山岸暢のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
自分が大切にしたい考え方と共通する部分が多く、共感しながら読めた。具体的に、自然は全て循環し、相互に助け合いながら動いており、人間は自然のほんの一部であるということ。現代の人間は、地球から様々な恵みをいただいているが、それに目を向けず、ただ今の社会の評価基準で常にトップを狙い、他者を蹴落とし、傲慢な存在となっている。
私も自然の中(山など)にいると本来の人間の自分を自覚でき、地球とのつながり、生かされている感覚を得られる。そういった感覚は、地球を守りたいと思わせてくれる。
一点考えたいのが、筆者は、現代の流通や小売で売られている、農薬などのおかげで形が綺麗で、大量生産できている農産物に懐疑的だったが、自分が農産の担当者として働く中で、やはり日本はルッキズムの意識が強く、そうせざるを得ない状況が根強くある。例えば、見た目が悪いものは売れ残る。そして、多くの消費者に食を提供するためには、自給自足よりもスーパーで並ばれたものから得た方が確実で美味しく効率がいい。そういう意味で、現代の私たちは食を感謝するもの、地球の恵みと捉えるよりも、単なる「食べ物」としか捉えていないように思える。
理想論であるが、無農薬(あるいは環境負荷のない方法)の農業から得た商品が、当たり前のようにお店で並べられていること、そして各家庭でも命のつながりを感じられるアクションを取ることが大事であると考える。