小泉保のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
シベリウスの交響詩には「レンミンカイネン」「タピオラ」「クッレルヴォ」などフィンランドの神話を題材にしたものが多いです、それらが登場するのが、フィンランドの民族叙事詩「カレワラ」です。
フィンランドは西暦1000年頃からスウェーデンに占領され、1809年からはロシアの支配下になっていました。そんな中、医師のエリアス・リョンロートが、フィンランドの東にあるカレリア地方の農村を訪ね歩いて、優れた伝承詩人から叙事詩を直接聞き取り、まとめたのが「カレワラ」です。「カレワラ」とは「カレワという部族の勇士たちの国」という意味だそうです。この「カレワラ」の出版がフィンランド人の間に自分たちの国の文化遺産 -
Posted by ブクログ
「カレワラ」はフィンランド国民にとって国民的勇者(or 神話・伝承的な人物)の波乱万丈の冒険譚で、「偉大なるワイナミョイネンと愉快な仲間たち」の物語であって、それがフィンランド人のアイデンティティの拠り所ともなっている・・・・・ということを知ったのは KiKi が大学生の頃。 物語としての完成度・・・・みたいな部分ではさほど KiKi の興味を惹かなかったんだけど、この本の訳者あとがきにもあるように、このカレワラに出てくる詩はすべて八音節で強弱の韻を踏んでいる(カレワラ韻律と呼ぶらしい)ということを知った時には、びっくり仰天したものでした。
(全文はブログにて)