西村佳哲のレビュー一覧 自分の仕事をつくる モノが溢れる世の中で、モノの価値について再度考えなければいけないと思った。いつも値段でモノを見ていたが、自分が本当に良いと思うモノは自分自身の価値観で決まる。モノに込められた作り手の思いを考えて、これからはモノを見るようにして、自分の観察力を高めたいと思う。 自分の仕事をつくるとは、仕事に意味をも...続きを読むって働き、自分で考えて仕事をしていくことである。仕事を作業としてするのではなく、何を目的としてするのか考えてすることが大事だと分かった。 Posted by ブクログ 自分の仕事をつくる 先日読んだ「千年の読書」というブックガイドから、 気になった本を読んでみた。 専業主婦となってからウン十年。 そんなわたしがなぜこの本のタイトルに惹かれたかは あまりに個人的なことなので感想には書きませんが- - - ここに登場し、インタビューを受けた方々は 主にクリエイティブな仕事をされている...続きを読む方ばかり。 なのでこの本を読むことで、今、仕事のことで悩んでたりする人が、その悩みや迷いを解消できるのかというと、そこはちょっと人によるかなー、と思った。 でもそういったクリエイティブな方が紡ぐ言葉は 理解できないこともあるけど、ハッとさせらるものも多々あった。 わたしたちが何か始めようとする時、 すでにあるもの、確立されているものを土台にすることがある。 その方が失敗が少なくて済むから。 だけど、本当に何かを始めたい、作り出したいと願うなら、たくさんのトライアルアンドエラーを繰り返すことこそが大事なんだ、というようなことが書かれていて、 ちょっと目から鱗だった。 出版されてから少し時間が経った本ではあるけど 学びはあった。 Posted by ブクログ 自分の仕事をつくる いまを捨てて、自分が気持ちいい方向に向かっていく。 1人だったらしていたかもしれない。 でもできなくて、、搾取の姿勢がない仕事がしたい。 ・自分事として徹底的に考えること ・しっかり体験すること この2つが大事なこともわかっていて。 働き方も、生き方も考えさせられた。 この前、付き合いの長い、い...続きを読むろんな話をしている美容師さんに言われた、「1対1で向かい合える仕事が向いてるんじゃない?」って言葉が、ずっと頭の片隅にある。 し、そういう仕事がいいんじゃないかなとも思っている。 とりあえず、ルヴァンに行こう。 ヨーガンレールは考え方は好きだなと思ったけど、ちょうど出ていた求人を見たら、こんな給料じゃ都心じゃ暮らしていけないなという額で興ざめ。 心地よく生きることはとても大事だけど、給料がよくなきゃ自分たちが扱っているものは買えないし、給料が低いから本物が手に取りづらく、結果本物のよさが実感として分かりづらそう。 いくら仕事が好きだからって、現実問題、都心で暮らすなら、いまの社会の仕組みではお金がないと生きていけないよ。 でもこういう、経済至上主義になってしまう感じが嫌だなあ…ほんとはみんながしたい仕事をして、それでもちゃんと幸せに生きていける世界だったらいいのに。 Posted by ブクログ 自分の仕事をつくる いわゆるサラリーマンではない人たちにインタビューした内容をまとめた本。そういった人たちが何を考えて仕事をしているかが参考になると思う。 Posted by ブクログ 自分の仕事をつくる この手はどうしても成功していることのドキュメンタリーになるので、読み物としてはいいかもしれないが、実行する手引きにはなりそうにない。 Posted by ブクログ 自分の仕事をつくる 〈この本は働き方をめぐる探索の、小さな報告書です。〉 まえがきより。 ものづくりに携わる方々へのインタビューを通じて働き方に関する著者の考えが著されている。 言うまでもなくどのような「働き方」を是とするかは人それぞれなので「正解」を求めて読むようなものではない。賛同できるところもできないところもあ...続きを読むるだろうがそれを踏まえて自分の「働き方」を振り返り、考えるきっかけにするのがいいだろう。 Posted by ブクログ 自分の仕事をつくる 冒頭、途中途中、柳宗理氏とパタゴニアのパートをかいつまんで読ませていただきました。素晴らしいしごと(作品など)をされている方は、働き方から素晴らしいのであるということと、下記の考え方が心に残りました。 人間は、『あなたは大切な存在で、生きている価値がある』というメッセージをつねに探し求めている生き...続きを読む物だと思う。こんなもんでいいやという気持ちで作られたものは、こんなもんで…という感覚をジワジワジワと人々に伝えてしまう。 Posted by ブクログ 自分の仕事をつくる ものづくりやデザインに携わっている人が何を大切にしているか価値観の多様さが覗き見えた。 良いものを届けたいというシンプルだが芯の強い気持ちが働く人にとって大切なのだろう。 パン屋さんの小規模店舗にこだわる理由として手の届く範囲の人に幸せを届けられれば充分だという言葉に幸せの本質を感じた。 