さくまゆみこのレビュー一覧

  • シャーロットのおくりもの

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    シャーロットがクモであることに、驚いた。ウィルバーがとても愛らしく、ほっこりする、素敵なお話だった。

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    2018年08月04日
  • エンザロ村のかまど

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    JICAでケニアに渡り、日本式のかまどをアレンジした「エンザロ・ジコ」のほか、天然の浄水装置や御出身地の岩手県遠野の藁草履づくりを伝承した岸田袈裟女史の偉業を学ぶ絵本。娘と触れる夏の一冊。

    かまどができてからの五年間に生まれた赤ちゃんのうち五歳までに死亡したのは135人のうち1人。それまでは7人に1人は死んでいた(熱殺菌の簡易化)という変化は確実に現地社会を変えている。

    世界は広い。課題は山積みだ。

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    2014年08月11日
  • シャーロットのおくりもの

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    タイトルになっている「シャーロット」
    クモだったとは、意外でした。
    小さく賢いクモが、友だちのブタの命を助けます。
    蜘蛛の巣に「たいしたブタ」と文字を書くと、人間たちが「奇跡だ!」と大騒ぎ。
    そんな人間がこっけいです。
    ブタは屠殺せれずにすみますが、クモは卵を産んで死んでしまいます。
    「クモの一生なんて、わなをしかけたり、羽虫を食べたりの、さんざんなものなの。あなたをたすければ自分の一生が、ちょっとはましなものになると思ったのかもしれないわ。」

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    2014年04月24日
  • シャーロットのおくりもの

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    ジョン・アーヴィングの小説『第四の手』の中で重要な小道具として登場していて気になっていた本。シャーロットって女の子なのかと思いきやなんと蜘蛛!児童書に蜘蛛!しかしなんとまぁ、聡明な蜘蛛!ハムにされそうになっているブタのウィルバーを救う為にあの手この手を尽くすシャーロット。児童書で蜘蛛をこんな魅力的に書いた作者は凄い。2011/504

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    2013年10月16日
  • シャーロットのおくりもの

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    表紙の女の子がシャーロットだと勝手に勘違いしていたので、読み進めてこけました(笑)

    子どもが少し大きくなってきたので、児童文学に興味を持ちはじめて読んだ作品。
    名作とされるだけあって、非常に内容豊かな作品。命の大切さ、友情、言葉に出すと陳腐だけど、それがイキイキと描かれている。児童文学は子供のためだけのものでは無い事を知った。

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    2013年04月25日
  • エンザロ村のかまど

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    こんなすてきな日本人女性がいるなんて、なんて嬉しいことでしょう。
    こういう人に私もなりたいです。
    地に足のついた支援、地元の人が自分たちの手で動けることの大切さ、
    小さなことが大きな結果を生む。
    竈にしろ草履にしろ日本の知恵が生かされていることに感銘を受けました。

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    2012年10月05日
  • シャーロットのおくりもの

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    ネタバレ

    クリスマスに食べられてしまう子豚のウィルバーを救うために、クモのシャーロットが知恵を絞って助けます。

    シャーロットが豚小屋の入り口にクモの糸で「素晴らしいブタ」と書いてくれたお陰で、ウィルバーは奇跡のブタとして品評会で1位に選ばれ、食用になることから免れます。
    しかしシャーロットは卵を産んで力尽き、品評会場にあるブタ小屋で一人死んでしまう。
    悲しみながらもウィルバーはその卵を助け、シャーロットの子供たち、そのまた子供たちと毎年友達になるのです。


    シャーロットの賢さ、ウィルバーの無邪気さ、同じ小屋に住む羊やガチョウ、ネズミの日常、そして発育不良で生まれた時にウィルバーを助けてくれた人間の女

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    2013年02月06日
  • シャーロットのおくりもの

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    ネタバレ

    ゆたかな農場の描写がほんとうにいきいきしてて、乾いた干し草のにおいがしてきそうなくらい。こぶたの愛らしさ、シャーロットのなんともいえない気品や賢さ、農場の動物たちの愛嬌なんかが、全体の雰囲気を楽しいものにしてるけど、一番のテーマはたぶん「生きるということと、死ぬということ」。あと、友情とか、成長とか、普遍的なテーマがすごく自然に盛り込まれてる。
    この邦題がすごくぴったりだとおもいます。いい作品だなあ、としみじみ。

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    2012年06月27日
  • エンザロ村のかまど

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    子ども向けの絵本だけど、最高に面白い。日本人がケニアの村に安全で便利なカマドを伝える話だけど、アフリカの人たちの暮らしやどの様にその生活が変わったかもよくわかった。
    素晴らしい仕事だと思った。ぜひぜひ沢山の人に知って貰いたいお話しです。何処かで見つけたら一読をオススメします。

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    2012年03月17日
  • エンザロ村のかまど

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    アフリカ、ケニアの話。
    アフリカ子どもの本プロジェクトの発足のきっかけとなった絵本。

    日本のかまどの技術で、水を蒸留させて、感染症などの防止に役立ったことや、わら草履を伝えたりしたこと(これも感染症の予防に一役かったらしい)

    よく、子どもたちにもわかりやすい内容でよかった。

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    2011年12月28日
  • エンザロ村のかまど

