坂井活子のレビュー一覧

  • 血痕は語る

    Posted by ブクログ

    清水潔さんの「殺人犯はそこにいる」からたどり着いた一冊。足利事件でDNA鑑定を行ったのが、本書の著者である。
    科学捜査とはどういうものか、かなり専門的な説明も交えて解説されている。
    実際にあった事件を紹介しているが、当然足利事件、飯塚事件は登場しない。
    それでも、最終章でDNA型鑑定について説明しており、当時は一般の人が想像しているよりも、DNA型鑑定は万能ではない、ここを履き違えると、いつかとんでもないことが起きると釘を指しているのが印象深い。

    全体を通じて、とても仕事熱心で、自分の職務に誇りを持っていることがうかがえる。
    また、幼少期から薬剤師の母の職場を度々訪れており、その経験が今の仕

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    2023年02月27日