渡部淳のレビュー一覧
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アクティブ・ラーニングとは何か
著:渡部 淳
岩波新書 1823
欧米の影響で、文部省は、黒板とチョークの一方的な授業から、ロールプレーイングやディベートを含めた双方の授業へ、「アクティブ・ラーニング」へと学び方改革を進めていく方法を述べています。
知識注入型授業の比重が高いのは、東アジアの特徴...続きを読むPosted by ブクログ -
大人の学びについて関心を持って自分で実践しながら思考しているうちに、子供たちの現在の学びの様子にも興味を持ち出して読んでみた1冊。
2022年から高校社会科の教科が大きく変わって、横断的に見る目を養っていくような方向に舵をきられたことや、アクティブラーニングのいろんな手法を組み合わせて使いながら、学...続きを読むPosted by ブクログ -
教育分野の者ではないが、アクティブラーニングの背景を知りたくて読んでみた。目的の日本の教育の歴史がわかった。ディベートが教育現場で流行っていたことは知らなかった。Posted by ブクログ
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著者の渡部氏はこの本が発行されるちょうど前日に逝去されました。
印象に残った点を2つ。
①ドラマ技法をはじめとしたさまざまなアクティビティの習得の必要性とその困難さ
②アクティブ・ラーニングは学校だけでなく、社会全体で進めていかなければならないということ
生徒目線で、何を“どのように”学ぶか、という...続きを読むPosted by ブクログ -
教育はあたかもまるで演劇のように。一貫して語られている動的な学びの中に、良識ある思考する個人を育まんとする理想に満ちた一冊である。
学生社会と実勢社会との間に依然として存在するGAPをうめる問いかけは、こうした行きつ戻りつの取り組みを通して成し遂げられるものだろう。まったく納得感を得て読み通すこ...続きを読むPosted by ブクログ -
<目次>
はじめに 学び方改革に向けて
第1章 授業改革からアクティブ・ラーニングへ
第2章 アクティブ・ラーニングへの移行
第3章 学びを全身化、共同化するアクティブ・ラーニングの実践
第4章 共有財産としての参加型アクティブ・ラーニング
第5章 アクティブ・ラーニングが定着...続きを読むPosted by ブクログ -
岩波“ジュニア”新書なので、高校生くらいを対象にしただけにとても読みやすかった。この本を読んで、小学校英語必修化についての是非を思い出した。英語を話すことができるだけが“国際人”ではない。外国人とコミュニケーションをとるのに、もちろん英語は必要だが、大切なのは手段ではなく、その話す内容。小学校段階で...続きを読むPosted by ブクログ
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文科省がどれだけ本気になってアクティブラーニングに取り組もうとしているのか、さらには教員がどれだけ腹を据えて取り組もうとするのか…。
その大切さや面白さは十二分に伝わってきた。
ただやはり、最終的な大学入試制度自体が大きく変わらなければ、結局、従来の知識注入中心の形に戻ってしまうのではないかと懸念し...続きを読むPosted by ブクログ -
身体的技法としてのアクティブ・ラーニングについて書かれている。新学習指導要領の「アクティブ・ラーニングの視点」の話とは少しズレるので注意。
対話的な学びの例として、参考にするくらいなら良いのでは。Posted by ブクログ -
アクティブラーニングラーニングとは何かという答えなのかどうか。今までの授業実践のかなり多くがアクティブラーニングだったということか。うーん。Posted by ブクログ
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2020.04.06 アクティブラーニングの大切さがよくわかった。ドラマワークの面白さがとてもよく伝わってきた。やってみたいと思った。Posted by ブクログ
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主体性を持って勉強させるには参加型のプレゼンしかない。医学生(修練医)にどのように応用しょうか? 自分がプレゼンして見本を見せ(ティーチャー イン ロール)、学生になりきりプレゼンをさせホットシーティングさせるのが良いか。Posted by ブクログ
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本書籍発行前日に亡くなった渡部氏がアクティブ・ラーニングを定着させることについて述べている。まずは、ロールプレイやプレゼンテーションなど学習技法を経験させる。そのためには、教員が、研修し指導法を身につける。授業だけではなく、学校の自治活動にも取り入れ、批判的思考力を持った市民を育成するという大きな社...続きを読むPosted by ブクログ
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[ 内容 ]
英会話ができ、外国人とそつなくつきあえればいい?
21世紀を生きる若者に求められる国際感覚はそうではありません。
一人の人間として異文化とむきあい、平和・人権・環境など人類共通の問題解決に参加できる「地球市民」としての資質を身につけたい。
自己表現や討論の能力、ボランティアなど具体例豊...続きを読むPosted by ブクログ