サトーユキエのレビュー一覧

愛しの可愛い子ちゃん 1

サトーユキエ

7/18現在で、私の胸が一番、キュゥゥゥンと高鳴った少女マンガ
当然、良い意味で画にも内容にも破壊力があった
普段、凛としてて一分の隙も見せない『王子様』キャラ扱いされちゃってる女の子が、気になる男の前だと、自分だけを見て欲しいのに素直になれなくて自己嫌悪の螺旋に落ちちゃって、「スキ」と言うのにも最大限の勇気を必要としちゃう
このギャップが読み手のハートをブチ抜いてくる
そんな女の子を取り巻く、女の子の葛藤や成長の話もウルウルした
また、話間の四コマ漫画、これもこれでレベルが高くて驚いた
２巻が楽しみでならない

子供だって大人になる

サトーユキエ

期待してる新人作家さん。
今回は初単行本のノーバディクライに比べてパンチが弱かった。主人公がルックスも性格も地味だからかな。
でも前が良すぎたので期待しすぎましたが普通に面白いです。
どうしようもなんないのとか、成長してないのは自分なのに他人見下したりとか、そういうリアルを淡々と。

余韻をぶち壊す後書きも好きです。

ノーバディ クライ

サトーユキエ

期待の新鋭、と私が編集なら書く。
表題作が秀逸。
作者が漫画で恋愛で伝えたいことが根っこで決まってしまっているのか、
全部纏めて読むと感動が薄れちゃいます。あれ、これなんかどっかで…という感じで。
雑誌で読みたい漫画かも。
ちょこっと中２な感じがしないでもないですが、まぁ恋愛なんてそんなもんだということで。