蟹沢孝夫のレビュー一覧

  • ブラック企業、世にはばかる
    産業構造自体が低賃金単純労働を必然的に発生せしめ、家計の主たる人がそこにはまりこみ雇用のミスマッチが生じていることが問題と著者は主張する。この点は評価できる。ただし、最後の問題解決としての雇用流動化は無理があるのではないかという気がする。
  • ブラック企業、世にはばかる
    ブラック企業の恐ろしさを殊更アピールするような本ではない。そういう企業を生み出す背景、勝ち逃げを決め込んでる人達が薄々気付いていても認識しないように意識してる部分、日本の硬直的な採用慣習について書かれている。
    「自分だけ良ければ、他はどうでもイイ」という考えを克服しないとどうしようもない、といった人...続きを読む
  • ブラック企業、世にはばかる
    ブラック会社にも肉食系ブラックと草食系ブラックが存在して、
    肉食系は激務薄給、草食系はというと単純なルーチンワークでそこに居続けてもスキルも上がらないしおまけに転職も出来ないという恐ろしいモノ。

    新卒一括採用、転職35歳限界説など今の日本をダメにしている要因を「会社組織」とリンクして書かれている。
  • ブラック企業、世にはばかる
    ブラック企業(職場)は、現代版の搾取、、、。この本が出版されたのが2010年、今はもっとブラック企業が幅を利かせているようにも思う。一企業の問題というよりも、産業構造に問題あり、という点に納得。
    ただ、例に挙げられているのがエリート級ばかり。普通の人が働く場はすべてブラック企業(職場)にも思えてくる...続きを読む
  • ブラック企業、世にはばかる
    ブラック職場のタイプ分けを試み、それぞれの状況と問題点・原因を考察している。

    人をモノのように扱う経営者の思考・人件費削減等のために下請け会社を良いようにこき使う大手会社・新卒主義にこだわり流動性に欠けた雇用体制  と、徐々に問題を掘り下げていくところが面白かった。

    解決策として、解雇規制の緩和...続きを読む
  • ブラック企業、世にはばかる
    メモ。

    ・ブラックには肉食(激務)と草食(単純・スキル身につかない)がある。
    ・草食は終盤の仕事が多い。販売、サポート、監視など。
    (cf. 序盤のマーケティング・企画・受注、中盤の開発・製造)
    ・携帯電話の販売など、賞味期限が短いものもブラックと言える。
    ・替えが聞く・専門性不要の仕事も、主婦や...続きを読む
  • ブラック企業、世にはばかる
    なんかこれ読んだ内容忘れて2回くらい読んでしまった。

    どんだけ、ブラック企業という単語注目してるんだろ・・
  • ブラック企業、世にはばかる
     就職活動をする学生として、ぜひ読んでおきたいと思って購入。

     ブラック企業が生まれる背景は親会社のしわ寄せを受けている、という主張だった。だから安い仕事を発注するばかりではなく、またいわゆる窓際族の雇用を守らなければいい。そしてブラック企業を変えていこう、という主張は、筆者自身が触れているが途上...続きを読む
  • ブラック企業、世にはばかる
    [ 内容 ]
    外見はマトモなのに、内実はとんでもないブラック企業。
    あなたの職場は、次のいずれかに該当するだろうか?
    「新卒使い捨て」の肉食系、成長のチャンスを奪う草食系、大手だけど「時給がマックやコンビニ以下!?」のグレーカラー。
    このような職場に苦しんでいるのは、決して若者だけではない。
    いま勝...続きを読む
  • ブラック企業、世にはばかる
    ただそのブラック企業が悪いといっているわけではないところが面白い。

    ブラック企業をブラック企業たらしめている原因にはその元請会社、発注側にもあるという。無理難題を押し付ける発注のせいで過当競争が行われている下請けはそれを行わなくてはやっていけない。それが原因で激務なのに採算が合わないといったブラッ...続きを読む
  • ブラック企業、世にはばかる
    法的にグレーな企業かと思って読み始めましたが、そちらではなく、俗に言う勝ち組企業がその中心。
    事例はそれなりに取り上げられているものの、もう少し深堀りされていれば、良かったと思います。目新しさという点では、やや期待はずれか。
  • ブラック企業、世にはばかる
    ブラック企業が悪いって論調ではなく、何がブラック企業をブラック企業足らしているのかというところが良かったと思う。

    やっぱ大企業でもやる気の無い人、使えない人は、レイオフ、あるいは降格ってのが必要なんじゃないかな。大企業と中小企業には、能力以上の処遇格差がある模様。

    さて、この本によると若手官僚・...続きを読む
  • ブラック企業、世にはばかる
    ブラック企業についてや、一流大学出身者でもはまってしまうブラックなスパイラルの仕組みなどは書いてあって、中々おもしろい。でも、そこから抜け出す方法を指南してくれるのかと思いきや、そこのところは最後まで灰色。
  • ブラック企業、世にはばかる
    思った以上に参考にはなりました。
    内容としては解雇規制の緩和を推奨し、それにより高齢者の雇用が確保出来ると著者は語っています。
    成る程と思う反面、それだけ流動性が大きくなったら、日本では労働者の雇用の不安も大きくなると思います。
    出来る人は良いですが、その時出来ない人はどうすれば良いのかも考える必要...続きを読む
  • ブラック企業、世にはばかる
    そこまで目新しい内容ではなかったが、平易に書かれていたためわかりやすかった。

    ブラック企業の原因とある種の解決策が書かれた本。
    新書にありがちな、こうすべきだ!と強く主張するわけではない、一方で表裏が描かれすぎて結局絵に描いた餅では?と思うことも無きにしも非ず。

    個人的意見としては
    やっぱりマッ...続きを読む
  • ブラック企業、世にはばかる
    最近はやりのブラック企業について、三種類に分類して解説。

    ◆肉食系ブラック企業
    新卒使い捨て。完全にキャパ越えの業務を任せられるうえ、福利厚生等が相当手薄。ベンチャー・中小系が陥る傾向。

    ◆草食系ブラック企業
    安定はしているけれども、そこに長く居すぎると腐ってしまうかんじ。手にスキルがつかないの...続きを読む