ロバート・シラーのレビュー一覧
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(いま流行りの)行動経済学の本です。ところで、書名にもなっているアニマルスピリットとは、安心、公平さ、腐敗、貨幣錯覚、物語だそうです。で、こういったアニマルスピリットが、時として、人を(経済)非合理的に振舞わせることになる源泉になるのです。
で、コンキチがこの本を読んで最も印象に残ったアニマルスピ...続きを読むPosted by ブクログ -
アニマルスピリットの存在がケインズ経済学の中に触れられていたということに驚きました。経済を理解することは、人の本性・アニマルスピリットの影響を理解することでもあると。その5つの視点は、安心、公平さ、腐敗と背信、貨幣錯覚、そして物語。私は特に、安心に取りつかれる人間の心理と、貨幣錯覚、そして人生の物語...続きを読むPosted by ブクログ
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人々は一般的な経済学が想定しているように完全に合理的な行動をするわけではない。アニマルスピリットによって突き動かされているのだ。Posted by ブクログ
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マクロ経済上の問題を考える時になぜ、人々が経済的なイベントを発生させる行動をとったのかを考えるうえで役に立つ。Posted by ブクログ
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経済の仕組みと、それを管理して繁栄する方法を理解するには、人々の考え方や感情を律する思考パターン、つまりアニマルスピリットに注目しなければならない。アニマルスピリットとは、経済の中の不穏で首尾一貫しない要素をさしている。それには下記の5つの側面がある。
1.理論の礎となるのは安心であり、安心と経済...続きを読むPosted by ブクログ -
いわゆる経済学と思っていたやつからの変化が多角的に理解できた気がする。明日からの新聞ニュースの見方が変わるかも。最近の政策をイメージしながら読んだ。
P14,33,45,49,103,141,171,186,190,239,263Posted by ブクログ -
アニマルスピリットの重要性に関して、非常に説得力がある。
マクロ経済学に行動経済学を加えたモデルを提供してくれると思いきや、具体的な施策やモデルについては触れていなかった点が残念。
マクロ経済学の不完全さを語っているので、マクロ経済学を知る上でも参考になる。Posted by ブクログ -
アニマルスピリットとは 安心、公正、腐敗と背信、貨幣錯覚、物語
合理的 非合理的
経済的 ? ?
非経済的 ? ?
既存の経済学…?の状況でしか使えない
アニマルスピリット…???の状況で使える
既存の経済学が適応できる標準化された世界(合理的、経済的)はとても狭い
我々...続きを読むPosted by ブクログ -
「貨幣錯覚」について改めて考えるにはうってつけの啓蒙書。
ミクロ経済学寄りな行動経済学をよみたい方にはおすすめできないけれど,マクロ経済学のミクロ的基礎付け的な方面の行動経済学に興味ある方には,興味深い書物ではないでしょうか。Posted by ブクログ -
20230324-0503 ノーベル経済学賞受賞者で、恐怖指数など様々な経済分析の手法を
提唱しているロバート・シラー教授による新たな経済分析手法についての紹介本、といえばよいのだろうか。人々の語る「物語」=ナラティブに人々は魅了され、熱狂し、経済を動かし時にはバブルも生じさせるということか。訳はこ...続きを読むPosted by ブクログ -
ノーベル賞学者、ロバートシラー教授の本なので、期待して読んでみた。
ナラティブ経済学、物語経済学による「全く新しい経済予測の考え方」ということだったが、、、
グーグルNグラムという過去の文献のテキストマイニングデータを使った、経済史とキーワードの振り返りが主で、少し冗長だった。
あれ?経済予測...続きを読むPosted by ブクログ -
まだ未完成の領域ながら、経済指標だけで経済予測しようなんてのが不十分なのはその通りだと思う。世間の気分を検索ワードで数値化したら疫病感染と同じような曲線になって、、、、それが実際の経済にどう影響するかの因果関係の説明が雑で、例を挙げているけど、複雑すぎて実態把握は不可能かもしれないが。Posted by ブクログ
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経済ナラティブというのは、人々が経済的判断をするやり方を変えそうな、感染性の物語を指す。経済的判断とは、労働者を雇うか好機を待ち続けるか、事業でリスクを負うか慎重になるか、事業を立ち上げるか、変動の激しい投機的資産に投資するかといった判断だ。経済ナラティブは通常、流通している中で最も有力なものでは...続きを読むPosted by ブクログ
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個人的な理解として。
経済はナラティブによって動く。経済学は結果論の寄せ集めで、結果はナラティブによって引き起こされると理解。
どう人を動かすかが観点なのか。Posted by ブクログ -
タイトルでもある「アニマルスピリット」という言葉は、書中に何度も出てくるが、訳者によればケインズの「一般理論」において出てくる言葉であるという。元々の邦訳では「血気」と訳されていたようであるが、本書においては、経済的合理性だけで行動することができない人間の意味で使われているため、言葉の持つ印象と乖離...続きを読むPosted by ブクログ
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タイトルがわかりやすくてよい。
行動経済学の核となっている要素を一言で言い表している。
旧来の経済学が合理的な人間を想定して組み立てられているのに対し、現実にはアニマルスピリットを考慮せずには成立しないと言うこと。
安心、公平さ、腐敗と配信、貨幣錯覚、物語。
個人的には、なかでも公平さに関心を寄...続きを読むPosted by ブクログ -
ケインズ理論とヒックスの乗数効果
安心乗数=安心感の変化がパニックを引き起こす
衡平理論
貨幣錯覚=名目金額の影響を受けること
パニックは理性の外にある
効率賃金理論=需要と供給で決まる賃金より実際の賃金は高い=やる気を引き出すため。サボらないように。
貯蓄率は国ごとに違う。国富とは無関係。...続きを読むPosted by ブクログ -
過去の世界的な恐慌、日本の失われた20年、昨今の金融危機、
これらは伝統的な経済学の理論では説明できない。
なぜなら、伝統的な経済学は人間が合理的、つまり、
インフレを加味した実質価値で判断でき、統計や確率の計算を間違えず、
自制心があって貯金もできる、そんな前提に立っているが、
人は実際には感情が...続きを読むPosted by ブクログ -
行動経済学でマクロ経済現象を解き明かそうとするのは面白いが、アニマルスピリットのフレームワークである「安心、公平、腐敗・背信、貨幣錯覚、物語」はもうちょっときっちりと固めて欲しかった。第2部の各論は面白い。Posted by ブクログ
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山形浩生訳ってことで読もうとしたけれど挫折。
時に動物的な野心や衝動は、社会を好まざる方向へ傾けるけど
そのスピリットがないと社会は進まないってことです。
真面目に働く人々は社会を回すことはできるけれど、社会を
進めることはできず、アンビシャスな人は社会を進めることは
できるけれど、社会を回...続きを読むPosted by ブクログ