ポール・モーシャーのレビュー一覧

  • 七月の波をつかまえて

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    カリフォルニア州の都市、サンタモニカ
    オーシャンパーク

    もうすぐ13歳になるジュイエはママと2人で夏を過ごす為この町にやってきた
    そこでピカピカ笑顔のサーファーガール、サマーと出会う

    ジュイエとサマー
    2人の女の子のひと夏の物語




    ジュイエのパパは家を出ていった。
    両親の離婚はこの年齢の子にとっては、どれほど大きな傷となるだろう。
    それ以来様々な物や事に恐怖を覚え、ブラックメイクと黒づくめのファッションで武装し、友人とショッピングモールをうろつく毎日。


    一方サマーは明るくて可愛いくて、笑顔溢れる完璧な女の子。
    サマーに連れ出され、毎日海へ向かうジュイエは、ボディボードやサーフィン

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    2024年12月03日
  • 七月の波をつかまえて

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    自分の壁をのりこえる瞬間を、一緒にみせてもらった感じ。
    なんだろうな、この爽快感は!
    夏のせいかな?
    表紙が全てを語ってますね⭐︎
    ひと夏で、人生を揺るがすほどの経験を積めるなんて、可能性は無限大です。

    最終日の海のシーン、たまらなく感動しました。
    ビッグカフナが、おいしいとこぜーんぶ持っていきました。
    来年の夏、再読したいと思います。

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    2024年12月01日
  • 七月の波をつかまえて

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    時間があればモールを
    うろつくばかり。

    生白い肌にブラックな
    ゴスメイクとダークな
    ファッション。

    ミストレスなんとかの
    占いの結果を見てから
    じゃないと、

    カフェのメニューすら
    決められないような、

    そんな女の子が地下街
    から無理やりひっぱり
    出され、

    カリフォルニアの輝く
    夏空の下へ。

    そこで生涯忘れえない
    ひと夏を過ごすお話─

    どこまでも続く海岸線。

    沖から浜辺まで連なる
    コーディロイの波。

    太陽と戯れる健康的な
    サーファーたち。

    午前中は海岸のゴミを
    拾い午後はクタクタに
    なるまで波を追いかけ、

    生クリームたっぷりで
    ピスタチオフレーバー
    のジェラートを舐める。

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    2024年09月23日
  • 七月の波をつかまえて

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    二人とその周囲に苦悩があって、二人が支え合いながら楽しみながら、それを乗り越えようとする様子が眩しくて、楽しかった。

    ジェイエに感情移入してしまって、初めの数日の所は暗い気分、読むのをやめようとも思った。だけど、読んでいくと二人が大切なことを共有して挑戦もして、街のことを好きになって、人も愛おしくなって行く様子につられて、楽しくなって、先が気になってどんどん読んでしまった。

    ジェリエのことを、スーパーヒーローのサマーに一方的に助けられる少女、のように思っていたけど、違かった。完璧超人に見えるサマーも人間で、辛いこと塞ぎ込みたくなるようなことももちろんあって、その辛いことも共有してお互いを成

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    2024年08月30日
  • 七月の波をつかまえて

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    どうしても7月に読みたかった。瑞々しくて眩しくて…輝いているよ2人とも。ミシガンもカリフォルニアも行ったことあるからか妙に感情移入してしまったかも…夏って楽しそうな雰囲気出しといて切ないよね。このくらいの歳の頃だと特にね…友だちのことも、家族のこともいろいろあるし…でもそんな中で大切にできたものは財産になるよね。2人が今年の7月もサーフィンしてますようにと願わずにいられない。サマーがミシガンに行ってみるのもいいなあ。行ったかもしれないな。

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    2025年07月17日
  • 七月の波をつかまえて

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    表紙がすてきで気になって、手に取った本。
    海辺の街のひと夏のガールミーツガールストーリー。
    サーフィンをしながら、いろんものから自由になって変わっていく2人のお話。
    ほんとに素晴らしかった…友情を描いた話かと思ったら、途中から流れが変わってきて、2人にどきどきした。
    主人公のサマー視点で描かれた、美しい風景が目に浮かぶようなきらきらしたみずみずしい文章もほんとにすてきだった。
    (原題のSummer and Julyの方がすき)

    岩波STAMP BOOKSというティーン向けの海外文学レーベルより「七月の波をつかまえて」

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    2025年03月02日
  • 七月の波をつかまえて

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    悲しみの描き方がさりげなくてよかった。考えるより、波に乗ること。体を動かすこと。人間だけで解決できないことも、自然がいつの間にか溶かしてくれる。

    しかしスタンプブックス、やはりなかなか手強い。他のYA小説のようにサクッとは読めない。

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    2024年11月16日
  • 七月の波をつかまえて

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    13歳のジュイエは、ママと夏休みを過ごすためにカリフォルニアの海辺の街へやってきた。パパは離婚して若い彼女とヨーロッパにいる。医者のママは、海辺の街の病院で夏の間だけ仕事をすることになっている。海なんて大嫌いなジュイエは、海辺で場違いなブラックメイク。ところが、街のカフェで出会ったサマーは、夏がピッタリのサーファーガール。ジュイエを外へ外へと誘い出す。
    それぞれに抱えている心の傷や悩みが、少しづつほぐれていく。
    夏休みは終わりを迎えるけれど、少女たちは成長し克服し、軽やかに次のシーズンを迎える。

    悲しい事は多いけれど、支えてくれる人たちがいれば乗り越えていけるんだ。

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    2024年08月26日