藤野隆太のレビュー一覧
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デイトレードの古典として20年以上親しまれている本だそう。
というわけでデイトレを嗜んでいる私も遅まきながら手にしてみたわけだが、書いてあることはとにかくデイトレの基本に忠実であれということだ。
損切り(逆指値)ラインを必ず設定して動かすな。落ちるナイフに手を出すな、必ず抵抗線をブレイクしてから買え(支持線をブレイクしてから売れ)、相場に絶対はないからルールを守っても逆行することはある。損切りは負けではなく勝ちだ、トレーディング日誌をつければ損失がルール破りであったことがわかるはずだから自分の弱点を知り克服しろ。そうすれば利益は必ずついてくる、と。
具体的なテクニカル分析の手法についてはほぼ触れられていないので、全くの初心者には向かない本で、とりあえず単独銘柄を買ってみたが含み損だ、デイトレを始めてみたが通算でマイナスだ、何をやってもうまくいかない、という人がメンタルコントロールを学ぶために読む一冊と言える。
読んでいて感じるのは武道にも通じるなと。市場から一本背負いを食らうこともあるだろうが、きちんと受け身を取れれば負けではないのだ。
それから、トレーディング自体がレント資本主義に加担してるようで嫌だという人もいらと思うし、私もそうだったが、私が株を買うとき、モルガン・スタンレーやブラックロック、ゴールドマンサックス、野村證券などのファンドマネージャーが株を売っているわけで、私が利益を出すということは彼らの利益を掠め取っていることだと考えられたのは良かった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ■ 要点まとめ(長期投資に活かすための視点)
・長期的には株式が最も高い実質リターンをもたらした資産クラス
過去200年以上の米国データで、株式は債券・金・現金より高いリターンを実現。インフレ調整後の実質リターンで見ても突出。
・短期の株価変動リスクは大きいが、長期ではリスクが低下する
複数年・10年・20年と投資期間が伸びるほど、株式リターンの下振れ幅が縮まり、最悪ケースの確率も下がる。
・インフレに勝つためには株式が最も信頼できる手段
債券・現金はインフレ局面で購買力が失われやすいが、株式は企業の価格転嫁力によって価値を維持・成長しやすい。
・市場のタイミングを読もうとする試みは期待値が低い
短期予測(目先の株価・金利・景気転換点)を当てることは難しく、投資家は「時間を味方につける」べきと強調。
・配当は長期リターンの重要な源泉
配当再投資がリターンを大きく押し上げる。株主還元の歴史的安定性を考慮し、長期では配当重視戦略が有効。
・バリュー株は長期で市場を上回る傾向
低PER/低PBRなど割安株は、成長株より「リスク調整後」で優れたリターンを示してきたとする研究を引用。
・セクターの流行や人気テーマは長期では勝ちにくい
テクノロジー優位の時期も存在するが、ブーム終焉後に急落する例も多く、過去の人気テーマの多くが市場平均を下回った。
・国際分散投資も重要だが、米国市場の株主還元・法制度の強さは顕著
米国株は歴史的に優れた成績。未来を保証しないが、資本主義の制度的強さが長期投資に追い風。
・短期ニュースやメディアはノイズ
マクロ予測・専門家の意見・悲観的ニュースは投資判断の質を下げるため、長期方針を揺らさない情報軸が必要。
・投資家の最大の敵は「自分の感情」
暴落局面での恐怖、上昇局面での強欲がリターンを損なう。市場にとどまり、規律ある投資行動が不可欠。
■ 実践に落とし込むための行動ガイド
本書の要点を踏まえて、長期運用に有用と思われる行動原則を抽出
・売買タイミングを狙わず、市場に居続ける発想で投資する
・毎月積立・自動再投資など、システム化した投資を採用する
・低コスト・広範囲・分散されたインデックスファンド中心にする
・PER/PBRなども参考にしつつ割安性を重視する姿勢を持つ
・暴落時に焦って売らず、定期的なリバランスと買い増しを検討
・配当成長の強い国・企業(例:米国)を長期ポートフォリオに含める
・投資判断にニュースやSNSの感情的情報を持ち込まない -
Posted by ブクログ
正直にいうと、当たり前で目新しいことはない。されど、これだけ支持されるということは、やはり真理に近いのだろう。
印象的なものをいくつか挙げる。
1回の取引では、実力はわからない。
10回の取引でようやく分かるもの。
技術に注力すべき。
