感情タグBEST3
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思っていたのと違った。
こんなに大外れのガッカリ本に当たるのは本当に久しぶり。
錬金術とタイトルについてるしファンタジーと関連タグ付けされていたけど、初っ端でアルミホイルと電池が出てきて一気に冷めてしまった。試し読みの範囲には入ってなかったのでしてやられた。
絵はまあまあ上手い。でもただそれだけ。
ストーリーとか世界観とかあまり伝わってこない。ファンタジーとしての肝が決まってないまま見切り発車したような感じ。既存キャラのほのぼのゆるゆるサバイバル生活を描いた二次創作のような印象。なのに３人のメインキャラに個性が殆どない。とにかくキャラもストーリーも無味無臭という感じで、習作止まり。よくこんな状態で連載に至ったな、と。もっと編集者はよく話し合って、あらゆる面で練ってブラッシュアップした方が良かったのでは。原石は磨かなければ輝かない。
最大に気になったのは、ヒロインの見た目と錬金術士という設定が、ゲームの『エスカとロジーのアトリエ 』のエスカに酷似していたところ。"錬金術"で、ヒロイン髪二つ結びでピンク髪なんて見た目まで寄せなくても。まあ、それに引っかかって、書店店頭でgoodアフタヌーン最新号表紙からこの作品知ったんだけど…。
このヒロインも他のメインキャラ２人も、応援したい気持ちにはなれないので、この先を読み進めるのは難しかった。
無人島に不時着っぽいけど都合よく一軒家の小屋がみつかるとか、困ったら錬金術頼み。材料は墜落した飛行船から調達。いや、他に生存者いないからもっと探さないの？とか敵国からの爆撃で墜落したならもっと警戒しないの？とか気になるところが次々湧いて来る。
何もかも期待外れで、最後まで読めなかった。
電子書籍は売れないから、こういう時本当にやるせない。紙の本ならまだ売って少しは溜飲下がるのに。
丁度コミックと同時発売されたgoodアフタヌーンの表紙絵だけは良いです。なので本当は星付けたくなかったけど、絵の上手さで一応星一つ。
