山下博司のレビュー一覧

  • インド人の「力」
    まずエスニックジョークが面白すぎる。インド人というのはどうしてここまで日本人と真反対なのか、、。マジで見習いたい。その忍耐力、その自己主張、その英語力。

    私がとりわけ関心をもったのは英語だった。インドはヒンドゥー語だけじゃない。民族の言葉が数多ある。そして英語がステータスになってるように優秀な人は...続きを読む
  • 古代インドの思想 ――自然・文明・宗教
    本書は,インド文明圏について自然環境との関わりをもとに思想や宗教の流れを整理したものである。日本には馴染みの薄い要素として「モンスーン」はたびたびキーワードとして取り上げられる点に注目。インド哲学を考える上でも留意事項となるだろう。
  • ヨーガの思想
    専門的でわかりにくい部分もあったものの、これまでゴチャゴチャしていたヨーガの成り立ちや歴史がスッキリ整理できた。
    欲を言えばヴィンヤーサヨーガなどの新しい流派について、もう少し言及が欲しかった。
  • インド人の「力」
    インドに行ったことがあるからこそわかるが、彼らの考え方は日本人とは大きく違うし、インドの力は今後世界的に重要になっていく。
    各所に入っているインドジョークが面白かった。
  • 古代インドの思想 ――自然・文明・宗教
    思想・宗教の内容というより、それが生まれた自然環境や歴史的経緯を中心に解説している。モンスーン気候によって育まれた植物に囲まれ、それに馴化し同化する生き方や輪廻の考え方が生まれたこと、遊牧民族だったアーリア人が定住して農耕生活に変わる過程で、信仰の対象が天から地界へと変化し、都市の発展によって自由な...続きを読む
  • 古代インドの思想 ――自然・文明・宗教
    北側にヒマラヤ山脈があり、三方を海に囲まれる特異な地形と環境が多様な自然を産み出し、その多様な自然により、そこに生きる人々も一つに統一されることなく、多様であることを受け入れ、そこに生まれた思想も多様であること受け入れている と著者は説明する。

    しかしながら今日、ISの様に多様性を受け入れず、ひと...続きを読む
  • ヨーガの思想
    ヨーガは、ストレッチ的な体位がもてはやされているが、瞑想をすることなど宗教的、哲学的な要素の強い面もある。後者の部分を時系列で掘り下げた良書。

    ヨーガの基本的な言葉を説明した後、インダス文明、体系化以前のヨーガ、仏教との交わり、古典ともいうべき「ヨーガスートラ」の内容と解説、現代に多くの影響を与え...続きを読む
  • インド人の「力」
    成功しているインド人に焦点を当てているため、もしインドを知らずにこの本だけを読んだら「インド人ってすごい!」と誤解してしまうかもしれない。現実には、そうでもないインド人のほうが多い。

    インド人の英語力についての章の内容には、個人的には同意しかねる。英語で書かれた新聞を読むと「職業ジャーナリストがこ...続きを読む
  • 古代インドの思想 ――自然・文明・宗教
    古代インドの多様な思想について、自然や環境との関連から概説した書。インダス文明(ハラッパー文明)から初期仏教までの古代思想を、インドの気候風土や地理的環境などの視点から読み解く。
    本書は、インドの古代思想を自然・社会環境から考察したものである。気候学や環境考古学などの知見を引きながら、著者は「無所有...続きを読む