ブレイククラウチのレビュー一覧
-
購入済み
寝不足をどうしてくれる!?
初めての作品なのでこれだけを買い、残った予算で他の本を買ってしまった。そうすれば後悔は最小限に止められると思ったからだ。結果としては、選択の間違いが起きたわけだが、それどころか、今日は寝不足であくびばかり出て困っている。今回のカードの締切日が過ぎたら、すぐにでも二作目三作目を買うことにしよう。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ「ダーク・マター」と言う物理学の謎に迫るようなタイトルだったので、取っつきにくい作品かと思ったんですが、いい方向に期待を外されました。富士急ハイランドのジェットコースター程では有りませんが、花やしきのジェットコースター程度のハラハラドキドキ具合。帯にアンディ・ウィアーの「ページをめくる手が止まらなかった!」と言うコメントが載っていましたが、その通りでしたね。一気読みしてしまいました。
結末に近くなって、物語は複雑化の様相を帯びます。言ってしまえば、同時に複数の状態を取ると言うシュレディンガーの猫がジェイソン自身に起きてしまったわけです。シュレディンガーの猫の場合は、状態を観察してしまうと、それまで保たれていた複数の状態が壊れて一つの状態に収束するんですが、ジェイソンの場合は、薬でリミッターが外れているので、同時に複数の状態を保ちうるので、そんなややこしい事になってしまうんですね。
回収されない伏線がありませんか?ジェイソンが逃げる時に助けてくれた女性ですが、後からやっぱりシュレディンガーの猫になって出てくると思っていたんですが、出て来ませんでしたね。あの思わせぶりな表現はなんなんだ?
結末は、ちょっと微妙ですが、ジェイソンがシュレディンガーの猫になってしまっているので、あれで収束させるしか無いのかな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこの2~3ヵ月の間、テレビ・書籍で僕を魅了し続けた
ウェイワード・パインズ。小説版とドラマ版で同じだったのは初期設定
だけで、ほぼ別の物語だった。ドラマのまとめ方があまりに秀逸であっ
たが故に、小説がどういう落とし方をしてくるのか少々心配していたの
だが、どうやら要らぬ心配だった模様。
とにかく、最近のSFパニックサスペンスの中では抜きんでて強烈な内容。
迫り来る恐怖だけでなく、人間のいちばん正直でいて醜悪な部分が丹念
に描かれているため、読中に何度も心がキリキリ痛む。底冷えするよう
な恐怖、とでも言うべきか・・・。
そしてラストは、こちらも驚愕の内容。
ただ、ドラマ版よりもこちらの方がまだ救いがあるかもしれない。
原作のブレイク・クラウチはもちろんのこと、すばらしい翻訳を披露し
てくれた東野さやか氏に大きな拍手を。
ウェイワード・パインズ、ここにて終結! -
Posted by ブクログ
三部作がついに完結。この三部作は内容については余り多くは触れられないが、急展開に次ぐ急展開の驚愕の物語だった。
『パインズ』を読み始めた時はスパイミステリーかと思ったのだが、『ウェイワード』は一転、SFのような展開になり、そして、完結編の本作では…
『パインズ』の感想にも書いたが、作品の雰囲気が『ツイン・ピークス』に似ていると思ったら、著者は『ツイン・ピークス』にインスパイアされて書いた作品のようだ。読み終えてみると、雰囲気は『ツイン・ピークス』だが、ストーリーはリチャード・マシスンの『地球最後の男』に似ている。
完結編ではさらなる驚愕の展開を期待したのだが、まあ普通の無難な結末で、少し期待外れだった。 -
Posted by ブクログ
アメリカの作家ブレイク・クラウチのSFスリラー作品『ダーク・マター(原題:Dark Matter)』を読みました。
ブレイク・クラウチの作品は7年くらい前に読んだ『パインズ―美しい地獄―』以来なので久し振りですね。
-----story-------------
問題作『パインズ』著者の最新刊!
