森福都のレビュー一覧

  • 十八面の骰子
    中国宋代のお話。楽しかったですv
    まだ続いているようなので続編求む。
    ただ、文庫で買ってしまったので表紙は見られません。怖い。
  • 琥珀枕
    これは文句なしに面白い!! スッポンの先生、中国歴史物、妖怪、どんでん返し、涙もほろり、と、内容的につまらないはずが無いんだけど、それにもまして文章が上手くて引き込まれる。
  • 長安牡丹花異聞
    中国を舞台にした短編集。古典を題材にしたっぽいものもあってなかなか読み応えあり。淡々とした語り口調がまた○
  • ご近所美術館
    職場の近所で見つけた小さな漫画美術館は美味しいコーヒーを飲める憩いの場。館長が代替わりして、引篭り美人な姉と太り気味でコミケ作家の妹と顔を合わせる。美人の気をひくために色々な謎を挑むことになる。奇妙な設定巻き込まれ探偵。
  • ご近所美術館
    ミステリーは、なんだかちょっと地味なんですが
    登場人物が魅力的で楽しいのです
    事件解決だけではなく、人間関係の進行状況も気になる
    ちょっと変わった読書感の小説でした
    森福 都さんの本は初めて読んだのですが
    中国でのミステリを書いたりしていた
    ベテラン作家さんなんですね
    あとがきで紹介された小説も気に...続きを読む
  • ご近所美術館
    色々なタイプの謎が用意されていて楽しめますが、主人公が探偵役になりきれてなくて、全体を通しての芯がない感じがしました。恋愛に関しても煮え切らなくて、どうにもモヤモヤとします。
    あと、見た目はともかくとして、あかねぶーのが全然いい女な気がします。その点でもモヤモヤと。
  • 吃逆
    お気に入りの本屋店主sanのお薦め本。科挙には合格したが職はない。新聞社に探偵としてスカウトされるという、ユーモアあふれる中国歴史ミステリー。慣れるまでちょっと時間がかかりましたが、面白かったです☆
  • セネシオ
    ちょっと話をつかむまで時間がかかるけど、
    分かってきたらおもしろい。
    そう来たか!っていう感じ。
    よくこんな話思いついたな~。
  • 十八面の骰子
    中国宋代を舞台にした連作ミステリ。中国版「水戸黄門」と紹介されていますが、言い得て妙ですな。地方役人の不正を監察する巡按御史が身分を隠し都市に潜り込み、奇怪な事件を解決していく。その設定の面白さに唸りました。ミステリとしては弱い気もしますが、エンターテインメントとして楽しみました。
  • セネシオ
    何のとりえもない大学生がすごい超能力に目覚めたら!?

    という、どこかで聞いたことがあるような設定だが
    細胞などの情報のおかげでファンタジーにならないところがおもしろい。

    能力者の前に現れる物は、
    その人物の心にあるひとのようだけど誰が何のために。
  • 琥珀枕
    昔々の中国を舞台にした怪異譚。不死の妙薬や人肉食、人面瘡などなど怪異の味付けも面白く、狂言回しである県令の子息とすっぽんの化身の師弟コンビがそれを覗き見るという趣向も面白い。このふたりのやり取りも軽妙でいいんですな。段々面白くなってきたなと思ったら終わっていたという感じで、もっと師弟コンビを前面に出...続きを読む
  • 十八面の骰子
    中国版水戸黄門。
    というか、中国版ホームズとワトスンのような気がしますが。

    人に勧めていただいて読んだ本です。
    キャラクターが秀逸でこの一冊では物足りず、雑誌に書かれた分まで、わざわざ取り寄せて読みました。
    新幹線の中で読もうと、これを含めて三冊文庫本を持っていたのですが、これを読む前に帰宅してし...続きを読む
  • 十八面の骰子
    安心して楽しめる、中国時代ミステリー。
    3人の今後(勿論、希瞬と伯淵の過去も)が気になるので、早く続編が読みたいです。
  • セネシオ
    公民館で借りた、当たりの本。
    読みやすい本しか読まないし。
    田口ランディのオカルト的な興味深さに、すこし通じるような・・・
    さえない大学生の男の子が、不思議な女子高生に導かれて、サイコキネシストとして目覚めていく。
    セネシオの正体がわかってしんみりしたあとも、興味深く続く展開。
    頭脳プレーや恋愛も、...続きを読む
  • 琥珀枕
    七つの妖異、七つの謎、七つの解決。めくるめく展開、潜む人生の不思議。
    雑伎団的妙技に酔わされる森福版「聊斎志異」。
  • ご近所美術館
    なんとも軽い感じのミステリー.
    (あくまでも軽いのは物語の方であって,ミステリーの方はちゃんとミステリーしています.)

    海老のんの「ちっちゃいヤツ」っぽさがいいあじだしていて嫌みがないのがいい.あかねぶーとのからみもいい.

    海老のんは,以前からあかねぶーの気持ちはわかっていたんだけど,「物語の中...続きを読む
  • ご近所美術館
    漫画美術館常連の海老野と館長姉妹と謎達。海老野と元引き籠もりの美人な姉とひっつめ髪で肥満で黒ずくめの人気同人漫画家な妹の関係が明るく特に妹の外見を腐しながら第一印象でひどく損をしていると言い切る海老野に掴まれる。我が身で考えると刺さるけれど今後妹がもっと奮起したら格好良いなあ。ラストシーンが可愛い。
  • ご近所美術館
    日常系連作ミステリ。
    西園寺英子記念4コマまんが美術館というビルの中の小さな個人美術館で出会った人たちの謎を解いたり事件を解決したり。
    タイトルの美術館は登場人物を繋ぐための場なので、美術館の蘊蓄などはない。

    ただのサラリーマンながら時々素晴らしく冴えた推理を披露する探偵役の主人公・海老野、彼が一...続きを読む
  • ご近所美術館
    主人公が一目惚れする新館長の菫子さん、「ものすごい美人という他はあまり魅力が伝わってこないなぁ。それよりは、巨体でオタクだという妹のあかねの方が印象的だし、読者的には好感が持てるかも」と思っていたら、ラスト・・・やられましたね。キュンとしました。

    推理や結末に多少のこじつけ感があるものの、気軽に読...続きを読む
  • 琥珀枕
    初めはすっぽんの徐庚先生と弟子の昭之が妖怪や怪異の関わる事件を眺めている、中華ミステリか?琥珀枕からの流れは、最後に向かってきれいに流れていき、面白かった。お父さんいろんな意味でイケメン。
    面白かったが、中華風の名前は覚えにくく、時間をあけてよむと登場人物がごっちゃになってしまうので参った。