平賀緑のレビュー一覧

  • 食べものから学ぶ世界史 人も自然も壊さない経済とは?

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    ネタバレ

    割と経済史よりの世界史。よくまとまっていると思う。説得力もある。少なくとも私が読んだことのある本についてはまっとうな紹介だった。
    なんか違和感がある。言葉にできるようになるといいのだが。自炊するのは外食より、中食よりいいのだろうか。正直よくわからない。

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    2021年10月22日
  • 食べものから学ぶ世界史 人も自然も壊さない経済とは?

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    思春期の子どもたち、もっと小さい人たちにも、知って欲しい事実。
    なぜいまさらSDGsなどと言われているのか。
    生きることは、食べること。私たちの先祖がどのように生きてきたかを、食べ物を通じて学べる一冊。何を選択するべきか、心に思うことがひとつでもふたつでも増えれば、少しずつ現実の世界は変わっていけるという希望を持ちたい。

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    2021年10月11日
  • 食べものから学ぶ世界史 人も自然も壊さない経済とは?

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    いろいろ考えさせられます~1農耕の始まりから近代世界史ステムの形成まで2山積みの小麦と失業者たち3食べ過ぎの「デブの帝国」へ4世界の半分が飢えるのはなぜ?(植民地支配~1970年代「南」の途上国では)5日本における食と資本主義の歴史(19世紀の開国~1970年代)6中国のブタとグロバリぜーション(1970年代~現在)~てっきり、やせぎすの坊主頭に眼鏡の男だと想像していたのに・・あとがきの「亡き元夫」と見て、「女性だった」・名前が緑だもんなぁと驚いた。地理の授業でも92~93をコピーして読み聞かせました

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    2021年09月22日
  • 食べものから学ぶ世界史 人も自然も壊さない経済とは?

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    農業の発展について資本主義経済の視点からまとめられており、私にとっては新鮮な視点をくれた良本。
    グローバル企業は人々に食料を広く分配した一方で、資本主義社会の中で自分たちの利益追求を追い求め犠牲をうんだ側面もある。負の側面を理解した上での選択が増えると良い。

    つい、都会から離れ地元に帰って新鮮な食材に囲まれて暮らしたくなりました。

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    2021年08月22日
  • 食べものから学ぶ世界史 人も自然も壊さない経済とは?

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    ジュニア新書という偏見を持ちながら読んだものの
    最後は腑に落ちた。必要最低限な食べ物から商業主義でコントロールされ格差や無駄を生んできた歴史。地域ネットワークと一人一人の取り組みでの解決を願う。

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    2021年08月21日
  • 食べものから学ぶ現代社会 私たちを動かす資本主義のカラクリ

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    経済が苦手すぎて途中から脱落しかけたけど、もともとは人や社会を救うものだったはずの経済が、投機による金の亡者的なものになっている印象を受けた。iDeCo始めないと不安、って思ってたけど、私が自分のために投資することで、投資のプロたちはそれが損にならないように運用をして、結果その金が増えることが優先されてその過程で不利益を被る人の存在は見過ごされていく。この社会で生きることはそういう構造的暴力に多かれ少なかれ加担することだ、とすると、iDeCo始めるのもなんかよくないかも、と思い始めた。金が増えれば、それが紛争によるものだろうが飢餓の上にあるものだろうが気にしない、そんなマネーゲームに、本当に人

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    2025年09月03日
  • 食べものから学ぶ世界史 人も自然も壊さない経済とは?

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    穀物は富の蓄積に便利だったので、支配階級に便利な道具としての食糧だったので普及した説。ハンガーマップ。豊かになると脂肉乳製品の多い西洋型の食文化になる。「砂糖の世界史」とも一部オーバーラップするが、歴史を食の観点から紐解くのは面白い。

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    2024年07月09日
  • 食べものから学ぶ世界史 人も自然も壊さない経済とは?

