春日孝之のレビュー一覧

  • イランはこれからどうなるのか―「イスラム大国」の真実―

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    [潜在大国の表と裏]その政治体制から宗教、外交政策に至るまで、ありとあらゆる側面で注目を集めるイラン。強硬派とされたアフマディネジャド大統領時代にイランに赴任することになった記者の現地レポートにして、今後のイランの行く末を考えた一冊です。著者は、毎日新聞で記者を務める春日孝之。


    著者は特に「イスラム」と「ナショナリズム」の両面が近年のイランでは溶け合っていく様子に注目しているのですが、イランの複雑さを理解する上でも勉強になる視点なのではないかと思います。多くのイランの有力者のインタビューが掲載されているのも好感が持てますし、赴任が初めてのイラン経験とは思えない程いろいろと考えられているのだ

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    2015年01月19日
  • イランはこれからどうなるのか―「イスラム大国」の真実―

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    イランて、結構、複雑な国なのだなと言うのが、この本を読んだ感想です。
    機会があれば、イランの歴史とか中東の歴史とかの解説本を読んでみたい気もしますが、とりあえず、そんな時間なさそう。

    ちなみに、この本も、@hideoharadaさんがツイッターで紹介しているのを見て、読みました。

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    2010年11月01日
  • イランはこれからどうなるのか―「イスラム大国」の真実―

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    イランを取り巻く世界がよくわかります。
    現地に行って現地の人の声を聞いているのでリアリティがあり、ニュースで取り上げられていることや自分自身がイランに持っていたイメージなどが全然違ったことに驚きました。

    シーア派VSスンニ派
    イランVSアメリカ
    イスラムVSユダヤ
    革命派VS保守派

    などの様々な状況が入混ざっている国であるため、国民も日々翻弄されているのだなと思いました。
    保守派なのに革命派な要素を持った人
    などが登場してきたところにイランという国を感じました。

    イスラム文化をもっと勉強しよう。

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    2010年10月10日
  • イランはこれからどうなるのか―「イスラム大国」の真実―

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    2005年から4年間、毎日新聞のテヘラン特派員としてテヘランで過ごされた著者によるイラン分析。「へぇ」と思うところが多々あって、面白かった。アメリカ、イラン、イスラエル、アラブ諸国などの関係は表面的に見えているところだけでは判断できないもののようだ。

    以下、覚書。
    *イランは中東では最もアメリカ的なものが好きな国民。
    表向き反米の旗を振りながら、実際は対米関係の修復を志向している。
    *イラン人は日本人以上に本音と建前のギャップが大きい。
    *女性の服装について。
    西洋化政策を進めたパーレビ王政は1936年、チャドルを後進性の象徴として着用禁止令を出した。
    これに対し、王政への不満が強まる中で、

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    2015年05月24日
  • イランはこれからどうなるのか―「イスラム大国」の真実―

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    イランと中国は似ている。内外に様々な問題を抱えていて、一朝一夕にはよくならないのだろうな。米国とイランが仲直り出来ますように。

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    2013年05月27日
  • 未知なるミャンマー

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    欧米との関係改善、巨大中国の影響、東南アジア最後の巨大マーケットと何かと今年話題になったミャンマーの今を伝えるルポルタージュ。軍政による民主化とは、民主化より優先すべき国家統合とは何か。欧米的視点だけではとらえられないミャンマーが見えてくる興味深い一冊です。

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    2012年12月08日
  • 未知なるミャンマー

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    ミャンマーに行く前に予習として読んだ。

    基本的に、首都のネピドーについて述べられている。


    現地に行っての感想は(ネピドーではなくヤンゴンに行ってきた)人は良いが、如何せん街中に異臭が立ち込める。
    環状線の列車に乗ったが、景色にはスタンドバイミーごっこ(線路を歩いている)とゴミばかりだった。
    第一次産業を成長させるためにこのゴミの処理は壁として立ちはばかるだろう。
    逆に、日本企業が進出する足がかりになるかもしれない。

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    2012年10月15日
  • イランはこれからどうなるのか―「イスラム大国」の真実―

    Posted by ブクログ

    イラン世界がよくわかります。
    現地に行って現地の人の声を聞いているのでリアリティがあり、ニュースで取り上げられていることや自分自身がイランに持っていたイメージなどが全然違ったことに驚きました。

    ペルシャ人はアラブ人と「同じムスリム」と同一視して欲しくない。自分たちは「アーリア人、白人だ」という思いが強い。アフガンやバーレーンなど周辺の小国への露骨な大国意識を隠さないし、イラン・イラク戦争の前科もあるので、アラブ諸国はイランへの警戒感は非常に強い。

    シーア派VSスンニ派
    イランVSアメリカ
    イスラムVSユダヤ

    などなど、

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    2010年12月13日
  • イランはこれからどうなるのか―「イスラム大国」の真実―

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    テヘラン特派員として日本人記者が現地で見てきたイラン像が中心となっている本。著者が実際に驚いたことが書かれているからなのか、「え?そうなの?」「なるほど!」と思う箇所が多い一冊でした。

    ブッシュ前大統領の「悪の枢軸」発言にしても、対タリバンや対アルカイダという利害一致によるアメリカ支援という当時の事実を知った上で考えれば謎めいて聞こえる。イランはイスラム教でもシーア派の国で、スンニ派のアラブ各国とは考え方も全然違う。「中東」「イスラム」というキーワードだけでは判断出来ないことが、この本を読むとわかると思います。

    イラン人は「嘘は方便」が当たり前だったり、隠れてホームパーティを毎週開催してい

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    2010年12月11日
  • イランはこれからどうなるのか―「イスラム大国」の真実―

    Posted by ブクログ

    イランという国に対してなぜか黒いイメージ・・・核開発疑惑やアフマディネジャド大統領のホロコースト否定発言に代表されるような過激発言など・・・が付き纏うのは往々にして僕らが欧米の側に立った視点で見ているからのように思う。本書はそれをイランの側から改めて見つめなおし日本人に知られざるイランの姿を教えてくれる。イランにはイラン人が誇るべき歴史を持つペルシア文化や文学があり、それらはその昔「イスファハーン(イランの都市)は世界の半分」と謳われたのに恥じない素晴らしい世界共通の財産でもある。この本を読めばそんなイランに対する遠い異様な国というイメージを、本来は親日的で意外に身近な国なんだというイメージに

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    2013年11月04日