F・W・ニーチェのレビュー一覧
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最後までわからんちんなところがありました。
ニーチェ当人もそして適奈先生にも自明のこととして
それを素通りして、阿呆な俺が残されるという状況だ。
何故なんだろうな。Posted by ブクログ -
ニーチェがキリスト教はクソだとひたすらこき下ろす本。さすがにそれは言い過ぎではないかと思うこともあるが、普遍的な「道徳」「義務」「善」は幻想に過ぎないと言っている点は評価できる。こいつはまともな考えの持ち主なようだ。
基本的にはキリスト教は弱者のための宗教であるため、その弱さを肯定する方針が気に入...続きを読むPosted by ブクログ -
キリスト教会は、自分たちの組織を永遠化するために、罪悪感や魂の平等というカラクリを作ってきた。目前の現実を否定するためにあの世を作り出した。
ニーチェというと、神は死んだ、という言葉しか知りませんでしたが、その実体ということでしょうか。訳者の意図が結構含まれているようで、ちょっと恐いです。Posted by ブクログ -
ニーチェ著「反キリスト者」の現代語訳。
気持ちいいくらいキリスト教がこき下ろされている。
当時これを出版するのには勇気が必要だと思う。
確かに十字軍の遠征とか世界史を学んだときにはけっこう疑問だった。
何故、彼らは自ら進んで執拗に戦争をしかけるのだろうか、
何故、ここまで異教徒を認めないのだろうか...続きを読むPosted by ブクログ -
表紙に9.11ツインタワーのイラストでこのタイトルでは、とても危うい感じだが、ニーチェ最後期の『アンチクリスト』の現代語訳といった本である。
批判の書としてよりも、主張の書として読んでみると、面白いのはエリート主導の理想社会観で、「権利の不平等こそ権利があることの条件」「権利とは特権」、平凡な人の、...続きを読むPosted by ブクログ -
キリスト教は自分の都合のいいように「真理」をでっち上げ、大衆を扇動し、世の中を駄目にしているという内容.
「キリスト教」の部分に他の既成概念を入れても成立する.Posted by ブクログ -
現代語訳ということで、極めて平易な言葉・表現で書かれているので簡単に読める。なんだかパンキッシュな作り。内容に関しては表題を見れば判るよね、という感じでキリスト教への批判(あるいは非難)である。
今の時代に読んでみる分には、非常に「面白い」という印象でそれなりに納得しながら読むことが出来たのだが...続きを読むPosted by ブクログ -
『これも友達に薦められた本。
ニーチェは本当にネ申だったんだなーっていうのがよくわかる。
ちなみにこの人、実はルター派の牧師の子供らしいっす。
キリスト教、ルター、パウロ、カント、ソクラテス、孔子…etc.「偉人」という枠でくくるのもなんだか不遜な感じがしてしまうような世界史上の巨人たちを片っ...続きを読むPosted by ブクログ -
ニーチェの「アンチクライスト」を読みやすく翻訳・解説した本。
キリスト教の教えにはすばらしい内容も含まれているけど、それを商売や利権のために悪用する者もいる。
または他者を支配する私欲のために、都合よく解釈する者もいる。
宗教は個々が自由に心の中で指針とするものだと思うんだけどなあ。Posted by ブクログ