獅子猿のレビュー一覧

  • 黒い季節
    私はあんまり伝奇物は好きではないのですが、冲方本なので読みました。言葉のつかい方が非常に秀逸で、ああこの作者さんは頭いいな、天才だわ、と感じさせるものがありました。表紙も獅子猿さんのイラストが素敵です。
  • 黒い季節
    キャラがとても好き。
    どんな人間にも、大切な人のことを想う気持ちがあるんだなって。
    アクションシーンの迫力は、映像で見てみたいレベル。
  • 黒い季節
    2010/11/11:著者のデビュー作。
    ヤクザと異能者に記憶喪失とか飄々としたキャラが出てくるところは菊池秀行氏の作品に似てるかも。
    暴力的な描写も多いのでそういうのが苦手な人にはお勧めできません。
    やたら難しそうな単語並べたり、やや説明不足になっている部分に若いな~と思いますが、19歳でこれだけ...続きを読む
  • 黒い季節
    今更説明は不要と思いますが冲方丁のデビュー作。
    作者に絵の素養があるからなのか、描写がとても多彩。終盤の描写は後の「ばいばい、アース」を思わせる。一見ディテールフルで難しい小説を書くイメージがありますが、根っこは多分にエンターテインメントなんだと再認識させられる1編です。
  • ダブルクロス・リプレイ・ジパング(2) 日ノ本ビッグバン
    ダブルクロスはこんな解釈でも楽しめるんだよ!というリプレイ。
    しかしどう考えてもプレイとしてはオススメできない(褒め言葉)
  • ダブルクロス・リプレイ・ジパング(1) 戦国ラグナロク
    ダブルクロス2ndのリプレイ最終シリーズ。
    とにかく2巻が面白いので、その事前段階の話として読むべき作品。
  • ダブルクロス・リプレイ・ジパング(1) 戦国ラグナロク
    ……トワイライトシリーズのぶっ飛んだところそのままに、田中天さんテイスト大爆走。
    いや、もう……タイムスリップした戦国時代は、教科書に載っているのとは全く別の人外魔境でした。

    一番雰囲気が近いのは、戦国BASARA。本文中で、天さん自身が言っています。
    腹抱えて笑うほど、おかしい。面白いが、ぶつ飛...続きを読む
  • 転生太閤記 ~現代知識で戦国の世を無双する~
    不運な大学受験生が転生して、播州の農民の子になり、黒田官兵衛と友になるのを始めとして、今井宗久、塚原卜伝、十河一存、足利義輝、織田信長と次々に、その天才的な才気で仕えていく成功物語。それぞれの人物像がちょっと類型的かもしれないが、まあ面白い。足利義輝が伝法なあんちゃん!?
  • 項羽と劉邦、あと田中(コミック)1

    マニアック歴史もの?

    この辺りは、好みの問題ですが、かなりマニアックな歴史ものです

    個人的には歴史ものがあまり得意ではなく、ましてや始皇帝とかの中国の古い時代になるとチンプンカンプンでついていけません

    結果、評価が低くなってしまいましたが、それ以外に気になることはなく、歴史好きな方なら楽しむことができると思い...続きを読む
  • ダブルクロス・リプレイ・ジパング(1) 戦国ラグナロク
    リプレイ読んでみよう第2回
    やや選定誤ったか初心者向けではなかったかも
    今更な感想だがリプレイというのは会話で出来ているので
    『生徒会の一存』シリーズのようにあっという間に読めるというか
    こちらが先か
    ここからライトノベル文法が輸出されていると見るべきか
    また読むのはあっという間だが
    リプレイ自体と...続きを読む
  • 転生太閤記~現代知識で戦国の世を無双する~ 桶狭間編
    戦国に転生した天海秀一が歴史の知識と剣とで成り上がる。
    織田信長の桶狭間を初めとして、北条、武田と有名武将の戦の良いところだけを秀一がつまみ食いしていく感じ。
  • ゴールドラッシュ・オブ・ザ・デッド
    忍者対ゾンビっていうので、期待して読んだんですが、ちょっと予想とは違っていたかな。
    延々とジョジョのシュトロハイム大佐的な台詞が続いて、ちょっとテンション高すぎてついて行けない感じ。(^^;
    というか、ノリだけでいうとジョジョのパクリじゃないかっていう。(^^;
    終盤にかけて映画化もされた某有名 S...続きを読む
  • 黒い季節
    小難しい漢字とルビいっぱい、な感じに、同じスニーカー文庫で刊行されてたされど~シリーズを思い浮かべたけど、あそこまでの無茶苦茶な展開、無茶苦茶すぎるが故の突破力みたいなものは無かったなぁ。大賞取ったとは思えない平凡さだった気がする。
  • 黒い季節
    この作品といい他の初期作品といい、この作者の小説のスピード感にはただただ圧倒されるばかり。
    独特の世界観や雰囲気も面白いと思う。

    ただ、世界観やスピード感にこだわり過ぎて、あまり読者側に響いて来ない作品かなとも思う。
  • 黒い季節
    ちょっと読みづらかったですが・・・この著者じゃなかったら、4つ星かな。期待値の分だけ、ちょっと辛めの評価になってしまった。これも嫌いじゃない。
  • 黒い季節
    菊池秀行の正統後継を思わせる伝奇ホラーアクションだけど、これが十代で書いたデビュー作と知ってビビッた。

    この作品を書くモチベーションと下地の一つは作者の暦への興味であり、それが『天地明察』に結実しているのも興味深い。
  • 黒い季節
    作者読みで遡っていったが、ここまで遡るとさすがに固い。19歳という注釈付なら、確かに本作で逸材と評価されるのも納得。
    その後の成長ぶりを見れば、担当者も鼻高々だろう。
  • 黒い季節
    隅々まで厨二感が満載だなぁと思っていたら、これを書いた当時非常にお若かったのですね。

    これを18歳で書いた、という事実は単純に凄いと思うけれど
    18歳だろうと30歳だろうと小説家というくくりは変わらないのだから
    そういう背景なしに読んだときに面白いかと言われたら
    「別に」っていうことになる。

    ...続きを読む
  • 黒い季節
    読んでいて「あれ?これって続き物だっけ」と巻末を調べてみたが、1冊完結モノでした。スピード感もあって魅力あるキャラクターも出てくるのだが、詰め込みすぎて勿体無いという印象。何冊かに分けてシリーズ化したら面白いのになあ。
  • 黒い季節
    最初のくだり、使っている表現や小難しい漢字、なんやらずらずら出てくる登場人物。

    ただししばらく進むと、その難しさのちりばめられ方に落ち着かなくなる。設定の複雑さとコトバ遊びに、メインのシナリオが見えにくくなってしまうような気がする。

    登場人物たちの鮮やかな描写に情熱のほとばしりをみるが、その裏の...続きを読む