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58歳からのハローワーク200％活用術

日向咲嗣

58歳といえば会社でのキャリアも黄昏時を迎え、終焉が見えるお年ごろ。本書では早期退職、再就職、再雇用、失業手当、年金受給など、定年前後の中高年の悩みにすべてにお答えする一冊です。読んで損はありません。




僕は実のところを言うと2024年12月31日を持ってアルバイト､契約社員を含め約9年勤めた会社を退職しました。41歳のことでした。ですのでこの文章を書いている現在はどこに出しても恥ずかしい立派な無職ということになります。

話題を本書に戻して、58歳という「定年退職」間近の年齢で「人生100年時代」と言われるこれからをどうやって身を処していけばいいのかが詳細に書かれております。幸か不幸か自分はまだその年齢には達しておりませんが、藁にも縋るような想いで本書を読み耽っておりました。

定年退職して再雇用されるという道もありますが、早期退職、再就職、再雇用、失業手当、年金受給など、定年前後の中高年には多くの悩みが降りかかってくるものでありまして、本書の中に記されている「悲喜こもごも」に戦々恐々としながらページをめくりつつ「まぁこれなら」とも楽観視するに至っております。

「ハローワークなんて、あんなところは失業保険をもらいに行くところだ!」

などと考えるご年配の方々は多いのかもしれませんし、実際に僕自身もこの言葉をぶつけられたこともありました。しかし、本書を手にとって、あるいは自らのデバイスにダウンロードしてページをめくってみれば、必ずしもそうではないことが分かります。

58歳からのハローワーク200％活用術

日向咲嗣

キャリアダウンの発想、勉強になりました。定年後はダブルワークも視野に入れて、長く働ける仕事を選ぶことの大切さ、高齢者に大量の求人が出ている職種、清掃や警備員の仕事などを選ぶことが現実的であることが、よく理解できました。ただ、長年やってきた仕事、専門性が活かせる道はかなりハードルが高いでしょうが、その道も探っていこうと思います。いろんな選択肢を考慮に入れながら、じっくり、定年後をどう生きるのかを考えていこうと思いました。