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    「ごはんと世界史」というより「食と”世界経済”の歴史」を紹介する一冊だった。

    狩猟生活から農耕による食の定住生産に変わり、土地の侵略/植民地化という悪行に伴う食とその生産地の搾取が顕在化して、産業革命以降は食が商品化されて資本主義(資本家と労働者に二分される)との結びつきがより顕著になって、今に至るって感じでしょうか。

    確かに食料を特別に大量生産してない地域(日本)で何故フードロスが起こるのかって素朴に生まれるおかしい疑問で、その答えこそが(荒くまとめれば)資本主義といったシステムの存在な訳で、そうなると解決は資本主義という硬く固まりすぎてまともに加工/変化できないシステム/概念の改修であ

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    2023年08月18日
  • 食べものから学ぶ世界史 人も自然も壊さない経済とは?

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    Audible。資本主義社会になってからの資本主義にまつわる歴史が挙げてあり、この本のトピックをもとに掘って周辺知識を付けたい、と思う入り口の書と認識した。参考文献を確認し、その先で参照用に手元に残す書籍を探したい。
    終盤では筆者の意見が述べられていたが、そこは正直惹かれなかった。もう少し掘った意見を期待してしまった。筆者自身も「単純化されている部分もあるかも」と書いているのでその点は自覚されているのかもしれないし、書き足らなかったと思っているのかもしれない。著者のTwitter・ホームページもあるようなのでのぞいてみたが、更新は止まっている。何年か先にさらに深く掘った著書が出るかもしれない。

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    2023年03月25日
  • 食べものから学ぶ世界史 人も自然も壊さない経済とは?

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    ネタバレ

    具体的に「どこの誰がいつ行った何の行動か」を言及せずに「だから資本主義が、グローバル企業が、大資本家が食糧問題を引き起こし深刻化させている」と各章で結論づけるのは、「ファクトフルネス」で言うところの「犯人探し本能」や「ネガティブ本能」であると思う。「ユダヤ陰謀論」に近い印象を受けてモヤりました。

    というのも、資本主義にしろ、グローバル企業にしろ、大資本家にしろ、大多数の人たちは、自分が悪巧みに加担している認識などなく、それどころか、世のため人のために貢献していると信じでいるから問題の根が深いのだと思う。

    例えば、お客様に上質な時間を提供しようとレベルアップに勤めるスタバ店員に向かって「あな

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    2022年09月13日
  • 食べものから学ぶ世界史 人も自然も壊さない経済とは?

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    資本主義と大きく関わっていることが分かりました。
    貿易や緑の革命など、習ったことのある言葉が出てくるので懐かしさがありました。
    歴史の背景を知ると、食べものの見方が少し変わったように思います。

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    2022年08月14日
  • 食べものから学ぶ世界史 人も自然も壊さない経済とは?

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    人類史上切っても切り離せない食べものの問題を通して数世紀に渡る世界経済の歴史を学ぶ。食や農を自然や文化、人間の本能として語るのではなく、現代政治や資本主義経済に向き合うという著者の世界観が展開される。

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    2021年09月26日
  • 食べものから学ぶ世界史 人も自然も壊さない経済とは?

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    東京新聞の書評で面白そうだっので読んでみる

    ジュニア文庫のターゲットは中高生くらい? 昭和の暮らしを知っている大人がターゲットのような気がする

    世界史というよりは資本主義の問題点に視点を当てた経済の解説 植民地支配によって資本主義が拡大した経緯、非支配地域の農業システムが壊された経緯、穀物、油脂、砂糖の市場の拡大と食生活の変化などについて、今まで考えていなかった視点から解説がなされていてとても説得的だった

    他方で、資本主義が拡大する以前の経済状況、特に食べ物の流通システムがどのようなものだったのか、著者が「自給自足」と呼ぶ経済システムにおいて人々はどのようにして食べ物を手に入れていたのか

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    2021年09月21日
  • 食べものから学ぶ世界史 人も自然も壊さない経済とは?

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    食料と経済の相関関係を教科書的にわかりやすくまとめた良書。ストーリーに抑揚が無く頭に残りづらいのが残念でした。

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    2021年09月08日