ロバート・フェルドマンのレビュー一覧
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「2030年までに1600万人が職を失う」
という衝撃的な文章からこの本は始まります。
けれどもこの事自体が重要なのではなく、
「環境の変化に対応できれば、その多くが新しく生まれる職に就ける」と前向きに断言し、重点を置いています。
その「環境の変化に対応する」為に、この本では
『学び直し』を強く訴えます。
昨今の技術革新や社会変化を、自己の学び直しによって、確実にタイムリーに更新し続けることが重要。
またその環境の変化についていくことは勿論の事、自身の知識やスキルを学び直しにより幾度となく更新することもまた重要だと説いています。
先日社内フォーラムでカーボンニュートラル等の気候変動対策をする企業特集を受講したけれど、日系企業には全く触れませんでした。けれどこの本を読んで、再生可能エネルギーを促すRE100にアメリカに次いで日本が2番目に参加企業が多い事を知り、少し安堵しました。
また日本のコロナ対策を台湾と比較し、
日本人でない第三者からの客観的な考察を読めたことも面白かった。
これだけストレートにジャッジ出来るのも第三者ならではの意見だと。 -
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WBSへの出演でおなじみの米国人エコノミストによるコラム集。以前より、当人について感心があったことから手に取った。関心はやはり、WBSにおけるあの日本語能力とわかりやすい解説である。エール大、MITで経済学を学び、IMFやソロモンブラザーズなどでキャリアを築いたというだけあって、そもそも頭脳明晰であろうが、それだけで彼を語るのであればあまりにも一面的であろう。書中では、スケジュール管理をどう行うかといった、日常的な話題からビジネスマンとしての心構えや、人生についてといった哲学までが、明快かつ簡潔に述べられている。やはり、フェルドマンの最大の魅力は、本来こ難しいことに関しても、極めて分かりやすく、しかしながら手を抜いた感じは全くしない、表現であろう。書中にも触れられていたが、他人とのコミュニケーションにおいて、彼自身が重視し実践しているのが、いかに簡潔に物事を伝えるかということだそうだ。
本書は、ページ数も少なく、行間も広いため、実際にはもう少し薄い装丁で出版されてもいい位の分量であるが、内容的には非常に濃く、読んで良かったと思える本である。 -
Posted by ブクログ
アナリストの採用基準を「分析力」「プレゼン力」「人間力」「数字力」「エネルギー管理力」「言語力」「商売力」の7つのスキルにわけて解説した本。
どれか1つのスキルだけが重要というわけではなく、複合効果で決まってくる。つまり、弱いスキルが1つあると、他のスキルがいくら高くても、全体として0になるという、掛け算で能力を判断される。と解いている。これからのビジネスマンも段々とこのような能力を求められてくるのではないかと思った。
印象に残った言葉
欧米では、情報と情報をつないで、そこに新たな意味を見いだせる人が専門家として認められる。
人前で話す際に忘れていけないことは「舞台になっている」という自覚です。話すことは演技です。コツは「ゆっくる話す」ことです。
会話の底流を掴む。L1:事実についてのやり取り。L2:起きた事実に対する自分の思いと相手の思い。L3:品位や自分のアイデンティティに関わる問題。
交渉の前にBANTAを考えておく。交渉の家庭では「水をもって火を制す」
数字力を身に付けることは「数字を怖がないこと」が大切
アメリカには「数字は嘘をつかないが、嘘つきは数字を使う」という格言がある
「人の幸せは人生を面倒くさいと思うか、冒険と思うかによって決まる。面倒くさいと思ったら幸せにはなれない。冒険だと思えば幸せだ」 -
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アナリストという職業は、冷静に客観的に物事を分析し、人に伝える職業である。
本書は、①分析力 ②プレゼン力(分析した内容を人に伝える)③説得力(伝えたことを人に納得させる)という大きく3つのパートより構成。
①分析力=仮説力であり、「混沌(情報)から(見えていなかった)意味を引き出す」という情報のつなぎ方が重要である。
◇分析力が求められる背景
文化的背景の違いは人が物事を捉える際の着眼点に影響を与える。
→この背景の違いを乗り越えて、人を納得させる為にも的確な分析力が求められる。
◇分析力の4分類
・ジャーナリズム
・理論
・計量分析
・テクニカル分析
であり、事実、モデル、物語、数字の4ファクターの組み合わせにより分類される。
*現在、自分がどのスタイルで物事を観察、分析しているかを考えることが重要。
②プレゼン力
目的を明確にする=何の為に、誰に向けて、何を伝えるのか?
