ひうち棚のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレツイッターで表題作を作者自らアップしているのを目撃して、ずっと気になっていたので本を購入。
よかった。
間違いなく写真を活用している漫画だが、
写真を絵に起こすとき、点描やシンプルな線やから、立ち上がってくるものが、ある。それも、ずいぶん大きいもの。
2009年から2021年までの随筆漫画。
以下、18編読み返しながら、思ったことをメモしてみた。
(ざっくり4分割してみると、幼少期。)
・映画の思い出
・おてがみ
・ひとごと
(青年期。父母。)
・ユートピア ……なんと藤子不二雄A 「まんが道」の高岡に聖地巡礼!
・城山 ……母のだし巻きたまご。
・デジカメ
・父の母
(恋人。結婚。)
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Posted by ブクログ
ネタバレ小学生の女の子とゾンビのおじさん
ゾンビには差別的な響きがあるけど
その子の言う「ぞんび」は
平仮名に聞こえるから嫌じゃないらしい
人は、わからないもには怖い。怖いから嫌う
いつか自分はママから離れるのだろう
だから今だけは、まだ子供でいられる今の間だけ、ママにぎゅっとしてもらいたかった
大人は、これから平和な世界を作っていくのは若い君たちですと言うけど、自分たちの番をスルーして私たちに押し付けないで。今あなたたち頑張って。だめだったら私たち交代するから
差別される、ぞんびおじさんとの話だけど
読んでて好きだったのは
本好きのクチの悪い関西弁の女の子と
初めて、自分の好きな本について
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Posted by ブクログ
ネタバレ孤独なあんずを救ってくれたのは、
同じように孤独なゾンビのおじさん。
ゾンビのおじさんは世間から排斥されて生きているけれど、あんずのまだ幼く純粋な心持ちに救われたのではないでしょうか。
「お前のは、ひらがなだった。」そう言ったおじさんの言葉からそう思いました。
あんずは確かにぞんび!とおじさんに言ったけれど、幼さゆえの発言であり、おじさんもそれをわかっているからこそ怒らなかった。
あんずはあんずで、家族の問題や学校でのいじめが起きたとき静かに見守ってくれた、ぞんびのおじさんのことを大切に思っていたのだと思いました。
それぞれ孤独を抱えても、それを知り支え合う・見守りあえたからこそ2人は生き