【感想・ネタバレ】添い寝屋 りな子 1のレビュー

ひわときこ

[匿名 · ★★★★☆]

オムニバス

フジツボ工業の川口営業所で働く岸本は本社からの転勤を命じられて今そこで働いている。
しかし本人はその現状に満足しておらずいつか絶対に本社に戻るんだという強い気持ちの元モーレツに営業マンをしている。
あまり睡眠時間を取らず朝は誰よりも早く夜は接待で遅い日々の彼のもとにある日添い寝屋という仕事をしている女性が現れて……。

とある病院の特別室には宝田という高齢男性が入院している。
「強欲の宝田」という異名を持つ彼はとてつもないお金持ちだがその彼の財産を狙う親族がある日彼が心臓発作を起こしたという知らせを受けて何人もなだれ込んれ来る。
しかし病室で寝ているのは宝田一人ではなく若い女性も一緒だったのだ……。

女優の藤村小雪は7年間飼っていた愛犬を亡くしてからちゃんと眠ることができなくなっていた。
夢に愛犬が出てくるためそうなっていた彼女のもとに添い寝屋が派遣されてくる……。

楽しいことも心配ごともたくさんある現代は眠るときも脳を占拠する情報が多すぎるなぁと本作を読んでいて思った。