蟹沢孝夫のレビュー一覧
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ネタバレメモ。
・ブラックには肉食(激務)と草食(単純・スキル身につかない)がある。
・草食は終盤の仕事が多い。販売、サポート、監視など。
(cf. 序盤のマーケティング・企画・受注、中盤の開発・製造)
・携帯電話の販売など、賞味期限が短いものもブラックと言える。
・替えが聞く・専門性不要の仕事も、主婦や学生ならOK。
問題は、こういう仕事にしか就けない人がいること。
・ブラック企業を支える加害者は安いものを求める消費者、元請けの大企業、下請構造そのもの。
・新卒はゼネラリスト、中途はスペシャリストが求められる。
・転職には年齢の問題が付きまとう。(日本の文化的な面。)
<筆者の提言>
・新卒者 -
Posted by ブクログ
就職活動をする学生として、ぜひ読んでおきたいと思って購入。
ブラック企業が生まれる背景は親会社のしわ寄せを受けている、という主張だった。だから安い仕事を発注するばかりではなく、またいわゆる窓際族の雇用を守らなければいい。そしてブラック企業を変えていこう、という主張は、筆者自身が触れているが途上国と先進国の関係と同じだ。
既得権益がある者にとって簡単に手放せないだろう。それでも変えていきたいと思うのならば、圧倒的な数の力が必要だろう。つまり世論を味方につける。そのためには、まず対話が必要なのかな。それだけでは弱いよね。何が必要なんだろう。 -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
外見はマトモなのに、内実はとんでもないブラック企業。
あなたの職場は、次のいずれかに該当するだろうか?
「新卒使い捨て」の肉食系、成長のチャンスを奪う草食系、大手だけど「時給がマックやコンビニ以下!?」のグレーカラー。
このような職場に苦しんでいるのは、決して若者だけではない。
いま勝ち組企業に勤める中高年も、いつ「明日はわが身、いやわが子の身」となるかもわからない…。
本書が描き出すブラック職場はフィクションではない。
その実態は、600人以上の転職支援を行った著者の経験とキャリアカウンセラーとして内々に入手した情報にもとづくものである。
後半では、転落者が再チャレンジできる方 -
Posted by ブクログ
最近はやりのブラック企業について、三種類に分類して解説。
◆肉食系ブラック企業
新卒使い捨て。完全にキャパ越えの業務を任せられるうえ、福利厚生等が相当手薄。ベンチャー・中小系が陥る傾向。
◆草食系ブラック企業
安定はしているけれども、そこに長く居すぎると腐ってしまうかんじ。手にスキルがつかないので自らが成長しない。
◆グレーゾーン
いわゆる上場企業に多い。ブランド名・給料はあるが、過重労働に陥りやすく、時給換算してみるとマクドナルド以下だったり。。
上記のように分類されるのだが、日本の企業で、上の三つに当てはまらないもののほうが少ない気がしてならなかった。
筆者もそれぞれの企業自体が