野々口契のレビュー一覧

笙国花煌演義３～煌めく月は花を恋う～

野々口契

シリーズ最終巻

花琳の立后の儀式を控えた矢先、白慧が突然行方をくらませてしまい…⁉️
ラスト少し巻いてたけどハッピーエンドで終わって良かった⭐️

＃ドキドキハラハラ ＃カッコいい ＃憧れる

笙国花煌演義２～本好き公主、いざ後宮へ～

野々口契

本オタクなところ以外は、どこまでも普通の少女のような花琳。明るく素直で、飾らない。後宮入りしても、秋菊に対しても煌月に対しても、変わらず普通に振る舞う花琳は、実はかなり大物だと思う。
恋愛に対しては鈍そうな二人だったけど、二人とも素直なタチなのであっさりくっついてくれて何より。
相変わらず物騒な雰囲気だけど、花琳と煌月はとても平和で好き。

笙国花煌演義３～煌めく月は花を恋う～

野々口契

花琳は私の好きな、たくましくてしたたかなタイプの女性ではないけど、それとは違った意味で、しなやかで強くて好き。二人のぎこちない恋愛模様も進展して何より。
これで完結かな？

笙国花煌演義～夢見がち公主と生薬オタク王のつれづれ謎解き～

野々口契

予想より甘み成分は少なかったけど、というか、実際のところほとんど甘い雰囲気はなかったけど、面白かった。
煌月の未来に幸あれ。
不穏な雰囲気しかないしんどい宮中で、花琳のノーテンキさと明るさは読んでるこっちも救われた。ので煌月もお側に置いとくといいと思うよ。
続編があるなら、花琳の耳の良さがもっと活躍するといいな。

笙国花煌演義２～本好き公主、いざ後宮へ～

野々口契

問題も解決したので、と後宮に集められた美女たち。
その中の一人に、知り合いが。

という事で、頭恋愛本畑のお姫様が再び登場。
もちろん本を読みふけっているので、前回の事を考え
もしかして…と思ったら、な展開。
確かに、娯楽と言ったら、な感じではありますが。

同じ顔が三人、とはいえ、外見だけなら
結局ばれてしまいそうですが…？？
その前に、周囲も入れ替える予定だったのでしょうか？

笙国花煌演義～夢見がち公主と生薬オタク王のつれづれ謎解き～

野々口契

知られないように嫁ぎ先を目指していた公主は
途中で相手が死んでしまった事を知る。

このお花畑思考回路目線で話は進むのか、と思ったら
早い段階で主人公交代。
いや公主目線もあるのですが、共感以前に
受け付けないというか何というか…。
話自体はミステリー状態で面白かったのですが
公主だけは受け付けないというか何というか。

国として、過去の事、毒と薬。
問題山積みで、頂点に立つ大変さがにじみ出てます。

笙国花煌演義～夢見がち公主と生薬オタク王のつれづれ謎解き～

野々口契

最初はお忍びで嫁ぐ公主の花琳が主人公かなと思っていたが、彼女は恋愛小説に目のない夢見がちな少女であり、作中では客人扱い。
事件の解決に大いに役に立つかと言えば、そこまででもなく。
時折、恋愛小説を読んでいたからこそ分かる視点からのヒントの提供はあったけど、読み終えた印象としては、主役は（タイトルに倣うと）生薬オタク王の方だったなと。
後半はほぼ彼側の視点からの話になるし。
彼が王様だが割と一人で何でもこなしてしまう万能人だし、正直恋愛をしているほど内外が平和でもないので、花琳と何か恋愛的進展をしている場合でもなく。
結局あっさり彼女を手離したので、その点は正直驚いた。
彼女自身は最後まで多少足掻いていた気はするが。
夢見がち公主、その夢は叶わずか。

あくまで毒に関わる陰謀を王様が食い止める話で、陰謀ものとしては面白かった。
恋愛はあくまで二の次で、後半は特に彼女の存在がおまけな感じになっていた気がする。
陰謀に隠された真実とは何か、そしてそれをどう食い止めるのか、その絡み手を楽しむ作品だと思う。
安直に恋愛に走らなかったのは、ある意味潔くて、それはそれでよし、かな。