ロバート・フェルドマンのレビュー一覧
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「2030年までに1600万人が職を失う」
という衝撃的な文章からこの本は始まります。
けれどもこの事自体が重要なのではなく、
「環境の変化に対応できれば、その多くが新しく生まれる職に就ける」と前向きに断言し、重点を置いています。
その「環境の変化に対応する」為に、この本では
『学び直し』を強く訴えます。
昨今の技術革新や社会変化を、自己の学び直しによって、確実にタイムリーに更新し続けることが重要。
またその環境の変化についていくことは勿論の事、自身の知識やスキルを学び直しにより幾度となく更新することもまた重要だと説いています。
先日社内フォーラムでカーボンニュートラル等の気候変動対策 -
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WBSへの出演でおなじみの米国人エコノミストによるコラム集。以前より、当人について感心があったことから手に取った。関心はやはり、WBSにおけるあの日本語能力とわかりやすい解説である。エール大、MITで経済学を学び、IMFやソロモンブラザーズなどでキャリアを築いたというだけあって、そもそも頭脳明晰であろうが、それだけで彼を語るのであればあまりにも一面的であろう。書中では、スケジュール管理をどう行うかといった、日常的な話題からビジネスマンとしての心構えや、人生についてといった哲学までが、明快かつ簡潔に述べられている。やはり、フェルドマンの最大の魅力は、本来こ難しいことに関しても、極めて分かりやすく
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アナリストの採用基準を「分析力」「プレゼン力」「人間力」「数字力」「エネルギー管理力」「言語力」「商売力」の7つのスキルにわけて解説した本。
どれか1つのスキルだけが重要というわけではなく、複合効果で決まってくる。つまり、弱いスキルが1つあると、他のスキルがいくら高くても、全体として0になるという、掛け算で能力を判断される。と解いている。これからのビジネスマンも段々とこのような能力を求められてくるのではないかと思った。
印象に残った言葉
欧米では、情報と情報をつないで、そこに新たな意味を見いだせる人が専門家として認められる。
人前で話す際に忘れていけないことは「舞台になっている」という自覚で -
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アナリストという職業は、冷静に客観的に物事を分析し、人に伝える職業である。
本書は、①分析力 ②プレゼン力(分析した内容を人に伝える)③説得力(伝えたことを人に納得させる)という大きく3つのパートより構成。
①分析力=仮説力であり、「混沌(情報)から(見えていなかった)意味を引き出す」という情報のつなぎ方が重要である。
◇分析力が求められる背景
文化的背景の違いは人が物事を捉える際の着眼点に影響を与える。
→この背景の違いを乗り越えて、人を納得させる為にも的確な分析力が求められる。
◇分析力の4分類
・ジャーナリズム
・理論
・計量分析
・テクニカル分析
であり、事実、モデル、物語、数字 -
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WBSへの出演でおなじみの米国人エコノミストによるコラム集。以前より、当人について感心があったことから手に取った。関心はやはり、WBSにおけるあの日本語能力とわかりやすい解説である。エール大、MITで経済学を学び、IMFやソロモンブラザーズなどでキャリアを築いたというだけあって、そもそも頭脳明晰であろうが、それだけで彼を語るのであればあまりにも一面的であろう。書中では、スケジュール管理をどう行うかといった、日常的な話題からビジネスマンとしての心構えや、人生についてといった哲学までが、明快かつ簡潔に述べられている。やはり、フェルドマンの最大の魅力は、本来こ難しいことに関しても、極めて分かりやすく
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WBSにておなじみのフェルドマン氏の著作。フェルドマン氏のコメントはいつも的確かつ納得のものなので、書名買いしてみた。内容については、著者が言うように、平易な表現ではあるけれども、分析視点とそれを伝えあい高めあうために必要となる素養についてまとめられている。別にアナリストを目指していなくても基本的なビジネスマンとして具備すべき素養として捉えればよいのではないか。誰もがいくらでも情報を収集できる現在では、それを分析・取捨選択し、整理することが基本素養になっている。また、自身の整理した仮説を検証する、議論してブラッシュアップしていく(共感の輪を拡げて行く)ことに付加価値があると感じているので、重要
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《要旨》
アナリストとしての能力は7つのスキルの複合効果で決まってくる。だからこそ、どれか一つのスキルだけ特に大事ということはない。
1つ目は分析力。情報と情報をつなぐ線を引き、絵を描く。そうすることで混沌とした情報の中から今まで見えていなかったものを引き出す。それが「分析」の真髄。
2つ目はプレゼン力。最初に目的を決めることが大事。また「自分と会話」するとよい。
3つめは人間力。会話力、交渉力、人観力に大別される。会話では「事実」「その裏にある思い」「品位やアイデンティティ」などがゴチャゴチャだと噛み合わなくなる。交渉には「情報の違い」「解釈の違い」「損得の違い」に注意すると -
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WBSでお馴染みのフェルドマンの本。
アナリストとして必要な7つの能力について書いています。
?分析力、?プレゼン力、?人間力、?数字力、?エネルギー管理力、?言語力、?商売力
面白かったところ
?分析力
分析のスタイルを、横軸(物語・数字)と縦軸(事実・モデル)に分けていた点で状況に応じて使いわける必要があること。
?人間力
・意見が対立する3つの原因
1.情報の違い、2.解釈の違い、3.損得の違い
・フィッシャーの交渉の4つの基本原則
1.人と問題をわける、2.姿勢より利益、3.双方の利益となる選択肢、4.進捗は測定可能な基準で評価
?エネルギー管理力
・中長期的なスケジュール管理