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    ネタバレ

    日本人女性、岸田袈裟さんがケニアに「かまど」を普及させたお話。

    当地は、それまで地面に石を組み火をおこして煮炊きしていた。
    このため飲料水を煮沸すれば衛生的だとわかっていても、物理的に不可能だったらしい。

    かまどは、熱効率が良く平行して煮炊きができることから、飲料水の煮沸が容易になり、乳幼児の死亡率が激減。
    もちろん、労働時間の短縮と燃料の節約。燃料の節約は、森林保護という側面ももつ。
    かまどの火を地面より高い位置に設置したことで、調理時の足腰への負担軽減と子供の火傷防止にもなっているらしい。

    かまどは、ケニア各地、近隣諸国へ広がりを見せている。

    岸田さんは、「本当に必要なもの

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    2010年12月03日
  • エンザロ村のかまど

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    娘の6歳の誕生日にプレゼントで頂いた本。小学校中学年以上を対象にした本であるが、絵がとても細やかでわかりやすく描かれてあり、アフリカ、西部ケニアでの人々、住居、生活の様子に夢中で絵を見ている。日々の生活をどうやって改善していくか、自分達で何を工夫していくか、食と水をめぐる衛生、安全、健康について考え始めるヒントに満ちた良書。頂いてとても嬉しかった本なので、ぜひ誰かに贈ってみたくなるお薦め本です。

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    2010年06月18日
  • エンザロ村のかまど

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    単純に便利なものやお金を持ち込むのではなくて、その土地にあわせて、その土地の文化の上で発展していけるように、技術を伝えていこうというコンセプトが素晴らしい。文化の上書きではなく、その地に見合ったやり方での伝播。かまどや浄水の技術は、より現地でつかいやすいようにアレンジされながら、人々の生活を豊かにしていくでしょう。

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    2010年06月05日
  • エンザロ村のかまど

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    日本の昔の生活の知恵がはるか彼方の地で生きています。挿絵を描かれた沢田としきさんのご冥福を祈って、再読。

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    2010年05月06日
  • スティーブン・ホーキング

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    絵本であって小説のようだった。
    ALSという難病を患いながらも余命宣告の30倍以上も長く生き、絶えることなく研究をした。
    なんて凄い人なんだろう。

    高校生の時、数学の担任の先生が3次元のグラフに時間の軸が入ったら4次元が出来上がる。
    人類がブラックホールを解明して操れるようになれば、ドラえもんの世界も夢ではない。
    と話してくれた。
    あれからうん十年。
    今でもその話を信じてる。

    そういうことだよね?
    スティーブンさん⭐︎

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    2025年03月07日
  • シャーロットのおくりもの

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    動物と話すようになった をお母さんが心配するあたりとか、河合隼雄先生が墨つけるのにも納得って感じだった。結構昔のだけど結構面白かったな。絵で微妙に敬遠してたけど(劇画調を感じる絵にはそれなりの時代観の話が乗り、大抵の場合俺はその盛り上がりに乗れないから)、話は今読んでも意外性もあり良かった。本を開いて袖にさ、クモのシャーロットがブタのウィルバーを助ける方法を…とか書いてて意味がわからなかったのも今まで読まなかった要因のひとつなんだよね。表紙の中央に女の子いるのに主人公じゃないことある?って思って。本当に納得いかなくてなんだか見てたら腹も立ってきて、だから物語っぽいのになかなか読めなかった。じゃ

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    2024年12月10日
  • エンザロ村のかまど

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    娘の選書。
    ちょっと文字数多めで長いけど、面白かったな。日本の人が、日本の知恵が、海外での暮らしをこんなに豊かにしてくれていたなんて。
    最新の機器じゃなくて、現地にあるもので、現地の人が作れて使えるもの。
    なんでもかんでも新しいものが良いって訳じゃない。
    日本にいると忘れてしまう大切な事に気づかされた。

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    2023年05月05日
  • エンザロ村のかまど

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    ケニアから離れた村、エンザロ村。そこに行ってみると、岸田袈裟さんという女性が村の人たちの役に立つカマドや、ある事やある事を教える活動をしていました。
    やがてそれは隣り村、隣り村へと広がっていくのです。
    アフリカで実際に活動されている方を絵本に仕立てた本。日本の昔ながらの知恵が、アフリカの物のない村人たちの命を救っている。
    こう言う方達には頭が下がります。本当にすごい。(図)

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    2023年04月12日
  • わたしは夢を見つづける

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    アメリカの現代を代表する児童文学作家であるジャクリーン・ウッドソンの自伝的小説。散文詩形式の物語。ここ最近、たまたまかこういう散文詩形式の児童文学、YA小説を手に取る機会が多い。『詩人になりたい私X』も散文詩形式でブラック・ライヴズ・マターについてかかれたものであった。散文詩形式のため、読みやすいが孕んでいるテーマは考えさせられる。

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    2021年10月28日
  • シャーロットのおくりもの

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    数年ぶりに読みました。こんな話だったんだと改めて。

    ”友達がほしい”という純粋な気持ちを持つ一方始めはシャーロットの蜘蛛としての習性を受け入れることが出来なかったウィルバー。自分の友達に親切心のみで手を貸すように見えたものの、自分の一生を少しばかりでもましなものにしたいという思いからウィルバーに手を貸したシャーロット。

    望まれるような純粋なる関係性とはまた違うものですが、この2人の友情は確かなものであったのではないのでしょうか。利害を含まない友情関係が美化され求められることが多いですが、このような思いから始まる友情もいいものですね。

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    2021年09月14日