ブレイククラウチのレビュー一覧

  • パインズ ―美しい地獄―
    ジャンルだけでネタばれになりそうな一作。
    失踪した同僚を探しに来た主人公が、絵のように牧歌的で美しい田舎町から出れなくなる不条理タイプのストーリー。
    「雷鳴の館」や「ヴィレッジ」系と思いきや、意表を突く展開だった。フェア、アンフェアとかでなく話の展開に身を任せれば面白く楽しめる。
    そもそもオチに全て...続きを読む
  • パインズ ―美しい地獄―
    シークレットサービスの捜査官イーサンが、半分記憶をなくして、ある川のほとりで目覚めるシーンから始まる。美しくもどこか不気味な町、ウェイワード・パインズ。イーサンがパインズからの脱出と謎の解明に取り組む話だが、設定と謎の答えはスケールが大きく面白い。ただ、後味の悪い描写が多いし、細かいところの線が全て...続きを読む
  • パインズ ―美しい地獄―
    パインズという美しい町で、着の身着のままで目を覚ました主人公イーサン。事故にでもあったかのように身体が痛み、当初は自らの名前さえ思い出せなかったが、病院で記憶を回復し、自分がシークレットサービスの特別捜査官であったことを思い出す。イーサンは町の住人に上司への連絡や捜査協力を求めるが、彼らはどこかおか...続きを読む
  • パインズ ―美しい地獄―
     面白い小説として評価される一冊というよりは、映画化することでけっこう受けるかもしれない、という印象が強い作品。というのも、映画『Uターン』(1997年)を思い起こさせる作品であるからだ。

     『Uターン』という映画は、オリバー・ストーン監督としては娯楽に徹した異色の作品で、ノワール作家ジョン・リド...続きを読む
  • パインズ ―美しい地獄―
    前半は割とツイン・ピークスっぽかったのに後半のB級展開がダラダラ長過ぎて興醒め。ツイン・ピークスファンはあんな展開では誰も喜びません。ただ、続篇は町の住人にスポットが当たるサスペンス仕立てらしいのでちょっと期待してるけど。
  • パインズ ―美しい地獄―
    世界の終末後、最後の人類たちが暮らしているパインズという街での話。主人公は事故にあい、記憶を操作され、瀕死の状態で街の外に出ようと試みる。
    ノンストップのエンターテイメント小説でもありSF小説でもあるが、内容は浅いかも。