永島育のレビュー一覧

  • ビジュアルで読み解くオスマン帝国全史

    Posted by ブクログ

    フルカラーで、絵や地図も豊富で、重要語句が太字になっており、用語解説・人物解説も程よく配置されている、これまでの人生で一番分かりやすいオスマン入門書!
    皇帝の名前などに親近感がもてず、これまでなんとなく忌避してきたが、今回初めてオスマン史本を読んで、これほどまでに波瀾万丈な帝国人生を歩んでいたとは知らず、大いに見直した。
    上り坂の時代もそれなりに良かったが、チューリップ時代後に徐々にボロボロになっていくところや、そんな中でも必死に改革しようとしている姿は、泣ける。最後の第一次大戦講話時は、目も当てられない状況だったが、それでもトルコ共和国で起死回生を遂げられたのは、おそらくオスマン時代の試行錯誤や努力の賜物なんだろうと思った。

    字数が多くなくて見やすかったが、その分文章での流れの解説が少ないのかもしれない(入門書としては仕方ないかもしれないが)。結局オスマンは何か悪かったのか、何故滅びなければならなかったのか、等の疑問が生じた。「教養としての「イスラム史」の読み方」、とかを、次に読むべきなのか、迷っている(他にも読みたい本はたくさんあるのだが)。

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    2026年09月27日