タナカヒロキ(LEGOBIGMORL)のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
『陽と月』は、吃音症を抱えながらも太陽のように明るく天然な陽と、繊細で葛藤を抱える月という対照的な二人の物語である。大学で出会った二人は別々のバンドで活動しながらも親友として互いを支え合い、刺激を与え続ける。しかし、プロとしての道を歩む中で、月は思うような結果を出せず苦しみ、一方の陽は順調に成功を重ねていく。そんな状況でも陽の接し方は変わらず、だからこそ月の中には嫉妬や焦り、自己嫌悪といった複雑な感情が生まれる。その葛藤が非常にリアルで印象的だった。
特に、詩や音楽との向き合い方、人との関わり方が徹底して当事者の視点から描かれている点が魅力的だった。普段からバンドの音楽を聴き、ライブにも足を