秋満吉彦のレビュー一覧

  • 「名著」の読み方

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    読書術の本
    半年ぶりに本に触れようということで先ず読んだ本。いわゆる読書の仕方といえばそうであるが、他では見ない名著ならではの難解さに立ち向かう為の術を記している。更には名著を初めとした本との出会いや繋がりの重要さまで。

    「名著」へのシンプルなアプローチ方法を「名著」と彼の経験から具体的に教えてくれるところに分かりやすさと共感出来るところがある。
    本を読みたいと思わせられる本だった

    カバーと装丁がソフトだけど高級感あって好き

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    2025年11月20日
  • 「名著」の読み方

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    100分de名著の秋満さんの本。以前読んだ「名著の予知能力」から2冊目。秋満さんの本を読むとすっごく本を読みたくなるし、読み返したくなる。そして、キレイに読むのではなく、いっぱい書き込んだり、自分だけの本にしようと思う。
    今回も難しくて断念してきた本を読み返そうと思いました!

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    2025年04月20日
  • 名著の予知能力

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    長く読みつがれてきた名著には人間や社会の本質が描かれている。読みつがれてきた理由がやはりある。でも名著の中でも特に古典は難しくて敬遠しがちになる。

    この本は100分de名著で取りあげた名著の数々について、なぜその名著を取りあげるに至ったのか、どういう社会的な現象との接点があるのか、内容の解説とともに紹介される。

    名著は確かに人間の本質を突いているので予知能力を備えているのだろうけど、未だ人間が同じ過ちを繰り返してしまっている状況はすこし悲しい。人間の性なのだろうけど深刻な状況は繰り返したくない。

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    2025年04月01日
  • 名著の予知能力

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    とても中身が濃かった。名著から教えられること、今の時代だからこそ教えられることや学ぶべきことがたくさんあると思った。予知能力‥まさに。

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    2023年09月18日
  • 名著の予知能力

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    ★名著の

    ・名著は現代を読む教科書である

    ・名著の予知能力とは、時代に向き合うことで生まれる普遍性

    ・囲い込みと資本によるコモンの解体
    ex 天然水が商品化されるプロセス

    ・世界を変えるのは、認識か、行為か
    三島由紀夫

    ・敵と共に生きる覚悟こそリベラリズム。野放図な自由ではない。オルテガ
    熱狂を疑え

    ・社会学は、あなたのせいじゃないと言い続ける学問。岸政彦

    ・純粋経験
    行為そのものになりきること。西田幾多郎

    ・諦めることは分断
    答えが出ることは偏見
    だから問い続けることが大切

    ・ペスト
    ためらうこと。白黒つけすぎないこと。
    内田樹

    ・スピノザ
    「形」エイドスではなく、「力」

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    2023年07月25日
  • 「名著」の読み方

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    語り下ろしという形式をとっているので、著者の言葉は間接的に文章化されているのですが、一読して「この人の言葉は信用できそう」という印象を受けました。

    これはライターや編集者の力量ももちろんあると思いますが、自分なりにその理由を考えてみると、一番大きいのは読書術の本であるにも関わらず「たくさん読むことが大事」とは全く言っていないことじゃないかと思います。

    100分de名著のプロデューサーともあれば、「あの本がすごい」「この本は為になる」と量的に本の魅力を語ることも容易に出来ると思いますが、むしろ同じ本を繰り返し読むことの大切さ、難解な本と何度もぶつかりながら少しずつわからなさを解きほぐしていく

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    2022年08月12日
  • 「名著」の読み方

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    NHK「100分de名著」のプロデューサーが著した名著の読み方指南書。読書会の開催にあたり、一緒に主催する仲間が紹介してくれて購入し一気読み。これを読むと名著をたくさん読みたくなるし、この本の中でも名著が随所に紹介されているので、読みながらテンションが上がる。「本は自分に届いた手紙」という表現がお気に入り。

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    2025年11月24日
  • 名著の予知能力

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     名著とは何か。それは読む者の心に新たな視点や問いを投げかけ、時代を超えて語りかける本だろう。
     その名著を平易な言葉で深い洞察を伝えるにはどれほどの苦労が伴うだろうか。それでも著者たちは筆をとり読者の心に灯をともす。
     本はただ読むだけではない。向き合い、咀嚼し、時には迷いながら理解を深める道具だ。だからこそ読みたい本が尽きることはない。
     名著に触れるたび自分もまた少し未来を予知する力を得られる気がする。

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    2025年01月15日
  • 「名著」の読み方

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     100分で名著、名著を身近にしてくれた。名著は時間を越えた頭脳が溢れており生きる力になる。
     語彙の貧弱さを嘆き読むたび記憶し理解を目指そうと力んできた。聞く読書を楽しむようになり読むとは記憶ではなく感じることであると改めて思う。
     読書三昧の生活を夢見てただひたすらに次の本へと手を伸ばす。理解にこだわらず心を柔らかくして本の世界に浸る。
     名著の扉はいつでも私たちの前に開かれている。読書の果てに見える景色を想いながら今日もまたページをめくる。

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    2025年01月12日
  • 名著の予知能力

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    この秀逸なタイトルに惹かれて購入して読み始めたが、結局期待に十分応える内容ではなかった。名著の魅力そのものというよりも、「100分de名著」のネタ探し、講師探し、企画書づくりに多くの紙面が割かれているため、名著の魅力そのもの、それらのどこが現代社会とリンクしているのかの掘り下げが、薄弱で物足りないという思いを拭いきれない。ただ、著者の名著探索にかける熱量と真摯さは確かに感動的で、「100分de名著」を見たいという気持ちは大いに刺激された。

