ブレイククラウチのレビュー一覧

  • ダーク・マター

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    ネタバレ

    「ダーク・マター」と言う物理学の謎に迫るようなタイトルだったので、取っつきにくい作品かと思ったんですが、いい方向に期待を外されました。富士急ハイランドのジェットコースター程では有りませんが、花やしきのジェットコースター程度のハラハラドキドキ具合。帯にアンディ・ウィアーの「ページをめくる手が止まらなかった!」と言うコメントが載っていましたが、その通りでしたね。一気読みしてしまいました。

    結末に近くなって、物語は複雑化の様相を帯びます。言ってしまえば、同時に複数の状態を取ると言うシュレディンガーの猫がジェイソン自身に起きてしまったわけです。シュレディンガーの猫の場合は、状態を観察してしまうと、そ

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    2018年04月15日
  • ダーク・マター

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    ネタバレ

    面白かった!
    何というパラレルワールドなのだろう。
    ジェイソンと同様、読み手もどうなってるのかわからず翻弄される。
    後半の展開も凄まじい。何人も自分がいるって恐ろしい。

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    2018年03月27日
  • パインズ ―美しい地獄―

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    パインズという町で記憶消失の男が目覚める。彼は病院に送られじょじょに記憶を取り戻すのだが・・・住人の不可解な行動に疑問を持つ彼は、協力者を得て町の謎を暴こうとするのだった。パインズの正体を知ればあなたは驚愕すること間違いない、壮大な結末には圧倒される。

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    2018年03月06日
  • ラスト・タウン―神の怒り―

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    「パインズ」「ウェイワード」に続く三部作完結篇。映像を見ているかのようなディテールの細かな描写で凄惨なシーンのオンパレード。でも愛やら家族やら生きることへの意味やらも物語に織り込んであり、満足度100%でした。でも〜、どうしてもその後がまだ読みたい。ラストネタバレになるので書かないけど、続き読まずして完結とは言えない読者の我儘をいずれ叶えて欲しいです!

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    2016年02月16日
  • ウェイワード―背反者たち―

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    パインズに続いて、読み進めた。
    こちらもドラマと異なる展開。登場人物からして違う。
    ラストは続編を出すための布石でしか無い。

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    2015年10月06日
  • パインズ ―美しい地獄―

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    たまたまドラマを見て原作を探しました。
    怖い。
    なんていうか、どこまで自分の記憶を信じるか、そもそも生きてるのかどうなのかもあやふやになりそうなこの感覚がほんとに怖い。

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    2015年09月25日
  • ラスト・タウン―神の怒り―

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    ネタバレ

    この2~3ヵ月の間、テレビ・書籍で僕を魅了し続けた
    ウェイワード・パインズ。小説版とドラマ版で同じだったのは初期設定
    だけで、ほぼ別の物語だった。ドラマのまとめ方があまりに秀逸であっ
    たが故に、小説がどういう落とし方をしてくるのか少々心配していたの
    だが、どうやら要らぬ心配だった模様。

    とにかく、最近のSFパニックサスペンスの中では抜きんでて強烈な内容。
    迫り来る恐怖だけでなく、人間のいちばん正直でいて醜悪な部分が丹念
    に描かれているため、読中に何度も心がキリキリ痛む。底冷えするよう
    な恐怖、とでも言うべきか・・・。

    そしてラストは、こちらも驚愕の内容。
    ただ、ドラマ版よりもこちらの方がま

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    2015年08月20日
  • ラスト・タウン―神の怒り―

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    三部作がついに完結。この三部作は内容については余り多くは触れられないが、急展開に次ぐ急展開の驚愕の物語だった。

    『パインズ』を読み始めた時はスパイミステリーかと思ったのだが、『ウェイワード』は一転、SFのような展開になり、そして、完結編の本作では…

    『パインズ』の感想にも書いたが、作品の雰囲気が『ツイン・ピークス』に似ていると思ったら、著者は『ツイン・ピークス』にインスパイアされて書いた作品のようだ。読み終えてみると、雰囲気は『ツイン・ピークス』だが、ストーリーはリチャード・マシスンの『地球最後の男』に似ている。

    完結編ではさらなる驚愕の展開を期待したのだが、まあ普通の無難な結末で、少し

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    2015年08月15日
  • ウェイワード―背反者たち―

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    パインズ3部作の第2部。
    あらすじは,第1部のネタバレになるので書けませんが,今回も怒涛の展開で,次作でどう決着つけるのか期待です。

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    2015年05月29日
  • ウェイワード―背反者たち―

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    「パインズ」の続編。終末後の世界で人間が生活している唯一の村で起きた殺人事件を追う話。主人公は今では保安官となり家族一緒に生活している。村を造った人物から殺人事件の捜査を指示された主人公は、反乱軍たちの存在を知る。支配する側とされる側の間にはさまれ悩む主人公の様子がよく描かれていてよかった。まだ続くのかな。先も読みたい。気になる。

