【感想・ネタバレ】うそつきオメガと溺愛アルファ 6のレビュー

市依コウ / 浅倉なはる

「花梨、俺と一緒に堕ちてよ」偶然再会した幼なじみの晴。いつも明るい晴の異変により、養護施設から引き取られた家庭で経験した悲しすぎるその過去を知ることに……。唯一の救いだった先生にも裏切られて自暴自棄になった晴を、同じオメガとしてなんとか力づけようとする花梨。しかし、運命の辛さに荒れ狂う晴は花梨にまで牙を剥いてきて――!?

[てれさ · ★★★☆☆]

今後晴をどう扱うのか気になる
晴の境遇が凄惨すぎて、生半可な情けではなく彼に真の救いが訪れるような展開はこの作品の流れでは無理なのではないか？
花梨に起きたような都合の良い救助は晴の身の上には一切なかった
どれだけ善良な人間でも歪まない方がおかしいし、同じ境遇からの落差を恨まない方がおかしい

自身に非は一切ないのだから花梨にも同じように落ちて欲しいという心情は是非は別として理解出来る
このあと晴の安直な気持ちの悪い改心と花梨の安易な赦しからの仲良し展開だけはやめてほしいと思う

＃ドロドロ ＃ダーク