秋満吉彦のレビュー一覧

  • 名著の予知能力
    とても中身が濃かった。名著から教えられること、今の時代だからこそ教えられることや学ぶべきことがたくさんあると思った。予知能力‥まさに。
  • 名著の予知能力
    ★名著の

    ・名著は現代を読む教科書である

    ・名著の予知能力とは、時代に向き合うことで生まれる普遍性

    ・囲い込みと資本によるコモンの解体
    ex 天然水が商品化されるプロセス

    ・世界を変えるのは、認識か、行為か
    三島由紀夫

    ・敵と共に生きる覚悟こそリベラリズム。野放図な自由ではない。オルテガ
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  • 「名著」の読み方
    語り下ろしという形式をとっているので、著者の言葉は間接的に文章化されているのですが、一読して「この人の言葉は信用できそう」という印象を受けました。

    これはライターや編集者の力量ももちろんあると思いますが、自分なりにその理由を考えてみると、一番大きいのは読書術の本であるにも関わらず「たくさん読むこと...続きを読む
  • 名著の予知能力
    感想
    歴史は繰り返す。細部は変化しているが核の部分はずっと同じ。名著はそこを撃ち抜く。小説だろうと哲学書だろうと。ヒントはそこにある。
  • 名著の予知能力
    「難読名著の読み方」

    自分は伊集院光のファンどころかやや崇拝しているところがある。

    100分de名著のプロデューサーの手による著作で、番組で紹介された名著の背景など語られているが、冒頭の「ハムレット」の件だけでも読む価値はあると、個人的には思う。

    ここでは伊集院が碩学の専門家をうならせる解釈を...続きを読む
  • 「名著」の読み方
    名著の読み方となっていますが、名著との関わり方のほうが正確な気がします。
    しっかり分析しながら読む方法(ABQの方法)や最後は本に委ねることも提案されていました。
    特に「委ねる」は名著だからこその味わい方であるなと勉強になりました。(先人たちも、もがき苦しみながら読み進めた(=委ねた)先に得られた知...続きを読む
  • 名著の予知能力
    金閣寺も、華氏451度も、星の王子さまも、砂の器も…

    100de名著のプロデューサーが企画の舞台裏を話す本

    読んで強烈に思った。やっぱりわらしべ長者だ
    行き当たりばったりでも、目の前のことを頑張ってたらなんとなく道は拓けるんやなと思った

    良い本だったな
  • 名著の予知能力
    タイトルと目次見た段階でのある程度の推測は「結局歴史は繰り返すっていうか、人類は学習しないから同じ事や同じ失敗やらかすから、それが名著に予言として現れてるんだろうな」みたいな先入観で読み始めた。

    まあその予想としては概ね外れてるとは思わないけど、基本的に「プロデューサー目線の100分de名著」をや...続きを読む
  • 名著の予知能力
    「100分de名著」は好きな番組で、今まで見えていた世界が全く違って見えたり、世界を見る目の解像度がグンと上がることに、いつもワクワクしています。タイムリーな内容にビックリすることも多いのですが、1年以上前から準備しているとあり、名著の言葉の持つ力やそれを読み解く方々の眼力に脱帽です。
  • 名著の予知能力
     感情は主観的で知性は客観的であるという普通の見解には誤謬がある。むしろその逆が一層真理に近い。感情は多くの場合客観的なもの、社会的なものであり、知性こそ主観的なもの、人格的なものである。(「人生論ノート」三木清著、新潮文庫)
     普通に読むと逆ではないかと思ってしまう。なぜなら感情なんて個人のものな...続きを読む
  • 名著の予知能力
    100分で名著の関連書籍は他にも触れた記憶があるが
    最近はで過去の内容を振り返る際も、名著と解説者の比重に関して後者のそれが個人的に増してきた感覚で楽しんでいる。

    名著の定義については本著にも、読書キャンペーンの書店配布リーフレットにも多々提示されていたが
    今の自分にとっては「多様な読み方を、時代...続きを読む
  • 「名著」の読み方
    著者が何度も「本を汚しながら」「2度以上読む事」を推奨しています。いい本だったら貸したいし、汚れるのは好きではない自分にとってはなかなかハードルが高かったですが、貸す予定のないものからそれを始めてみると、確かにどんな内容だったか復習する際にわかりやすいと感じました。
    また、「よくわからない」で終わっ...続きを読む
  • 「名著」の読み方
    秋満さんが名著を精読する読書法として確立されたものであり、参考になる部分は多々あるものの、乱読の僕には取り入れるのは無理かと…。思う反面、名著と言われる本であれば、やってみたいかも、です!
  • 「名著」の読み方
    秋満さんのご本としては2冊めだけれども、その肉声を知っている方の本を読むというのは、自分の「師匠」以外では初めての人になります。要は秋満流読書術なのですが、あまたある読書術の本としては、かなり「異色」な本ではないでしょうか。かなり「個性的」と思ったのは、本は「汚す」こと、再読が勧められていること、「...続きを読む
  • 「名著」の読み方
    数ある読書術の本でも触れられているのと似たような内容も多いが、名著(古典)に特化しているのが特徴的。難解すぎて読み終えられないような本との向き合い方を知ることで、咀嚼しやすいやわらかい本ばかりに偏るのを防ぐ手助けになると思った。
  • 名著の予知能力
    大好きな番組である100分で名著の裏側を描いたもの、最初は興味を持って読み進めたが、後半あたりからプロデューサーの持論展開が激しく残念でした
  • 「名著」の読み方
    「100分de名著」のプロデューサーご書いた名著の読み方指南書。

    なるほどと思ったこといくつか

    「武装解除して読む」
    確かに私たちは読みたいところだけ読みたいように読んでいる。

    「毎日5分だけ読む」
    ならやれそう

    「薄い本を読む」
    最初から「カラマーゾフの兄弟」はやめたい

    「自分に届いた手...続きを読む
  • 「名著」の読み方
    「1日5分でいいから読む」は「小さな習慣」でも学んでいたので再確認できました。
    参考になったのは「本は自分に届いた手紙だと思って読んだらいい」、「そこで書かれているすべてが他人事ではなくなる」いうフレーズです。
    本と対話する域には達していませんが、この読み方は試してみます。