ひうち棚のレビュー一覧

  • あんずとぞんび

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    「あぶない方」/「あぶなくない方」
    「川向こう」/「こちらがわ」
    差別的だから「コンシャス」と呼ぼう。
    そのあたりがうまいなと思った。
    最後のスピーチは素晴らしい。

    もう少し、ボリュームや体裁などが児童書に寄っていれば子どもに勧めやすいのに。ターゲットがどこなのかわかりにくい本だなとは思った。

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    2025年08月14日
  • あんずとぞんび

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    読みやすい文書で奇特な言い回しもなく
    あんずちゃんと同年代の子に
    カッコつけてる大人に
    是非読んでほしいと思った


    子どもはおとなが思っているより大人で
    おとなは子どもがおもっているより子供で
    深く考えさせられる一冊でした

    ps.
    表紙買いした自分を褒めてあげたい


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    2025年05月06日
  • 急がなくてもよいことを

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    Twitter(現X)でフォローしているひうち棚さんのコミックを購入。

    絵を味わうという趣の本で、読んでいる間、子供の頃の夏休みの昼下がりみたいな気分になった。静かでなんてことなくて少し気だるい感じだ。

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    2024年03月09日
  • 急がなくてもよいことを

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    ネタバレ

    ツイッターで表題作を作者自らアップしているのを目撃して、ずっと気になっていたので本を購入。
    よかった。
    間違いなく写真を活用している漫画だが、
    写真を絵に起こすとき、点描やシンプルな線やから、立ち上がってくるものが、ある。それも、ずいぶん大きいもの。
    2009年から2021年までの随筆漫画。
    以下、18編読み返しながら、思ったことをメモしてみた。

    (ざっくり4分割してみると、幼少期。)
    ・映画の思い出
    ・おてがみ
    ・ひとごと

    (青年期。父母。)
    ・ユートピア ……なんと藤子不二雄A 「まんが道」の高岡に聖地巡礼!
    ・城山 ……母のだし巻きたまご。
    ・デジカメ
    ・父の母

    (恋人。結婚。)

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    2022年06月06日
  • あんずとぞんび

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    ネタバレ

    小学生の女の子とゾンビのおじさん
    ゾンビには差別的な響きがあるけど
    その子の言う「ぞんび」は
    平仮名に聞こえるから嫌じゃないらしい

    人は、わからないもには怖い。怖いから嫌う

    いつか自分はママから離れるのだろう
    だから今だけは、まだ子供でいられる今の間だけ、ママにぎゅっとしてもらいたかった

    大人は、これから平和な世界を作っていくのは若い君たちですと言うけど、自分たちの番をスルーして私たちに押し付けないで。今あなたたち頑張って。だめだったら私たち交代するから

    差別される、ぞんびおじさんとの話だけど
    読んでて好きだったのは
    本好きのクチの悪い関西弁の女の子と
    初めて、自分の好きな本について

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    2025年10月03日
  • あんずとぞんび

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    ネタバレ

    孤独なあんずを救ってくれたのは、
    同じように孤独なゾンビのおじさん。

    ゾンビのおじさんは世間から排斥されて生きているけれど、あんずのまだ幼く純粋な心持ちに救われたのではないでしょうか。
    「お前のは、ひらがなだった。」そう言ったおじさんの言葉からそう思いました。
    あんずは確かにぞんび!とおじさんに言ったけれど、幼さゆえの発言であり、おじさんもそれをわかっているからこそ怒らなかった。
    あんずはあんずで、家族の問題や学校でのいじめが起きたとき静かに見守ってくれた、ぞんびのおじさんのことを大切に思っていたのだと思いました。

    それぞれ孤独を抱えても、それを知り支え合う・見守りあえたからこそ2人は生き

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    2025年04月24日
  • 急がなくてもよいことを

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    蔦屋書店で、中身がわからない選書ギフト「頑張りすぎの人へ」の中の一冊。
    漫画が入ってることは想定していなかったのでちょっとがっくりしながら読んだ。
    最近は、もうめっきり漫画は読まなくなったので。
    自分では絶対に手にとることがなかった一冊。
    うーん、たまにはいいのかな。

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    2025年01月04日
  • 急がなくてもよいことを

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    Twitterで「おてがみ」を読んでビビッと来、即購入。ただ、結局それが一番好きな話だった。
    つげ義春的な雰囲気も感じつつ、違うのは、こちらはその絵柄の割に悲壮感はない。
    ペンタッチも作品によってまちまちで模索中なのか、作品によって使い分けているのか、よくわからない。
    中盤以降の作品はほとんど或る家族のフォトアルバムを眺めているかのよう。
    もう少し突きつけてくる何かがあるとよかったが、そんなことよりもこの作者は自分の人生をとても愛している感じがして、それは良かった。

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    2023年05月20日