ジークリート・ラウベのレビュー一覧

  • 庭師の娘

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    植物が好きで、斬新な庭づくりの才能をみせるマリー。けれど修道院に行くことが決まっていて・・・。マリーは自分の“やりたい”という気持ち、一度しかない人生を“やりたい”ことに費やす覚悟を過ぎていく日々のなかで試される。

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    2013年12月24日
  • 庭師の娘

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    表紙の印象通りの上品な味わい。
    モーツァルトがいいアクセントになっている。
    久しぶりに読んだな~こういうお話v

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    2013年12月06日
  • 庭師の娘

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    庭と音楽と焼きたてのパンにあふれています♪
    ファンタジーでもなく大事件も起きない、静かで淡々と、でも時折きらめく日常物語。
    メスメル夫妻いい人たちですね。「女の子は考えられないとでも言うのかね?」
    こんな人たちが側にいてほしい。こういう大人でありたい。

    ヴォルフガング・モーツァルト少年の生き生きとした描写よ。
    飛んで跳ねていっぱいしゃべって、ペンにインクをぱしゃぱしゃつけて曲を書く姿が目に浮かぶようです。かわいい~。

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    2013年12月01日
  • 庭師の娘

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    タイトルと装丁、物語があまりにもぴったりで、夢中でページをめくった。植物が大好きなマリーが望む生き方と厳しい現実の中をどう生きるか。本人の意志とともに周囲の環境も大切なのかもしれない。きっと庭師のお父さんの影響を大きく受けたのでしょう。もっとお父さんのことも書いてくれたらよかったのになぁと思う。なぜか久しぶりに『秘密の花園』を読みたくなった。

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    2014年05月05日
  • 庭師の娘

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    表紙がとても美しい。
    ああ、こーゆー庭をのーんびり歩けたら気持ちいいだろうなあ。

    才能ある少女とその才を認め、伸ばす手助けをしてくれる大人と。
    目にも鮮やかな花々の色彩と、モーツァルトの軽やかな音楽と。

    そーゆー時代だ、とばかりに自分の気持ちとは裏腹な道を進まされそうな
    少女。だが、本人の悩み具合とは別に、読んでるこっちとしては
    博士の導きを疑うことなく信じていられたので、気持ちよく最後まで安心して読める一冊。
    そーゆー意味ではとても恵まれている少女の話、ともいえる。
    けれど、都合よすぎだろ、という印象は全くない。
    それよりも、少女の草花への愛情や、とある事件で結び付いた青年との
    恋、そし

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    2013年12月12日
  • 庭師の娘

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    庭師の娘マリーのお話。
    マリーは父と同じ庭師になりたいが、父からは修道院に行くよう言われています。
    反対されても、庭師になるため頑張るマリーの姿が印象的な作品です。

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    2013年10月21日
  • 庭師の娘

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    ネタバレ

    18世紀半ばのウィーンという、時代も場所の設定も好みのど真ん中で、しかも作者がウィーンっ子だというのもあって、当時の風俗が活き活きと事細かに描かれており、読んでいる間は至福のひととき。

    少年時代のモーツァルトが登場し、彼が出入りしているメスメル博士のお屋敷の庭師の娘がマリー・フローラ。庭師として非凡な才能を持つマリーだけども、当時の社会では女性の庭師なんてありえないし、そもそもマリーは父の意向で修道院に入る予定。
    崖っぷちに立つマリーだけども、雇い主であるメスメル博士をはじめ、周囲の理解者のおかげで庭師として生きてゆく道筋をたてられるようになる物語。
    これはまさにジングシュピールだと思った。

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    2013年10月04日
  • 庭師の娘

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    舞台は女帝マリア・テレジアが君臨する18世紀半ばのウィーン。 修道院の看護婦になる事を父親に決められた14歳の庭師の娘マリーが、メスメル医師の庭園の植栽を任され造園家の才能を開花させるまでの1年間が暦月で綴られる。季節とともに彩りを変えるさまざまな花や、ウィーンの街角の雑踏の中を歩くマリーの姿が生き生きと描かれる。マリーの花々にメイドのブルジの料理と12才の神童モーツァルトの音楽が加わり幸せな結末への準備が整って行く。厚い本の後のデザートみたいに読むにはいい本でした。

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    2024年06月02日
  • 庭師の娘

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    ネタバレ

    18世紀のウィーンを舞台に、女性の自立を描いた児童文学。主人公が庭師を目指すというところは現代的だけど、そのほかの設定はオーソドックスで、モーツァルト少年が絡まなければ、地味な印象だったろう。当時の人々の服装や生活をきちんと描いているところには好感を持ったし、後味の良い小説で子供に薦めやすいかなとは思う。
     しかし。パン屋の跡取り息子と結婚したら、パン屋のおかみさんとしての仕事が当然あるわけで、(当時としては)前衛的なデザインを売りにし、依頼主の庭を転々とする庭師の仕事と両立できるとは思えず、生活や風景描写がちゃんとしているだけに、その現実味のなさが浮いているように感じられる。そのあたりはいか

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    2016年12月31日
  • 庭師の娘

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    ひさしぶりに海外のYA小説を読んだ。
    というか、時代物だし、ほとんど児童文学といえそう。

    モーツァルトがかかわってくるあたりから面白くなるのだけど、なんともシンプルすぎる内容で、ちょっと肩すかし。

    もう少しモーツァルトが深く内容に関与してくれたらなあ、と思えた。
    さらに、もっとモーツァルトを変人だと想像していたので、純粋な天使少年なので驚いてしまった。

    もちろん子供向けの読み物として、悪くない。
    この時代に、少女の身で新しい発想の庭をつくることとその困難、当時の生活文化を知り、楽しむことができた。

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    2014年08月02日
  • 庭師の娘

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    ウィーンの庭師の娘マリーは草花を愛し、庭師としてすばらしい才能をもっている。時代はモーツァルトが12才の頃。女の子は考える必要がないとされる時代。マリーはメスメル博士、愛するヤーコプのおかげで始めての女性庭師になるのだった。

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    2013年11月04日
  • 庭師の娘

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    庭師になる夢を手にいれることができて、良かった。モーツァルトやオペラについて、知っていたら楽しめるところも多いと思う。
    メスメル博士のような大人が近くにいたらいいなと思った。

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    2013年09月30日
  • 庭師の娘

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    18世紀のオーストリア、庭師の娘マリーは自分も庭師になりたいと思っている。しかし、この時代に女が庭師になる事はとんでもない事で、女は家事をするか、看護師になるか、そのぐらいの選択肢しかなかった。その上マリーの父親は、妻が亡くなってからというもの、ウツ状態になり、マリーは修道院へ入り看護の勉強をすることになっている。
    そんなマリーの見方になってくれるのは、医者のメスメル博士。父親の病気を看てくれる一方で、マリーの庭師の才能に気付き、庭師への道を後押ししてくれる。

    女の将来の選択肢が極端に少なかった時代に、新しい職業を選びとったマリーと、マリーを愛する周囲の人々。幸せな未来に安心感が残る。
    幼い

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    2013年09月16日