見知らぬ男に殴り倒され、気を失ったジェイソン・デッセン。
目覚めると、彼の人生は一変していた……。
ソニ・ピクチャーズ映画化
-----------------------
2016年(平成28年)に刊行された作品です。
大学教授のジェイソン・デッセンは、若い頃、物理学者として将来を期待されていたが、結婚して家庭を持つことを選び、研究の道は諦めて二流大学で教えていた……愛する妻ダニエラと息子チャーリーとともに幸せに暮らしており、自らの決断に後悔はしていないけれど、別の道を選んでいたらと 考えることはあった、、、
ところがある日、何者かに拉致され薬を注射されて気を失い、目が覚めるとそこでは自分は結婚しておらず、画期的な装置を発明して物理学者として成功を収めている世界だった……そして、妻ダニエラも独身で、新進気鋭の芸術家として活躍していた。
”もう一つの人生"に連れ去られたジェイソンは、本当の家族の元に戻り、最も恐ろしい敵……つまり自分自身から家族を救うため、苦難の旅に出る……。
パラレルワールドを流離うことになった男ジェイソンの物語であり、ジェイソンとその妻ダニエラ、息子チャーリーの愛の物語でもありましたね……パラレルワールドの自分が別のパラレルワールドへ行く装置を造り、その世界の自分と入れ替わり、人生そのものを入れ替えようとする、、、
怖いなー そして、もっと怖いのは様々なパラレルワールドから集まってきた数十人の自分が同時に存在するシーン……絶対、経験したいくないですよねー 過去の自分の判断により分岐した別の世界なんて、見たくもないし、知りたくもないけど、SF作品のテーマとしては面白かったですね。 -
Posted by ブクログ
本屋で平積みなっていたし、帯に読み始めたら止まらない…という一昔前のカッパエビセンみたいなことが書いてあったのでちょっと気になって手に取ってみました。SF?と読み始めて思いました。
あの時ああいう選択をしていたら…と思うときは多少ありますが…いかにせん凡人の自分は過去に戻って分岐したところでさほど変わらない人生を送ってそうな気もする。が、どうだろう…?もう一人の自分が話が通じればいいだろうけど通じなかったら怖いなぁ。トワイライトストーリーって昔のアメリカテレビ番組のドッペルゲンガーって回を思いだしました。アレも怖かった。(見せてくれたの、英語の先生なんですけど今思うとあの先生はSF好きだったに違いない)
映像映えはしそうな作品だなぁと思いました。ちょっとフェイスオフとかを彷彿させるような。
個人的には最後自分だらけになっちゃう展開がえ?と思ったのと(多次元って説明が万能すぎる)、最後家族で…ってのにそれでいいのかなぁ?と思ったりしました。いや、夫婦は良いだろうけど…モニョモニョ。
まあ彼が新たな世界であの装置を作りだせばいいのかな?
そう言えば買って暫く放置していたらなくなっていたので父が読んでいるのかなぁ?と思ってたらある日父に「二冊買ったから一冊やる」と言われ、いや、お父さん、その一冊は私が買った分ですからぁ!となりました。 -
Posted by ブクログ
パラレルワールドが混じりあう奇妙な世界。ジェイソンがパラレルワールドのジェイソンと入れ替わる。元に戻そうとする(主人公視点の)ジェイソンであるが、別の並行世界のジェイソン(ややこしい!)も表れて、なかなか元に戻せない。さて、この物語の自分なりの解釈をすると、誰でも人生の中で幾多の選択をしてきただろう。「もし、あのとき、ああしておけば…」と思った人は多いと思う。別の人生を想像するのは構わないが、幸せなのはあくまでもこの世界に生きることなのだと示唆している。作中でも、ジェイソンは自分の居る世界ではない場所で生活しても構わないのに、自分の世界に戻ろうとして殺されそうになったり、妻が死んだり、散々な目になる。元に戻ろうとするために苦労するのは、帰巣本能的なもので自分の居場所に固執する意志の強さゆえのものだろう。最終的に戻ろうとするのだから、自分の選択には後悔せずに自信を持てということかもしれない。