NHKスペシャル取材班・横井秀信のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
太平洋戦争を庶民の生活史から描いたもの。大本営発表ではないリアリズムを知ることができた。ミクロの話題にNHKの取材で盛り付けをして大きな視点を失わずにいる。ただ歴史を語るには物足りない。
戦争を始め、経済・社会・産業などの統制=国家の政策が国民一人ひとりにどのような影響・インパクトをもたらすのか、その生の記録と検証として本書の意義がある。
広島・長崎の原爆、ソ連の参戦、国民はその脅威を受け止めている。開戦の高揚に対する自己反省もある。逮捕時の東條元首相の自殺未遂も嘲笑する度量がある。
されど、戦争を起こし、遂行し、敗戦に至った歴史の分析はここから出て来ない。次の戦争を止める想いも定かではない。