JUANJO GUARNIDOのレビュー一覧

ラストの怒涛の展開に度肝を抜来ました
まさかもう出てこないだろうと思っていた2巻のキャラがラストに出てくるとは思いませんでした

メインキャラよりライオンの作家のチャッドが中心の悲惨な運命的に歯車がどんどんズレといく話でした
ハイエナの弁護士が軽口がわりと好きだっただけに最後は悲しかった

一番お気に入りのシーンは35ページの赤いマントのキャラを追いかけるシーンは遠くにマントの赤い端がうつるシーンから36ページの色鮮やかな1コマは美しかった

黒人差別と白人至上主義のオマージュを肌ではなく体毛で表現していることと一部の体毛の色が伏線になっていたりと獣であることにちゃんと意味があって良かった
救いのなかった結末を最後記者のウィークリーの発言で明るく終わらせてくれたのも良かった

最初の依頼人の亀の人が事件に巻き込まれるのかと思ったがそんなことはなく、原爆やロシアといったもっとダークな話でした
最後の恋愛は報われて欲しかったなと思いました

昔の恋人の死から始まるハードな始まり方で度肝を抜いた
海外のマンガということもありアメリカンジョーク的な言い回しが数多く使われていた