宮本直美のレビュー一覧

  • ミュージカルの歴史 なぜ突然歌いだすのか

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    自分は常に頭の中に音楽が流れているタイプで、集中するとたとえ職場であっても鼻歌を歌い出してしまう迷惑極まりない人間なので、音楽が常にそばにあると言うのは全然不思議じゃない。むしろ仕事場でストレスが溜まっていたりすると、突然誰かが歌い出したら面白いのになぁなんてことを考えているタイプの人間だ。

    ただ確かに言われてみると感情が盛り上がってきたとはいえ、いきなり登場人物が歌い出すと言うのは結構不思議だ。その疑問や「不思議さ」に真正面から回答しようとするのが本書だ。

    読んでまず 驚いたのは、 ミュージカルは歴史的に見れば オペラよりも後にできたもで、もともとはオペラのように全てが歌によって構成され

    0
    2025年01月03日
  • ミュージカルの歴史 なぜ突然歌いだすのか

    Posted by ブクログ

    演劇学のガイダンスでおすすめされていたので読みました。そもそもミュージカルの元となったオペラはずっと歌うのが普通だった、セリフを言うのがむしろ変わっていたという学び。劇場でミュージカルが観てみたくなる一冊でした。

    0
    2024年06月01日
  • 宝塚ファンの社会学 スターは劇場の外で作られる

    Posted by ブクログ

    私は、観劇してキャトルでちょこちょこ買い物する程度のファンなので、会の皆さんの頑張りには感心します。頑張り過ぎて本末転倒になっている人もいるような…。しかし、熱心なファンの気持ちを利用している劇団はどうかと思う。

    0
    2014年04月02日
  • 宝塚ファンの社会学 スターは劇場の外で作られる

    Posted by ブクログ

    会の働きやチケット配分の仕組みが良く分かった。
    カレンダーの売上が成績に影響するんやとビックリ。
    ファンがスターの序列を内在化しているのは宝塚ならでは。

    0
    2023年03月31日
  • ミュージカルの歴史 なぜ突然歌いだすのか

    Posted by ブクログ

    ロックンロール→ロックの台頭
    音響技術の進化
    市民オペラと市民ミュージカルの違いについて
    ハンズフリーでもマイクロフォンを使っていれば既にオペラではないような。

    0
    2022年12月11日
  • 宝塚ファンの社会学 スターは劇場の外で作られる

    購入済み

    面白かった

    私自身、あるスターさんのファンクラブに入ったばかりでしたが、チケット確保の仕組みや貢献の仕組みなど、不可解な点が多く、ファンクラブについて聞いてみたいことが山積みでした。
    本書を読んで、今までの疑問が解決したとともに、ファンクラブのスタッフの方々の努力や苦労が少しわかったような気がします。

    0
    2016年02月25日
  • 宝塚ファンの社会学 スターは劇場の外で作られる

    Posted by ブクログ

    宝塚が好きになって数週間だったので、よくわかっていなかったファンについて知ろうと思って読んだのですが、本当に分かりやすく体系的に書いてあって、驚きました。
    内容にも、すごく驚きや発見があって、衝撃の一冊でした。

    0
    2012年03月04日
  • 宝塚ファンの社会学 スターは劇場の外で作られる

    Posted by ブクログ

    社会がどのように形成されるか、のモデル実験のレポートを読んだような気がしました。特権とか奉仕とか競争とか優越感とかによって、憧れが制度になっていくのが面白かったです。

    0
    2011年09月18日
  • ミュージカルの歴史 なぜ突然歌いだすのか

    Posted by ブクログ

    そう、ミュージカルって突然歌い出すんですよね!
    でも私はそれが大好きです。
    Sound of musicなんて大好きだし。
    歌が良いと、全てがよく思える。
    レ・ミゼラブルは映画でしか観たことないけれど。あの歌が聴こえてくると、心躍りますね。
    今度、舞台観に行きたいなー。

    0
    2024年01月05日
  • 宝塚ファンの社会学 スターは劇場の外で作られる

    Posted by ブクログ

    宝塚歌劇団から自殺者が出た。
    とはいえ、宝塚にはまったく詳しくないので、参考程度に本書を手に取った。宝塚そのものというより、そのファンたちに焦点を当てているので目的とはすこしずれていたが、それとはまたべつにおもしろいところもあった。「社会学」と銘打ってはいるものの、分析というよりファンの実態、仕組みを紹介している。

    けっこうな文量が割かれるのはガードと呼ばれる、入り待ち出待ちを仕切る役割である。これをやるのはファンではあるのだが、スタッフとファンの中間にあるようなひとたちである。そういうひとたちがいるらしい。公演中の拍手の仕切りからチケットの処理も任されたりするとのこと。重要視されるのは規律

    0
    2023年12月20日
  • ミュージカルの歴史 なぜ突然歌いだすのか

    Posted by ブクログ

    ミュージカル好きにはたまらない本。特に音楽に着目し、ミュージカルの形態の変遷の歴史を辿っていく。

    ひとえに「音楽」といっても、その目的や形態によって、全く違う印象を観客に与えることがわかる。「フレーム内の音、フレーム外の音、オフの音」、「独唱、重唱、合唱」、「裏声か地声か」etc…

    「ショー」的なミュージカルにおいては、観客は「突然歌い出す」ことは当たり前のものと享受する。時代を経るにつれ、一貫したストーリーがミュージカル界においても重要視されはじめ、台詞世界のリアリティと歌の世界のリアリティとを、雄弁なアンダースコアによって「統合」し、「突然歌い出す」違和感をなくしていくようになった。

    0
    2023年03月25日
  • 宝塚ファンの社会学 スターは劇場の外で作られる

    Posted by ブクログ

    比較・普遍化がなされていないので、社会学と銘打てるかどうかは微妙だが、劇団・ファンクラブ・ファンの相互依存的な構造が描かれていて面白い。

    0
    2011年06月11日