1つの手法に拘らず、次の手法に目移りするようでは、進歩はない。
⇒自分の実力の低さが露呈した。泣きたい。
まずは大負けしないために損切り、そして損切り貧乏を防ぐために「待ち」。
⇒待てず、損切り位置をズラす。やってはいけないことと分かっているが、経験した。学びである。
小さくたくさん負けるが、負け額はコントロールできる。ドキドキするような額でトレードをするのは、コントロールできていないからだ。
⇒ドキドキしながら、仕事の毎日。リスク管理が適切ではないのだろう。
敗けから学ぶ。これができないのが大半。
筆者の1人も勝てるようになるために6年ほどかかっている。
⇒トレード日誌は、書きなぐりだが続けている。上記の失敗も自分で痛みとともに、認識できた。これらの失敗をしないことに注力していく。
目新しいものを次々と手に入れようとすることは、聖杯探しを行って要ることと同じ。参考書、勉強会。今の知識を目一杯使う検証すら行っていない。人の性分や生活もここに現れてくる。
⇒あらゆる情報をインプットしようとしすぎている。1つの手法を過去検証に当てる方が、意義深いと考えている。
・要ること
前向きな姿勢や態度、苦しみ
苦しみ損失からは逃れられない。
・要らないこと
考えること、恐怖、情報、期待、調査、希望
⇒感情なくサインに従いオーダーしていくのが、正しい態度。そのための資金管理だろう。
・テクニカル
まずは損切り。
無駄にトレードをしない。
日誌をつけろ。
・メンタル
勝ち続けるには、時間がかかる。
負けを減らすことを続ける。
値ごろ感で取引しない。
ホームランを狙わない。
⇒とにかく退場しないように、大きなリスクをとらない。勝っても負けても感情がないような金額でコツコツと小さく勝ち続けるよう探る。
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Posted by ブクログ
ネタバレ株式市場を理解するために手に取った一冊。
過去のデータを丁寧に分析し、様々な投資手法のパフォーマンスが紹介されている。
1802~2021年のデータによると、米国株は17年保有で実質リターンがプラスになるとのこと。
今やたらと推奨されている「長期・分散・積み立て」での長期投資の裏付けとなるデータだと感じた(未来はどうなるかわからないが)。
本書では、国際分散した低コストのインデックスファンドに投資すべきとしている。
そのうち、3分の1を米国株以外の国を本拠とする株式に投資すべきとのこと。
また、データによると、バリュー株はグロース株より高リターン低リスクであることも明かしている。
私は積み立て投資枠でオルカン(日本除く)にコツコツ投資しつつ、配当&株主優待のバランスが取れた日本株を数十銘柄もつスタイルとで投資していくことにした。
コツコツ投資は忍耐が必要になるが、外野の声に流されないようにしたい。 -
Posted by ブクログ
どの本を読んでも、だいたい相場に向かう時のメンタル面が大事と記載がある。相場には確実な答えがあるわけでもなく、その答えも常に変わり続けるのだろう。それを人から教わったテクニックだけでやろうとすると、すぐに勝てなくなってします。そんな世界なのだと思う。相場は常に自分との戦い。そこに立ち向かうための、7つの大罪、成功のための12の法則、知るべき15の掟、10の教訓としてまとまっている。具体的なチャートの読み方やファンダメンタルズの読み方などがまとまっているわけではない。今日から役立つ情報ではなく、10年後のための情報を提供している本である。
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購入済み
いい本
心構えや基本的な考え方について学べる本です。
具体的手法等は載ってませんので、あくまで考え方などを学べる本です。
僕にとってはすごくいい本でした -
Posted by ブクログ
共感できるものだらけだった。
当たり前のように感じつつも、負けて市場から撤退したことのある人からすると耳が痛い話ばかりだ。
実際にトレードの世界に足を踏み入れ、環境のおかげか勝ちが続いていたにも関わらず、手法を捨ててギャンブルに身を投じ、丸焦げになった経験が蘇ってきた。
読み終わって感じたのは、トレードがいかに難しいものかということ。
規律を自らに課し、見直し続けることが最低条件だとすれば、世の大半の人はインデックスファンドにでも投資していれば良いだろう。
聖杯が確率計算の果てにあるのであれば、尚更のこと、そこらの個人にするとただのギャンブルだ。
自分がどちら側の人間か認識できたことも収穫だった。