きむらようのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1+1=2と言うようにひとつしか正解のない問題ではなく、考えることが重要な素朴な疑問。日頃意識しないで「豚や鳥や牛の肉を食べているけど、なぜ象の肉は食べないのか」って言われるまで考えていなかったです。
後半はその素朴な疑問に著名人が「答えて」います。その「答え」も、ひとつの考え方であり意見なんだろう。
それでも、
「『将来何になりたいの』ってどうして大人には聞かないのだろう?」って質問に答える卓球の水谷選手や
「どうしてお母さんは、ボクの嫌いな勉強をおしつけてくるんだろう?」って質問に、最後に「残ったものがあなたの勉強したものです」と言い切る棋士の羽生さんなど
秀逸な意見も多く大人もぜひ読んで欲しい一冊です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこれからの道徳の授業は、どんなものになるのか。
ちょっとヒントに。
食べていい動物と、食べちゃいけない動物の違いってなんだろう?
ついていい嘘とついちゃいけない嘘ってどう違うんだろう?
人数が多いほうが、正しいってどうして言えるんだろう?
どうして正義のヒーローは、悪者を殴っていいんだろう?
蝶々を殺して、ネコを殺しちゃいけないのはどうしてだろう?
女の子はズボンもはくのに、どうして男の子はスカートをはかないんだろう?
などなど
答えのない問に、まずは自分一人で考える。自分なりの答えをみつける。
その後に、家族や友達、先生たちといっぱい話し合ってみよう。
シンプルなイラスト。
みんなの意見が載っているページには谷川俊太郎、那須正幹、汐見稔幸、池上彰、羽生善治などなど大人のコメントも書かれている。 -
Posted by ブクログ
【問いかけ一覧&参加著名人】「たべもの」について…平松 洋子さん(エッセイスト)/「うそ」について…谷川 俊太郎さん(詩人)/「びょうどう」について … 那須 正幹さん(児童文学作家)/「ゆめ」について…水谷 隼さん(卓球選手)/「せいぎ」について…増田 ユリヤさん(ジャーナリスト)/「いのち」について…板東 元さん(旭山動物園園長・獣医師)/「かぞく」について…汐見 稔幸さん(教育学者)/「せんそう」について…池上 彰さん(ジャーナリスト)/「べんきょう」について…羽生 善治さん(棋士)/「らしさ」について…ミッツ・マングローブさん(歌手・タレント)/「いじめ」について…大野 更紗さん(作家)/「すき」について…能町 みね子さん(エッセイスト・イラストレーター)/「ともだち」について…尾木 直樹さん(教育評論家)
考えるきっかけ、話し合うきっかけにちょうどいい。 -
Posted by ブクログ
本書の最初にもあるように1+1=2というはっきりとした答えのない質問に対して答えを出すわけではなく、みんなで答えを出し合いその過程を楽しむ本
正義のヒーローはどうして悪者を殴っていいの?
大人には将来の夢はないって聞かないの?
など多岐にわたる。
どの質問も確かに「答えは2だね」という様な安易な解答はできない。それらに対して識者からなるほどうまいねと唸る回答がされているのも面白いと感じた。
一つ自分も質問に対して回答してみたいと思う。正義のヒーローは〜ってやつを取り上げてみる。
そもそも悪者というのが何かを考える必要があると思う。悪者と呼ばれるからには恐らく人々に対して迷惑や犯罪、ひょっとして命を奪うことすらしているかもしれない。それはヒーロー側から見た時、紛れもなく悪者である。
ヒーロー自身の身内も被害を受けている可能性だってある。ヒーローは被害者たちが流す涙を止めないといけないと思った。そしてそれは時に怒りや悲しみという業を背負い、決意を力に変える必要がある。悪者側からすると善悪が逆転したのかと思うほどの決意に満ちたヒーローに、畏怖の念さえ抱くのかもしれない。悲しみを止めるためにヒーローだっていきなり殴りにいくわけはない。悪者側にも信念があるだろう。対話・拳を通じて相手の考えを理解し、それを乗り越える。そしてその悪者の思いも背負い、平和は守られていく。
自分はそう思った。
ヒーローは悪者の思いも背負って悲しみの連鎖を止めるために批判も覚悟の上で、拳を振るっているんだ。
……これは、子ども達への回答になっているのだろうか