禰冝田亜希のレビュー一覧
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人類の「発展」の歴史のなかには、びっくりするほどたくさんの大失敗が存在する。それを面白おかしく、紹介してくれるのが本書だ。酷すぎて笑えない事例も多く含まれる。
まずは「頭のおかしい」皇帝たちの話。君主制によくある話だが、オスマン帝国においても、世継ぎを争う血なまぐさい争いが繰り広げられた。争いが大...続きを読むPosted by ブクログ -
見方や書き方を変えるだけでこんなにも歴史上の事象や人物の印象が変わるのかと思い知らされた。
どんなにすごい人でも人並みにバカをしてると思うとちょっと失礼だけど嬉しくなった。
ただ、面白かったで済ませてはいけないなとも思った。閉じ込められて終わるのは辛い。Posted by ブクログ -
230万年前のサバンナで人類の始祖とされた女性、ルーシーがいた。
ルーシーは木に登っており、そこで落ちて死んだ。
と、人類は人類として始まった時から失敗続きの歴史である。
本書では様々なカテゴリについて(政治統治・植民地・戦争・環境汚染)いわゆる「人災」により多数の人が死亡したり被害を被った例を紹介...続きを読むPosted by ブクログ -
・いろんな時代で、いろんな人が、いろんな失敗をしてきたことを伝える本。読むと気が滅入るし、気が楽にもなる。
・イギリスっぽい皮肉なユーモアがたっぷり。小難しい歴史の話も、にやっと笑いながら読めた。
・おもしろすぎて嘘みたいな話が盛りだくさん。
・だからこそ、各話題の出典を明示してほしかったな〜。どこ...続きを読むPosted by ブクログ -
楽しいです、まだ半分しか読んでいませんが。
やった事の行為には厳しい意見ですが、人には優しげなので、心痛むことは無いと思います。
ジャーナリスト兼ユーモア作家、恐るべし。
……しかし、毒はあります(笑)Posted by ブクログ -
面白かった、というのを躊躇するほどの人類の愚行だが、やはり面白かった。podcastのコテンラジオの中でも登場していたエピソードや歴史背景が幾つかあり、それも個人的な興味と理解を深めてくれた。訳の問題でもあるのか、イギリス特有のブラックジョークなのか、所々あまりにブラックな皮肉の表現が読んでいて気に...続きを読むPosted by ブクログ
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<目次>
第1章 人類の脳はあんぽんたんにできている
第2章 やみくもに環境を変化させたつけ
第3章 気安く生物を移動させたしっぺ返し
第4章 統治に向いていなかった専制君主たち
第5章 誰が誰をどう選ぶの民主主義
第6章 人類の戦争好きは下手の横好き
第7章 残酷な植民地政策をヘマば...続きを読むPosted by ブクログ -
最近失敗が多かったので、タイトルに引かれて読んでみました。
前書きのところの「大失敗をしたことがあるすべての人たちに本書を捧げる あなたは独りではない」っていうのとか、私たちは人類レベルでコミュニケーションが上手くないっていうのがちょうど刺さりました。
色んな失敗した人のエピソードが載っていましたが...続きを読むPosted by ブクログ -
誰しも失敗しない人はないが、為政者、リーダー、影響力のある実業家が、思慮が足りなかったり、基本的な倫理感に欠けていたり、妄想好きであったり、思い込みが激しかったり、人の意見をきちんと聞かなかったり、全能感ばかり大切にしたりしていると、信じられないくらい大勢の人の運命を悪いほうへと変えてしまう・・とい...続きを読むPosted by ブクログ