グラフ、表、孫子の兵法(道、天、地、将、法)をマトリックスにするなど、ビジュアルに働きかけることも有効。
③説得力
人を納得されるには、意見が対立する理由を理解することが重要。
・情報の違い(統一が必要)
・解釈の違い(ベースとなる解釈の共有)
・損得の違い
⇒詳細は、「ハーバード流交渉術」
○補足
人間力 : 軸は、 「協調性」×「能力」
数字力 : 数字はウソをつかないが、ウソつきは数字を使う。
時間管理力 : どこまでやるかは、自分で決める。
中長期的スケジュールを立てる。 -
Posted by ブクログ
WBSへの出演でおなじみの米国人エコノミストによるコラム集。以前より、当人について感心があったことから手に取った。関心はやはり、WBSにおけるあの日本語能力とわかりやすい解説である。エール大、MITで経済学を学び、IMFやソロモンブラザーズなどでキャリアを築いたというだけあって、そもそも頭脳明晰であろうが、それだけで彼を語るのであればあまりにも一面的であろう。書中では、スケジュール管理をどう行うかといった、日常的な話題からビジネスマンとしての心構えや、人生についてといった哲学までが、明快かつ簡潔に述べられている。やはり、フェルドマンの最大の魅力は、本来こ難しいことに関しても、極めて分かりやすく、しかしながら手を抜いた感じは全くしない、表現であろう。書中にも触れられていたが、他人とのコミュニケーションにおいて、彼自身が重視し実践しているのが、いかに簡潔に物事を伝えるかということだそうだ。本書は、ページ数も少なく、行間も広いため、実際にはもう少し薄い装丁で出版されてもいい位の分量であるが、内容的には非常に濃く、読んで良かったと思える本である。
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WBSにておなじみのフェルドマン氏の著作。フェルドマン氏のコメントはいつも的確かつ納得のものなので、書名買いしてみた。内容については、著者が言うように、平易な表現ではあるけれども、分析視点とそれを伝えあい高めあうために必要となる素養についてまとめられている。別にアナリストを目指していなくても基本的なビジネスマンとして具備すべき素養として捉えればよいのではないか。誰もがいくらでも情報を収集できる現在では、それを分析・取捨選択し、整理することが基本素養になっている。また、自身の整理した仮説を検証する、議論してブラッシュアップしていく(共感の輪を拡げて行く)ことに付加価値があると感じているので、重要な意見だと思う。それにしても、議論するのを嫌がる(面倒くさいと思う)人が本当に多い世の中になったなあと思う。各人が自身の仮説をしっかり整理したうえで行う議論であれば身がある議論になるのだが、そのあたりが浅くなるのは、みんな物事を考えるのが面倒だと思うからなのだろうか・・・?
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《要旨》
アナリストとしての能力は7つのスキルの複合効果で決まってくる。だからこそ、どれか一つのスキルだけ特に大事ということはない。
1つ目は分析力。情報と情報をつなぐ線を引き、絵を描く。そうすることで混沌とした情報の中から今まで見えていなかったものを引き出す。それが「分析」の真髄。
2つ目はプレゼン力。最初に目的を決めることが大事。また「自分と会話」するとよい。
3つめは人間力。会話力、交渉力、人観力に大別される。会話では「事実」「その裏にある思い」「品位やアイデンティティ」などがゴチャゴチャだと噛み合わなくなる。交渉には「情報の違い」「解釈の違い」「損得の違い」に注意するとよい。また人を見極めるには、仕事では協調性と能力を見るようにしている。
4つ目は数字力。数字はわかりやすいこと、客観性があることに利点がある。それだけに「数字の精度の虚偽」には注意したほうがよい。
5つ目は時間・エネルギーの管理力。時間管理はコツではなく「人生計画」の問題だと思っている。健康も重要であり、自分の「数値」を知っておいたほうがよい。
6つ目は言語力。大おじ名ポイントは「楽しく勉強する」こと。
7つ目は商売力。顧客に目を向け、顧客が買っているものの本質を見極めることが重要。また、自分のブランドを確立することも重要である。
《印象に残ったコトバ》
アナリストの能力は「足し算」ではなく「掛け算」で決まります。(略)この違いは、スキルの磨き方にも大きく影響します。スキルが足し算関係にあるなら得意科目を強化した方が得策で、掛け算関係なら逆に苦手科目を強化することが得策になります。
《感想》
アナリストの成分表示が分かって面白かった。改めて、再発見する事項もあり良かった。
《目次》
1.混沌から意味を引き出す「分析力」
2.逆算して組み立てる「プレゼン力」
3.意見の違いを乗り越える「人間力」
4.下品になってはいけない「数字力」
5.見落としがちな「時間・エネルギー管理力」
6.“ハブ性”で勝負する「言語力」
7.自分ブランドで差別化する「商売力」
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Posted by ブクログ
WBSでお馴染みのフェルドマンの本。
アナリストとして必要な7つの能力について書いています。
?分析力、?プレゼン力、?人間力、?数字力、?エネルギー管理力、?言語力、?商売力
面白かったところ
?分析力
分析のスタイルを、横軸(物語・数字)と縦軸(事実・モデル)に分けていた点で状況に応じて使いわける必要があること。
?人間力
・意見が対立する3つの原因
1.情報の違い、2.解釈の違い、3.損得の違い
・フィッシャーの交渉の4つの基本原則
1.人と問題をわける、2.姿勢より利益、3.双方の利益となる選択肢、4.進捗は測定可能な基準で評価
?エネルギー管理力
・中長期的なスケジュール管理について1枚のペーパーにリストアップ
・日々のスケジュールはやるべきこと・優先ランク・所要時間で管理
?商売力
信頼の方程式
T=E+R+I/S
T:信頼、E:専門性、R:約束を守る、I:親密性、S:私欲
ポイント、ポイントで為になる本でした。