北川佳奈のレビュー一覧

  • ポラン先生ときけんなマジックショー

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    タヌキの売れない小説家ポランは、北国の森の奥にひっそりと暮らしている。家の扉には「ノックしてもむだです」のかんばんをかけて。ある日、その扉を、カモのマジシャン「ドリ」がノックする。それが、南国への、とんでもない二人旅の始まりだった。

    ポランは、はちゃめちゃなドリに巻き込まれて、無一文になるわ、走っている列車から飛び降りるわ、寒い中をさんざん歩かされるわ、大変な目にあう。でも、全く気の合わなかった2人に、いつしか友情が芽生えていく。そこが好き。そのきっかけになるのは、この場面かな。

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    「マジシャンってのははでそうに見えて、あんがいかげでちまちま努力しているんだなあ」
     するとドリ

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    2023年12月19日
  • ポラン先生ときけんなマジックショー

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    正反対のポランとドリ。初めはドリの勢いがあまりにも強くてポラン先生気の毒…と思いながら読んでたけど、終わり方はとてもよかった。お互いの仕事を尊重してることがわかる会話や行動が2人とも素敵。

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    2023年11月16日
  • ポラン先生ときけんなマジックショー

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    3.4年から。中学年も表紙の絵と面白そうなタイトルで惹かれるが、全面文字のページが多く読んでいても抵抗感が出やすい。仕事にプライドを持った性格の違う2ひきに起こる事件と友情の物語。読み終えると2ひきらしい良い姿にじんわりと残る表紙のキャラクターが見えてきて良い読後感に浸れるところが○。

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    2023年05月13日
  • ぼくに色をくれた真っ黒な絵描き シャ・キ・ペシュ理容店のジョアン

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    児童書でもお仕事小説好きで
    ついつい手を出してしまう。
    これは理容店のおはなし。

    亡くなったお父さんがデキる理容師で
    その共同経営者にひきとられた息子ジョアンは
    いつか父親のようになりたいと思っているし
    まわりからもそう期待されている。
    でも、町で絵描きと彼の絵にふれて
    違う選択肢もあるんじゃないかと
    気がついてしまうわけですね。

    親しくなった絵描きに
    一緒に町を出ないかと誘われる一方
    理容師の仕事もだんだんおもしろくなりはじめて
    どっちを選ぶんだジョアン!と
    やきもきしながら楽しく読みました。

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    2023年08月20日