永田修矢のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
重たい洋菓子をずっと食べているような感覚。
小学6年生から中学2年生までの、男子の物語だが、甘酸っぱさは全くない青春譚。
けれど、一気読みしてしまった。
人付き合いが上手くない「陰キャ」の陸、
大人や周りの期待に応えたい汰月。
物語自体もずっしり重くのしかかる感じだが、細部の描写が鮮明で、語り手の視点の明度が高い。
「あぁ、子供の頃、人と話していても、こんなどうでもいいことを考えていたなぁ」と、いう思春期の頃の心に共感を覚えた。
語り手もぬるりと変わり、急な視点の変化があるが、それがとても自然で、ぐっと話に引き込まれる。
依存とも共生ともつかない二人の関係が今後どんなふうに続くのか。
ずっと離れられずにいるのだろうか。
きっと現実にもこんな二人の関係のような人々がいるはず。
『バスクチーズケーキ』