後藤直義のレビュー一覧

  • アップル帝国の正体
    アップルの下請けと化した日本メーカーの苦悩の本だな、という率直な感想。

    例えば、iPodを磨きあげた日本の中小企業の匠の技は、ビデオに撮影されて、こなれた研磨の仕事は、安く大量に生産できるアジアの国へ移植されてしまった。
    日本の匠の技術をあっという間に飲み込み、海外展開によって、あっという間にコモ...続きを読む
  • アップル帝国の正体
    Apple依存症。企業も個人も。
     考えもせずにパワーポイントでプレゼンをする。
     ページ数無制限な資料作り。
     だらだらとメールチェックとWEB閲覧。
     効率化に逆行。
     パソコンが無いと何もできない。

    新潟県燕市、小林研業。
    2001年のiPod発売から4年。
    職人の磨き作業がAppleからの...続きを読む
  • アップル帝国の正体
    著者は、週刊ダイヤモンドの記者2名。元々は週刊ダイヤモンドの特集「Appleの正体」の記事らしい。

    日本人は諸外国に比べて、iPhone好き、apple好きが多いといわれデザイン性が高いと言われるappleが秘密主義であり、その裏側にある部品調達としての日本企業の苦悩、、コントロールされる家電量販...続きを読む
  • アップル帝国の正体
    情報規制をしてまで徹底して秘密裏に進める開発。どんな小さな技術も世界中から探し出して、徹底的な経費削減を行わせ従わせるビジネス。いかにすぐれた日本企業の多くがアップルの下請け工場化されているか。その実態を暴露してくれた関係者。アップルはイノベーターではなく、品質向上のために果てしない競争を進めていく...続きを読む
  • アップル帝国の正体
    ものづくりの新境地。あの有名企業でさえアップルにはひれ伏すことしかできなくなっていたのだなんて!アップルの徹底した経営戦略に舌を巻いた。
  • アップル帝国の正体
    ジョブスの功績をたたえるようなアップルのプロダクト、マーケティングの本は多いが、日本企業の側から見たアップルの実情に迫っている。アップルの下請け工場になってしまったシャープやソニーの人たちがどのように考えているのか、そのリスクなどが、地道な取材に基づいて書かれていておもしろい。7月に出版された本だが...続きを読む
  • アップル帝国の正体
    アップル躍進の要因をビジネス的側面から迫ったルポ。
    どこまで本当というか、的を得ているのかは分からないけどオモシロイ。
    自社工場を持たないメーカーであるアップルの凄味、アングロサクソン的な攻撃性がよく分かる。世界的な収奪システムを構築したアップル、そこに依存しなくてはならなかった日本メーカーと、スマ...続きを読む
  • アップル帝国の正体
    Apple の商売を概観できてよい。消費者もさることながら、製造業者を絞り上げると何が起きるかの社会実験を系統建ててやっているように思える。
  • アップル帝国の正体
    知らないこともあり読んでよかったと思う。
    やっぱり徹底的に調べつくす、そして最適を選択する。そこに尽きる。
    日系メーカーも世界的なヒット商品を生み出してほしい。
    部品の供給だけにとどまらず。
  • アップル帝国の正体
    AppleについてはこれまでSteve Jobsの功績にハイライトされがちだったけど、本書はAppleの取引先である日本の製造メーカーや販売の現場にスポットを当て執筆されていて、新たに知る事実ばかり。

    そして、これを読むと、Appleの競争優位としての「他社には真似できない圧倒的なバイイングパワー...続きを読む
  • アップル帝国の正体
    著者である週刊ダイヤモンドの記者2人が日本のメーカー・台湾メーカーや通信キャリア等の取材を通じて今まではタブーで殆どの人が知らなかったアップルを支える下請けメーカーの残酷な実態をレポートする。

     日本の大手メーカーの東芝・ソニー・シャープ等等、相当に多くのメーカーが秘密保持契約を結ばされ一切の情報...続きを読む
  • アップル帝国の正体
    ・かつて世界を席巻した「日の丸メーカー」が、実のところアップルに大量の電子部品を供給する下請けメーカーに成り果てたと行っても過言ではない。
    ・アップルにとって納期は絶対ではない。文字通りの死守だ
    ・小売の価格は自由にできると独占禁止法に定められているが、もし安売りが発覚すればアップルはさりげなく「在...続きを読む
  • アップル帝国の正体
    アップルの強引な戦略が良くわかって驚き.でもそれは消費者がアップルをほしがっているから可能なこと.ソニー、パナソニック、シャープもっとがんばれ.
  • アップル帝国の正体
    アップルがどうしてトップに躍り出たかというより、日本企業が(例えばソニー)がどうして転落したかということが、よく分かった。日本企業の再生に期待したいです。
  • アップル帝国の正体
    ジョブスやiPhoneの
    花々しいAppleとは違った
    企業としてのAppleの側面。
    Appleがどうのこうの、というより
    世の中の流れがわかるか
  • アップル帝国の正体
    アップルの独善的ともいえる過酷なビジネス主義と、それに翻弄される日系企業の姿がつぶさに描かれている。
    既によく知られた実態なのかも知れないが、事前の知識がない向きにとっては新鮮であろう。
  • アップル帝国の正体
    表題の通りアップル帝国の強さについて語った本。作者は週刊ダイヤモンド記者だけに経済誌的アプローチと文面である。まさにダイヤモンドを読んでいる感じ。でもなんで版元が文芸春秋社なのかな?星3つ
  • アップル帝国の正体
    アップル帝国の正体?というより、アップル社の活躍により苦しむ日本企業の実態と言った内容。圧倒的な商品力によって、伝統的な日本の商習慣まで変えてしまったアップルに対する、恨み節のオンパレードという感じでしょうか。昨日まで約1週間かけて『グーグル秘録』を読んでいたが、本書は半日で読み終わってしまった。決...続きを読む
  • アップル帝国の正体
    日本のものづくりが育んだ技術力、音楽・小売・携帯・ゲーム業界を研究し尽し、搾り取る。秘密保持、契約形態で縛る。

    ビジネスのやり方においても、圧倒的なすごさ、うまさ。不遇な時代があったからこその今、日本のメーカーもがんばって欲しいです。
  • アップル帝国の正体
    思っていたよりも新しい事実は少なく、残念ながらそんなに驚きはなかった。Appleのモノづくりや動向を知りたい方には良いと思うけど、「これだけではない」こともたくさんあるということはお忘れなく。

    また、この後の決算でiPhoneが売れていないというのは事実ではなかったことが判明しています。