菊池省三のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ久々に菊池先生の単著を読んだ。
考え続ける人を育てるという
目指す子ども像を明確にした上で最適な手立てがうたれている。
しかもその手立てもステップがあり、
常に更新されていくものというのが本当にすごい。
一回読んだだけでは到底理解できなかった。
自由な立ち歩き、価値語、ディベートと
色んな手立てがあることは理解できるが
だけどそれを真似するだけでは子どもの学び、成長にはかえっていかない。
読んだ人自身が何のための手立てなのかを納得した上で
目の前の子どもの実態に合わせて
必要感を抱いて取り組む。
これが大事かな〜。
もう一度読みたい本でした。 -
購入済み
本音で変えたくなる栄養
自分を見つめ、今までの自分をやり直そうと思いました。
子どもと子どものかかわり。教師はその潤滑油になるために、見ること。そんなことを感じました。 -
Posted by ブクログ
「公に通じる自分を作っていく」
など社会で人と上手く対応していける方向に子供を導いていく教師の話。
こういう指導を受けられた子供は幸せだと思う
現在も、多くの人がこのような指導がなく、公での身の処し方が身に付かないまま大きくなり、損をしていることもよくある。
お偉方達の中にも、こういうことを学び直したほうがいいんじゃないかと思う人も多い。
この本の中に出てくる小学5、6年で指導を受けた子供達が、その後、中、高、大、社会人となっていく過程で
この先生から受けたものが、活かされる場面があったのか、子供達のその後の影響を知りたいと思う。
とても良い授業なのに、小学時代の記憶というものは、思春 -
Posted by ブクログ
放課後デイの職員として、職員主導ではなく子どもたちが協調、協力し合う課題やプログラムを作りたいと思っていたところ、本書を発見しました。
著者はずいぶん前にNHK「プロフェッショナル」に出演したこともある元中学校の教師。今は飛び込み授業を中心に活動されているようです。
子どもたちの「聞くこと×話すこと」(聞くが先)を促し、学び合う授業をどう作るか。そのための考え方や工夫、着目点が書かれています。
「聞こう」ではなく「聞き合おう」と声かけすることで、子どもたちの捉え方は「相手」を意識するようになる。「合う」はお互いを認める重要なキーワードですなど、なるほどなあと感じました。(僕が合気道をして -
Posted by ブクログ
子どもたちが通う学校の先生と、はるか昔の自分の子供時代の先生を思い浮かべながら読んだけれど、批判されているような先生はほとんど思い浮かばない。たまたまいい先生に当たったのか、あるいは、その逆か。ちゃんと「分からない」と言える子どもに育てるべきという意見に、今この歳になると納得できる。子どものころは「分からない」と言うことは悪いことだと感じていて、自分は言えなかったなあ。ついていけない子はレールから外して平均点を良くするという話は、成績(県別の順位など)を軸にしているなら起こっても不思議ではない。ただ、しょせん日本の中だけでの話なので、そんなことをやっているうちに海外の国にはどんどん置いていかれ