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    2024年12月04日
  • 名著の予知能力

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    感想
    歴史は繰り返す。細部は変化しているが核の部分はずっと同じ。名著はそこを撃ち抜く。小説だろうと哲学書だろうと。ヒントはそこにある。

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    2024年02月15日
  • 名著の予知能力

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    「難読名著の読み方」

    自分は伊集院光のファンどころかやや崇拝しているところがある。

    100分de名著のプロデューサーの手による著作で、番組で紹介された名著の背景など語られているが、冒頭の「ハムレット」の件だけでも読む価値はあると、個人的には思う。

    ここでは伊集院が碩学の専門家をうならせる解釈を提示する。これを著者は「無知との遭遇」と表現していた。
    伊集院はクイズ番組でも活躍しているが、高学歴の他プレイヤーに比べると、必ずしも博識とはいえない。ではなぜシャープな解釈が可能となるのか。
    おそらく高度な内容を生活実感と結びつけられる地頭の良さによる物なのだろうと思う。
    これは彼のバックボーンで

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    2024年02月10日
  • 「名著」の読み方

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    名著の読み方となっていますが、名著との関わり方のほうが正確な気がします。
    しっかり分析しながら読む方法(ABQの方法)や最後は本に委ねることも提案されていました。
    特に「委ねる」は名著だからこその味わい方であるなと勉強になりました。(先人たちも、もがき苦しみながら読み進めた(=委ねた)先に得られた知見が多くあるからこそ名著になったのかなと思いました)

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    2024年01月14日
  • 名著の予知能力

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    金閣寺も、華氏451度も、星の王子さまも、砂の器も…

    100de名著のプロデューサーが企画の舞台裏を話す本

    読んで強烈に思った。やっぱりわらしべ長者だ
    行き当たりばったりでも、目の前のことを頑張ってたらなんとなく道は拓けるんやなと思った

    良い本だったな

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    2023年12月13日
  • 名著の予知能力

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    タイトルと目次見た段階でのある程度の推測は「結局歴史は繰り返すっていうか、人類は学習しないから同じ事や同じ失敗やらかすから、それが名著に予言として現れてるんだろうな」みたいな先入観で読み始めた。

    まあその予想としては概ね外れてるとは思わないけど、基本的に「プロデューサー目線の100分de名著」をやってる。
    端的にはそういうことだけど、それがつまらないかといえば流石に裏方でもエンターテイナーだなぁと。
    中でも「赤毛のアン」「アルプスの少女ハイジ」「ピノッキオの冒険」は、見下してる訳じゃないけど多分今後手に取らなかった部類の本だと思うが、俄然読みたくなった。
    てか、この番組面白そうだなぁ。配信か

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    2023年09月22日
  • 名著の予知能力

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    「100分de名著」は好きな番組で、今まで見えていた世界が全く違って見えたり、世界を見る目の解像度がグンと上がることに、いつもワクワクしています。タイムリーな内容にビックリすることも多いのですが、1年以上前から準備しているとあり、名著の言葉の持つ力やそれを読み解く方々の眼力に脱帽です。

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    2023年07月31日
  • 名著の予知能力

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    ネタバレ

     感情は主観的で知性は客観的であるという普通の見解には誤謬がある。むしろその逆が一層真理に近い。感情は多くの場合客観的なもの、社会的なものであり、知性こそ主観的なもの、人格的なものである。(「人生論ノート」三木清著、新潮文庫)
     普通に読むと逆ではないかと思ってしまう。なぜなら感情なんて個人のものなのだから主観的に決まっているし、知性は客観的なことについて言及する能力のはずだ。ここには、三木らしいレトリックがある。この言葉のいいかえの部分に注目してみよう。
     客観的なもの=社会的なもの。主観的なもの=人格的なもの。このように三木による定義づけよにって文章を読みかえていくと、本当の意味がわかって

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    2023年07月29日
  • 名著の予知能力

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    100分で名著の関連書籍は他にも触れた記憶があるが
    最近はで過去の内容を振り返る際も、名著と解説者の比重に関して後者のそれが個人的に増してきた感覚で楽しんでいる。

    名著の定義については本著にも、読書キャンペーンの書店配布リーフレットにも多々提示されていたが
    今の自分にとっては「多様な読み方を、時代を越えて見出しうるもの」といったところだろうか。

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    2023年07月23日
  • 「名著」の読み方

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    著者が何度も「本を汚しながら」「2度以上読む事」を推奨しています。いい本だったら貸したいし、汚れるのは好きではない自分にとってはなかなかハードルが高かったですが、貸す予定のないものからそれを始めてみると、確かにどんな内容だったか復習する際にわかりやすいと感じました。
    また、「よくわからない」で終わっていたこともありましたが、メモや問いと答えを考えるって作業をすると、その本の理解が深まるので、ぜひ取り入れたいと思います。
    再読したい本の中でも、これはこんな時に読み返したい本というリストを作っておくと良いかなと感じました。

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    2023年01月29日
  • 「名著」の読み方

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    秋満さんが名著を精読する読書法として確立されたものであり、参考になる部分は多々あるものの、乱読の僕には取り入れるのは無理かと…。思う反面、名著と言われる本であれば、やってみたいかも、です!

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    2022年12月13日