村田晃嗣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
村田先生は、まあ、トランプ大嫌いなのわかってる。とってもわかる。
それはそうとしてその、政治家でも何でもないトランプが当選、しかも再選されたことも事実。
そこを分析する本ではないが。
50年、9人の米大統領。日本も、世界も相当翻弄されたが。
4年を単位で、揺り返すことのできる仕組みは、危うくもあり、だからこそ、安全弁になってる面もあるのだな。
大体、大きな期待と共に就任するのは、その前の歪みが大きくなって、国民にストレスが溜まってるから。
実際政を担ってみれば、そりゃあ、うまくいかないことは多々あるし、多面的に問題が起きて、だけど、社会と情勢は変わっても、なかなか政治方針を変えることも出来 -
Posted by ブクログ
よく耳にする「小さな政府」、「強いアメリカ」の代名詞、そして中曽根元首相とのロンヤス関係で有名なレーガン元大統領。自分がNYCに住んでいた頃、元NYT記者と政治の話で盛り上がっている時、「理想の大統領は?」の質問に「もちろん、ロナルド・レーガン」と断言する姿に、確かにあんたはバリバリ保守派の共和党支持者だよね~と納得。
ハリウッドのB級俳優な民主党員が、直観的な機転とすぐれた演説スキルを武器に共和党の保守派として大統領に上り詰めたドラマ。少し薄いかな?とも思ったけど。そのくらいでちょうど良いかも。
生誕100年を過ぎ、元大統領の伝記映画が製作されつつあるというので、ぜひ見てみたい。 -
Posted by ブクログ
レーガンが大統領になったときは、自分が大学生でお茶の水駅の階段を上っているときにしった。世界戦争になるのではないかと危惧した。
自分も未熟だった。
この本は、新書ながら、レーガンの生い立ちからその思想的背景まで丁寧に分析している。
(1)レーガンは、経済的保守(自由主義)と宗教的保守(南部キリスト教保守派)と反共主義とを包摂する保守派の魅力をもっていたい。(p112)
現在、共和党はロムニーが優勢になっているが、ロムニーも茶会グループのような極端な小さな政府グループを包摂した緩やかな保守派の賛同をえられるかがカギになる。
(2)レーガンは、ハイエクの『隷属への道』をよく読んで