【感想・ネタバレ】渚 ～河野別荘地短編集～（１）のレビュー

河野別荘地

スマホのアシスタントAIとの小旅行を楽しむ「スマートアシスタント」、人間の足を作る手術の為にバイトする人魚の「渚」シリーズなど、出会いと別れと、出会いを描いた短編たちに20ページ以上の描き下ろしをくわえて待望のコミックス化。

[ブクログ · ★★★★★]

いくらでも湿度を高めて描けるストーリーを、踏み込み過ぎず描く作風が好きです。

「旬」
うわあ……と思ったけど、「バカにしないでよ」がすごく良くて帳消しになった。バカにしないでよ。

「渚」
オモコロでの更新が楽しみだったし、当時は無料で読んでいいんですか！？って気持ちになってた。
猫と人間、人間と人魚。

[ブクログ · ★★★★☆]

短編集だが半分は表題作でもある人魚を題材にした連作短編のシリーズ。
普通、こういう異物＋日常系な作品だと「人魚」という大きな嘘に説得力を持たせるためその周りをは現実味のあるディティールで覆うものだと思うけど、この作品の場合登場人物の行動とかかなり現実味が薄く、嘘くさい。ただそれでも何となく読めてしまうのは雰囲気作りが巧いのか。ある意味漫画力はあるのだと思う。

[ブクログ · ★★★★☆]

スマートアシスタントと渚よかったー

AIが人間の相手する世界とか、人形が人間と生活する世界とかSFだけど、どこかあったかいストーリーだった

[ブクログ · ★★★★☆]

語り口が上手く、読まされてしまう。エロティシズムはあるけど、魚を題材にしていたりする割にはなまぐさくない。入水している若い女を救うモチーフ、メガネとそうでない二人の女性の対比、などが繰り返し現れる。