三國万里子のレビュー一覧

  • 編めば編むほどわたしはわたしになっていった
    ニットデザイナーのエッセイ。
    現在の日常生活を書いた部分も面白くはあったのだが、そんな素敵な生活をしていない者としては、やっぱりデザイナーだから、美意識が高いんだなあと感心半分、羨ましさ半分。
    しかし、ご自身の子どもの頃や若い頃のことを書いた部分はとても心に残った。その書き方も素晴らしいと思った。
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  • 編めば編むほどわたしはわたしになっていった
    ニット作家の三國万里子氏のエッセイ。
    読みやすく人柄の現れた素敵な文章で彼女の思いが綴られている。
    幼少期の経験、若いころの体験、子供との話など、編み物についてはあまり書かれていなくて、どちらかと言うと彼女がどのように形成されてきたかということが書かれている。
    田舎ののんびりとした環境が穏やかさを、...続きを読む
  • 編めば編むほどわたしはわたしになっていった
    ニットデザイナーの三國万里子さん。
    ニットのデザインも素敵だけど文章も素敵でした。言葉選びが良いです。でももっともっと編み物の話も聞きたかったです。
  • 編めば編むほどわたしはわたしになっていった
    なかしましほさんとの共著で知っていたけれど、ラジオ「飛ぶ教室」に出演されていて、ほっこりした雰囲気と高橋源一郎さんの感想から、興味を持って。

    子どもの頃の記憶を、鮮やかに描いていて、著者はいろいろな時代にまだ住んでるかのようだった。

    装丁のお人形さんは、ロシアの作家さん。この本にぴったりな装い!
  • 編めば編むほどわたしはわたしになっていった
    素敵な作品を生み出す人は
    素敵な言葉を発するんだなぁと
    再確認した。
    彼女が編んだ、縫った作品が
    日常の中に何気なくある人が羨ましいな。
  • 編めば編むほどわたしはわたしになっていった
    1071年生まれ。3歳で祖母より編み物の手ほどきを受け、長じて多くの洋書から世界のニットの歴史とテクニックを学ぶ。「気仙沼ニッティング」および「Miknits」デザイナー。著書に「編みものワードローブ」「うれしいセーター」「ミクニッツ大物編、小物編」など多数。
    本書が初のエッセイ集となる。

    エッセ...続きを読む
  • 編めば編むほどわたしはわたしになっていった
    ミクニッツなどニット作品は知っていたものの、文章がこんなに上手な方だとは知りませんでした。
    日々の何気ない出来事をみずみずしい言葉で表現できる感性が羨ましい。

    風来坊的な「ひろしおじ」に紹介された温泉宿で働くお話の中で、「いつかのための切り札」という言葉があって、あぁ私にもそういうのあるなぁ......続きを読む
  • 編めば編むほどわたしはわたしになっていった
    感想
    アイデンティティの確立。青年期の課題とされるがそれ以降も模索は続く。創作は自分を表現し固定化すること。少し辛いことがあっても進める。
  • 編めば編むほどわたしはわたしになっていった
    ニットデザイナーの三國万里子さん。
    私が勝手に持っていたイメージとはちょっとした違ったけれど

    子育て頑張る優しいお母さん。
    お酒はいける口かも。
    子供の頃からのユニークさや
    好きなものを感じ見つける力は万里子ワールドに生かされている。

    時代があちこち飛ぶので
    万里子さんが子供になったり大人になっ...続きを読む
  • 編めば編むほどわたしはわたしになっていった
    一番初めに書かれていたのが喫煙の話で、一気に印象が…
    そして書いてることも興味が持てなかった…
    もともとこの方を好きな人ならおもしろいのかも?