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    2015年04月21日
  • パインズ ―美しい地獄―

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    奇妙な町の描写にドキドキし、自分のおかれた状況と戦い続ける主人公にワクワクさせられる作品。
    中盤から終盤あたりで驚くべき事実があきらかになり、奇妙な状況に説明がつけられる。
    なるほど、とは思う反面、SF的展開ではない方向性で話をまとめていたら(実際できるかはともかく)、どうなっていただろう、と考えてしまう。

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    2014年05月02日
  • ダーク・マター

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    アメリカの作家ブレイク・クラウチのSFスリラー作品『ダーク・マター(原題:Dark Matter)』を読みました。
    ブレイク・クラウチの作品は7年くらい前に読んだ『パインズ―美しい地獄―』以来なので久し振りですね。

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    問題作『パインズ』著者の最新刊!

    見知らぬ男に殴り倒され、気を失ったジェイソン・デッセン。
    目覚めると、彼の人生は一変していた……。
    ソニ・ピクチャーズ映画化
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    2016年(平成28年)に刊行された作品です。

    大学教授のジェイソン・デッセンは、若い頃、物理学者として将来を期待されて

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    2024年04月07日
  • ダーク・マター

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    ネタバレ

    パラレルワールド。
    意味不明になる一歩手前でギリギリ持ちこたえた感じ。
    一つの世界に大量のジェイソンを残していくとかかなりのギャグ展開だけどそこは深く考えてはいけないところ。
    シンプルにジェイソン2号を倒して家族を取り戻すっていう話で良かったんじゃ?

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    2019年09月30日
  • パインズ ―美しい地獄―

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    途中、昔みた映画「トゥルーマンショー」を思い出してしまった。
    話のオチも雰囲気も全然違うのだが、そんな瞬間がある。
    共通点は監視だからであろうか。

    途中でてくる、ジュラシックパークの一節。
    「人類が明日滅亡しても、地球は気づきもしない。」
    2秒ぐらい手を止めて考えた。

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    2018年08月15日
  • ダーク・マター

    まあまあかなあ

    あまり期待しないで読むと、それなりに楽しめるかも。

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    2018年04月15日
  • ダーク・マター

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    本屋で平積みなっていたし、帯に読み始めたら止まらない…という一昔前のカッパエビセンみたいなことが書いてあったのでちょっと気になって手に取ってみました。SF?と読み始めて思いました。

    あの時ああいう選択をしていたら…と思うときは多少ありますが…いかにせん凡人の自分は過去に戻って分岐したところでさほど変わらない人生を送ってそうな気もする。が、どうだろう…?もう一人の自分が話が通じればいいだろうけど通じなかったら怖いなぁ。トワイライトストーリーって昔のアメリカテレビ番組のドッペルゲンガーって回を思いだしました。アレも怖かった。(見せてくれたの、英語の先生なんですけど今思うとあの先生はSF好きだった

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    2018年01月26日
  • ダーク・マター

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    ネタバレ

    もう一つの選択肢を選んだ自分はどうなってただろう?そんなことを思うことがあるけど、文中にある通り、その一つ一つの選択肢を選んだ私こそが私を作ってる。それが私。ん〜そんでその後の自分で考える時間を大切にしたい作品。

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    2018年01月05日
  • ダーク・マター

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    パラレルワールドが混じりあう奇妙な世界。ジェイソンがパラレルワールドのジェイソンと入れ替わる。元に戻そうとする(主人公視点の)ジェイソンであるが、別の並行世界のジェイソン(ややこしい!)も表れて、なかなか元に戻せない。さて、この物語の自分なりの解釈をすると、誰でも人生の中で幾多の選択をしてきただろう。「もし、あのとき、ああしておけば…」と思った人は多いと思う。別の人生を想像するのは構わないが、幸せなのはあくまでもこの世界に生きることなのだと示唆している。作中でも、ジェイソンは自分の居る世界ではない場所で生活しても構わないのに、自分の世界に戻ろうとして殺されそうになったり、妻が死んだり、散々な目

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    2017年12月22日
  • ダーク・マター

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    「仕掛け」自体は使い古されたものだけど、新しい変化もありとても新鮮なものにしている。日常的なしかし貴重な人間関係を見直してみる、という展開は好感が持てた。
    ミステリ系の三部作でブレークしている。そちらも読んでみたい。

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    2017年12月13日
  • ラスト・タウン―神の怒り―

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    内容(「BOOK」データベースより)

    保安官イーサン・バークの告発が引き金となって、町を外界と隔てるゲートは開け放たれた!異形の生き物が群れをなしてなだれ込み、人びとに襲いかかる。凶暴な牙と爪!血塗られた町を飛び交う恐怖の叫び!イーサンは住民を組織して、怪物たちや町の創設者に立ち向かう。だが、仲間は次々と怪物の餌食に…。人類最後の町の未来はいかに?『パインズ』『ウェイワード』に続く三部作の完結篇!

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    2017年11月16日