Posted by ブクログ 自分の仕事をつくる これからは経済格差が拡大するアメリカや日本などの富裕層や開発途上国の消費に頼った商品やサービスを開発するしか道は無いのであろうか? 初版は、2003年発行 「日本の余剰生産能力は、50兆円に膨らんでいる。つくるべきものが明確な時代には、優れたリーダーシップと勤勉な働き手がいればよかったが、そ...続きを読むうでない時代に入っているのなら、次の時代を探し出し、形にしてゆくための、新しい人材と方法が必要だ。」 アメリカやEU加盟国などの先進諸国の経済成長が鈍化している現在、次の時代を探し出すことは極めて難しい課題であろう。これからは経済格差が拡大するアメリカや日本などの富裕層や開発途上国の消費に頼った商品やサービスを開発するしか道は無いのであろうか? とにかく、これからは、少ない資源で増え続ける世界の人口〔日本は人口(特に労働人口)が減っていくことが懸念されています…〕と、贅沢になる人間の欲求を満たし生活を支える考え方が必要です。日本の場合、エネルギーを生むことは難しいですが、食品毎に国産が良いのか、輸入した方が良いのか、コストだけではなく、資源の視点から評価する必要があるでしょう。 Posted by ブクログ 自分の仕事をつくる 主に、組織というよりも個人の名前で、責任を持った物づくりをしている人たちの話しをまとめたドキュメンタリー。 とても魅力的な仕事をしている人がたしかに多いのだけれど、それを伝える文章がだいぶカタい感じで、型通りの文句が多いので、その点、取材をした相手の魅力が十分に表現されていないような感じはした。 ...続きを読む最初、読んでいた時、なんとなく、組織に所属せずにモノを作っている人がエラい、という、ちょっと偏った独立系アーティスト礼賛を感じたので、そこに抵抗があったのだけれど、あとがきを読んで、見方が変わった。 この筆者のスタンスとしては、組織の中で仕事をしている人を否定しているわけではなく、「自分の作ったものに誇りをもてる」ような仕事の仕方をしていないということについて疑問を呈しているのだということが、あとがきから伝わってきた。 文庫化するにあたって、10年後の「あの人は今」という記事が追加されていて、その比較はとても面白かった。10年経てば、環境も考え方も変わるもので、そういう後日談のような話しは、一時期だけを切り取った単発の記事よりも、より奥ゆきが感じられる。 人間は「あなたは大切な存在で、生きている価値がある」というメッセージを、つねに探し求めている生き物だと思う。そして、それが足りなくなると、どんどん元気がなくなり、時には精神のバランスを崩してしまう。 「こんなものでいい」と思いながらつくられたものは、それを手にする人の存在を否定する。とくに幼児期に、こうした刺に囲まれて育つことは、人の成長にどんなダメージを与えるだろう。(p.10) 日本の算数教育では、4+6=□という形で設問が用意される。が、海外のある学校では、□+□=10、という設問で足し算を学ぶという話を聞いた。□の中野組み合わせは自由であり、自分で考えるしかない。(p.117) 「ごく気軽に始めたんですが、この仕事はそれまでに経験した仕事に比べて、矛盾がなかったんです。小学校の先生をしたり、会社勤めをしたこともありますけど、働いているうちにどこかで矛盾が出てくるんです。僕が売っているものを飲み続けたら、カラダを悪くするだろうなあとか(笑)。ところがそのパンは、自分でつくっていて気持がいいし、人にもすごく喜んでもらえる。素材だってカラダにいいものしか入っていない。とにかく全体的に矛盾が感じられなかったんです。」(甲田幹夫)(p.171) 「鳥の巣を見たり、あるいは縄文土器に接しているとね、目を中心にしていないモノの作られ方をすごく感じるんです。全感覚的に作り出されている。そんなふうに、耳であったり、鼻であったり、皮膚であったり、そうした感覚的な判断へ寄り添っていかないといけないんじゃないかと僕は思う。でも、世の中の多くのモノづくりは、視覚的な情報の中だけで行われていますよね。」(馬場浩史)(p.203) あたらしい事務所用の家具を探していた時、あるインテリアショップで、「対面型のテーブルだと緊張して商談がまとまりませんよ」と、おむすび型のテーブルを薦めてくれた店員さんがいた。この人は家具ではなく、家具を通じたコミュニケーションを見据えているんだなあ、と感心したのを思い出す。(p.247) 「やっぱり母親のつくったものっていうのは、精神的にいちばん大きいよね。ほんとに精魂込めてつくっているわけだから。材料とか技術とかいうことより、気持ちが美味しい。他人が食べたら「なんだこんなもの」ってなるかもしれないけど、その人のために一所懸命つくられたものをいただくことが、「満足」になるのだと思う。」(p.309) Posted by ブクログ <<<12・・・・・・・・>>>