜査協力者になり釈放されるところから始まるのがちょっと荒唐無稽ではあるが、連続する殺人の犯人は異常者ではなく、深い憎しみ底にあった者であり、復讐だったというところからリアリティが増してくる。最後は少しお決まりの勘違い人種の愚かさ故に人生を狂わされた人たちの悲劇がトリガーだったということになるが、伏線が重なりあい、時にはそのシーンいるかなぁと思うところはあるが、メインキャラの人生も重なりシリーズものらしさがうかがえる。北欧のミステリーらしい(?)重厚な小説だった。